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在宅医のアタマの中が見える! 在宅医療の道しるべ

在宅医のアタマの中が見える! 在宅医療の道しるべ
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筆頭著者 横林 賢一 (著)

ほーむけあクリニック院長

金芳堂

電子版ISBN

電子版発売日 2024年6月12日

ページ数 136

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7653-2001-6

印刷版発行年月 2024年5月

DOI https://doi.org/10.50910/9784765320016

書籍・雑誌概要

在宅医療を始める医療従事者のために,お金のこと,人材の確保,患者さん・ご家族からの質問への対応など,「一体どうすればいいの?」と戸惑う人も多いと思います.そのような中で本書では,著者の経験に基づいたノウハウを広く深く教えます.在宅医療の全体像や押さえておくべきポイントについて理解しやすい内容としたため,在宅医ならではの患者への寄り添い方なども頭に入りやすく,肩ひじを張らずに読める温かい一冊です.

目次

はじめに

第1章 在宅医療ことはじめ(実務に役立つ情報)
1 訪問診療と往診の違い
2 在宅医療の開業のスタイル:1人医師、複数医師、外来と併設、在宅専門
3 ソロ開業でもすべての臨時往診依頼に対応しないといけないのか
4 スタッフの集め方
5 在宅医療って儲かるの?
6 在宅医療専門医の資格はとったほうがよいの?
7 訪問診療開始となる2つのパターン
8 定期訪問診療はドリフのいい湯だな
9 患者さんのお家で探すもの~在宅医療のCGA~
10 置き薬
11 介護サービスはほどほどに~過ぎたるは及ばざるが如し~
12 有床診療所という選択肢
13 できたほうがよい手技
14 発熱時の対応
15 看取りの作法
16 現実的な予後予測の方法

第2章 在宅医療ならではのトピック(在宅医療の現場でよく議論されること)
1 「自分らしさ」とか「寄り添う」とか
2 “頑張らない”を許容する
3 食べられなくなったら点滴をするのか
4 独居でも自宅で最期を迎えられるか
5 リハビリの目的
6 本音と気遣いの間
7 患者さんが幸せを感じるとき
8 在宅医療のキーワードは和解
9 最期の瞬間に立ち会わなくてもよいのか
10 AD(事前指示)からACP(人生会議)へ
11 いずれ来る死に備えない
12 民間療法について尋ねられたら
13 あとどのくらい生きられますかと聞かれたら
14 願いのオーダーメイド
15 在宅医療の枠を超えて

第3章 在宅医療専門医に求められる能力(在宅フェローの学びの記録から)
1 ポートフォリオとは
2 認知症:個別性を重視した認知症終末期ケアの実践
3 悪性腫瘍の症状管理:コントロールしやすい症状、難しい症状
4 疼痛管理:疼痛コントロールの大まかな考え方
5 高齢者のポリファーマシー:薬は足し算より引き算
6 意思決定支援:ALS患者の胃瘻造設の選択
7 摂食・嚥下障害:最期まで口から食べるために
8 医療保険制度:全国在宅医療テストの実施
9 多職種連携:地域ケア会議の実践
10 呼吸不全患者への対応:ICFに基づいた呼吸リハビリテーション
11 入院適応:短期間の入院を繰り返すという選択肢
12 複雑事例への対応:生物・心理・社会モデルを用いたアプローチ
13 家族ケア:家庭内の意見不一致への対応
14 地域づくり:認知症初期集中支援チーム
15 難病制度:在宅医療の5つの呪文
16 振り返りのススメ

コラム
初回訪問はいつ行うべきか/紹介会社/ChatGPT①/LGBTQ/性の多様性と在宅医療①/LGBTQ/性の多様性と在宅医療②/ChatGPT②/東日本大震災/もしバナゲーム

あとがき
索引
プロフィール