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非専門医による甲状腺疾患・糖尿病外来診療の実際
筆頭著者 伊賀 幹二 (編著)
金芳堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年6月14日
ページ数 172
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-7653-1840-2
印刷版発行年月 2020年9月
書籍・雑誌概要
本書は「非専門医の視点から甲状腺疾患・糖尿病外来診療の到達目標を明らかにする」というコンセプトに基づいた、非専門医による専門領域の本になります。
目次
その1 甲状腺疾患
甲状腺非専門医としての私の到達目標
症例01 6ヵ月のMMI治療にもかかわらず甲状腺機能が正常化しなかったバセドウ病の26歳女性
症例02 β遮断薬により症状がマスクされていたバセドウ病の87歳女性
症例03 発作性心房細動を契機に発見された一過性甲状腺中毒症の39歳男性
症例04 味覚異常からバセドウ病と診断された40歳男性
症例05 亜急性甲状腺炎後に一過性甲状腺機能低下を呈した31歳女性
症例06 出産後に一過性の甲状腺機能低下を来した29歳女性
症例07 心不全で来院し,ヨード摂取が原因と思われる甲状腺機能低下症を合併していた57歳女性
症例08 FT4が正常であるが,TSHは10μIU/mL以上で大きな甲状腺腫をもつ32歳女性
症例09 検診で甲状腺腫大を指摘され機能低下であった60歳女性
症例10 発作性心房細動での受診時にスクリーニングとして測定したTSHが高値であった80歳女性
症例11 初診の診察で硬い甲状腺腫を指摘された86歳女性
症例12 頸動脈超音波像から橋本病と診断された陳旧性心筋梗塞の既往の70歳男性
その2 糖尿病
糖尿病非専門医としての私の到達目標
症例01 間食の増加とともに血糖とHbA1c値が徐々に上昇してきた80歳女性
症例02 冠動脈血管形成術後でHbA1cが7%前後のメタボリック症候群の63歳男性
症例03 ランタス投与中だが血糖のコントロールが不良な71歳男性
症例04 長期経過観察でHbA1cの動揺が激しい79歳男性
症例05 運動量,食事量,体重も変化ないにもかかわらず,空腹時血糖およびHbA1cが5ヵ月で徐々に上昇してきた66歳男性
症例06 急速な体重減少と口渇感を主訴として来院した54歳男性
症例07 体重減少と口渇感を主訴として来院した67歳男性
症例08 本年度検診で,1年前6.6%であったHbA1cが11.1%と著明な上昇を指摘され来院した60歳男性
症例09 仕事がら食事療法が不可能な,不安神経症で薬物服用中の59歳女性
症例10 長期服用していたSU薬を中止し,現在HbA1cが7.5~8.0%の84歳女性
症例11 合併症のない80代前半の2型糖尿病の男性-薬の選択は-
症例12 認知症により血糖コントロールがきわめて悪化してきた85歳女性
Column
TSHレセプター抗体について
生活習慣への介入
空腹時血糖の判定の際の注意点
シックデイルール
ペットボトル症候群
ネガティブ・ケイパビリティ