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いつも同じ便秘薬を処方するあなたへ エキスパートが贈る 便秘薬との向き合い方

いつも同じ便秘薬を処方するあなたへ エキスパートが贈る 便秘薬との向き合い方
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筆頭著者 内藤 裕二 (編著)

金芳堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年8月2日

ページ数 184

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7653-1799-3

印刷版発行年月 2019年11月

DOI https://doi.org/10.50910/9784765317993

書籍・雑誌概要

「たかが便秘、されど便秘」。便秘について勉強しよう。便秘への理解を深め、便秘薬の使い方がわかる一冊。
便秘は、あらゆる病院や診療所で遭遇する極めてありふれた疾患です。また、超高齢社会になり、便秘で悩む人が増えてきています。近年、便秘薬の新薬も発売され、ガイドラインも発表され、便秘薬への注目が高まっています。本書は、便秘への理解を深めるために、エキスパートが便秘や便秘薬について解説します。また、具体的に、慢性便秘症・便秘型過敏性腸症候群・大腸憩室症・狭心症・高血圧症・弁膜症・糖尿病・甲状腺機能低下症・CKD・慢性透析・膠原病の全身性強皮症・パーキンソン病・脳梗塞・認知症・消化器外科の術後・肺癌の術後・小児・妊婦・高齢者などの便秘への処方例も紹介。いつも同じ便秘薬を処方するあなたへ、エキスパートによる便秘診療の“今”が詰まった一冊を贈ります。

目次

1章:総論

1.便秘はなぜ起こる?
大便はどのようにしてでき、どのようにして排出されるのか?
便秘の背景因子と原因
便秘はなぜ起こる?

2.日本人は便秘で悩んでいる
便秘の症状
増加する便秘患者数
患者は悩んでいる
便秘の重症度評価、QOL評価

3.慢性便秘症診療ガイドラインを読み解く
便秘症の定義
診断基準
便秘症の検査

4.便秘薬に頼る前に考えるライフスタイル(食・運動など)
食事
運動
排便習慣

5.腸内細菌叢と便秘症
ブリストル便形状スケールからみた腸内細菌叢
粘膜関連細菌叢と便秘症
糞便移植からみた便秘症患者の腸内細菌叢

6.便秘薬の分類
慢性便秘症治療薬とエビデンス

①膨張性下剤
カルメロースナトリウム
ポリカルボフィルカルシウム

②浸透圧性下剤
a.塩類下剤
酸化マグネシウム
水酸化マグネシウム
炭酸マグネシウム
b.糖類下剤
ラクツロース
マクロゴール4000(ポリエチレングリコール4000)

③刺激性下剤
a.アントラキノン系
センノシド
センナ・センナジツ
b.ジフェノール系
ピコスルファートナトリウム水和物

④上皮機能変容薬
ルビプロストン
リナクロチド

⑤胆汁酸トランスポーター阻害剤
エロビキシバット

⑥消化管運動賦活薬
モサプリドクエン酸塩水和物

⑦末梢性オピオイド受容体拮抗薬
ナルデメジントシル酸塩

⑧坐剤・浣腸
ビサコジル
炭酸水素ナトリウム・無水リン酸二水素ナトリウム配合剤
グリセリン

⑨造影補助剤
D-ソルビトール

⑩漢方薬
大建中湯
大黄甘草湯
麻子仁丸

7.医師も知っておきたい 薬剤師目線の便秘薬の注意点
便秘薬を処方する前に
薬剤師からみた便秘薬の注意点

2章:私の処方
1.循環器−狭心症・心筋梗塞
2.循環器−高血圧症
3.循環器−弁膜症
4.代謝−糖尿病
5.代謝−甲状腺機能低下症
6.腎臓-慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)
7.腎臓-慢性透析
8.膠原病-全身性強皮症
9.神経−パーキンソン病
10.神経−脳梗塞
11.認知症
12.自閉症関連疾患
13.消化器外科-術後
14.肺癌術後
15.消化器−慢性便秘症
16.消化器−便秘型過敏性腸症候群
17.消化器−大腸憩室症
18.消化器−肝疾患
19.小児科領域
20.妊婦
21.在宅医療
22.緩和医療

索引
編集者プロフィール

コラム
摘便・洗腸、バイオフィードバック療法
慢性便秘と死亡率
慢性便秘と脳心血管疾患死亡
慢性便秘と神経変性疾患
慢性便秘と糞便移植
慢性便秘と大腸癌
おなかの調子を整える食品
慢性便秘とビフィズス菌
慢性便秘と酪酸産生菌
慢性便秘と食物繊維

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