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肝胆膵脾のCT・MRI診断
筆頭著者 村上 卓道 岡田 真広 (著)
金芳堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年8月9日
ページ数 248
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7653-1581-4
印刷版発行年月 2013年10月
書籍・雑誌概要
本書はI部で各種画像検査法を、II部の各論では疾患ごとに読影に必要な基本知識から最新の知見まで漏れなく記載。特に今研究最前線の肝細胞癌はボリュームを増やして力を入れている。病変を見る力、画像の持つ意味の理解、病気の病態を知ることが画像診断には必要であるが、これらをカバーするよう日常診療での有用性に重点を置き、日常よく施行されている検査方法、基本的な疾患を中心に解説した。日常診療に追われる放射線科医、消化器内科・外科の他科の医師など医療関係者はもとより、研修医や医学生をも対象にもお勧めの一冊である。
目次
Ⅰ部 画像検査法
1.各画像検査の長所と短所
2.各検査の比較
3.画像診断のコスト
4.最適な画像検査を行うために:CT撮像パラメータの決定
5.腹部画像診断に必要なMRIの知識
6.肝特異性MR造影剤(Gd-EOB-DTPA造影MRIとSPIO造影MR)
7.造影超音波検査
8.MDCTを用いた再構成
9.被曝低減
Ⅱ部 臓器別疾患各論
1.肝臓
A.肝臓の解剖:Couinaud分類
B.慢性肝疾患に生じる肝腫瘍
C.転移性肝癌
D.その他の肝腫瘍(肝細胞癌・転移性肝癌以外)
E.肝実質性変化
F.肝画像診断における偽病変:血管病変
G.肝外傷性変化
2.胆道
A.胆道系の解剖
B.胆嚢・胆道系腫瘍
C.胆嚢・胆管炎症性疾患
D.胆石・胆管結石
E.その他
3.膵臓
A.膵臓の解剖
B.膵のダイナミックCT
C.膵腫瘍
D.膵臓炎症性疾患
4.脾臓
A.脾臓の解剖
B.脾疾患
CLIP
・被曝低減アルゴリズム
・ボーラストラッキング(Bolus tracking)法
・肝ダイナミックCT における動脈相最適化のポイント
・SPIO 製剤
COLUMN
・MRI 対応心臓ペースメーカー
・T2 shine through
・Gd-EOB-DTPA 造影MRIを用いた肝機能評価
・画像再構成
・Adaptive Statistical iterative Reconstruction(ASiR)
・早期肝細胞癌に関して
・間質浸潤(Stromal invasion)
・早期肝細胞癌の病理の考え方
・FNH like lesion とは
POINT
・動脈相のタイミング
・肝蓄積病(liver storage disease) における肝実質の低濃度
・胆道系の画像診断(超音波ではどこまで見えるか?)
・IgG4 関連疾患