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心臓疾患のCTとMRI 第2版

心臓疾患のCTとMRI 第2版
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筆頭著者 佐久間 肇 (他編集)

その他の著者等 陣崎 雅弘 編集/北川 覚也 編集協力/石田 正樹 編集協力

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64985-8

電子版発売日 2024年11月11日

ページ数 496

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-04985-6

印刷版発行年月 2024年10月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260649858

書籍・雑誌概要

心臓疾患の画像診断の決定版となるテキスト

画像解剖から、CT・MRIの撮影法、各疾患への適応とプロトコール、診断までを網羅した心臓の画像診断の決定版となるテキストの改訂版。この間のモダリティの進化を踏まえて、掲載画像と記載内容を全面的に刷新した。心臓疾患の臨床に携わるすべての循環器科医、放射線科医、診療放射線技師にとって必読の1冊。

目次

心臓の解剖
 1 心臓のcross sectional anatomy
  A 横断像
   1 肺動脈弁レベル
   2 左冠動脈起始部レベル
   3 右冠動脈入口部レベル
   4 大動脈弁レベル
   5 左室流出路レベル
   6 房室弁(三尖弁,僧帽弁)レベル
   7 冠状静脈洞レベル
   8 左心室下壁レベル
   9 後室間溝レベル
  B 冠状断像(coronal像)
  C 矢状断像(sagittal像)
  D 左室短軸断面
  E 左室長軸断面
  F 四腔断面
  G 三腔断面

 2 冠動脈・心筋のセグメント分類
  A 冠動脈
   1 冠動脈のセグメント分類(AHA分類)
  B 心筋
   1 心筋のセグメント分類
  C 冠動脈の心筋への支配領域

 3 心臓弁
  A 房室弁(三尖弁,僧帽弁)
   1 三尖弁
   2 僧帽弁
  B 動脈弁(大動脈弁,肺動脈弁)
   1 大動脈弁
   2 肺動脈弁

撮影編
 1 CT
  A 撮影法と画像再構成法
   1 冠動脈CT
   2 検査法の最近の進歩
   3 心筋パーフュージョンCT
   4 遅延造影CT
    [コラム]dual-energy CTによる心筋評価
  B ポストプロセッシング
   1 冠動脈評価
   2 FFR-CT
   3 心筋評価(心筋パーフュージョンCT,遅延造影CT)
   4 心機能と局所壁運動異常の評価

 2 MRI
  A 撮影法とポストプロセッシング
   1 ベーシックパルスシーケンス
   2 シネMRI
   3 T2強調画像
   4 心筋パーフュージョンMRI
   5 遅延造影MRI
   6 マッピング(T1,ECV,T2,T2*)
   7 血流計測(2D位相コントラストMRIを中心に)
   8 冠動脈MRA
   9 心筋ストレインイメージング
  B 撮影法の最近の進歩
   1 心臓領域の高速イメージング
   2 4D flow MRI

 3 検査の安全性
  A 検査に用いられる薬剤
   1 CT造影剤
   2 MRI造影剤
   3 その他
  B 心臓CTにおける放射線被曝
   1 CTにおける放射線量の評価法
   2 心臓CTにおけるCTDIおよびDLP
   3 心臓CTの被曝による人体影響
   4 心臓CTにおける被曝対策
  C MRIの安全性
   1 MRIの安全性に関する考え方
   2 MRI検査における適応の判断
   3 体内金属やデバイスに関する留意点
   4 条件付きMR対応CIEDs植込み患者への対応

疾患編
 1 慢性虚血性心疾患
  A 概念と治療法の変遷
   1 治療の目標
   2 生命予後改善のための最適な診断・治療
   3 症状改善のための最適な診断・治療
    [コラム]ACSとCCS
  B CT,MRIの適応とプロトコール
  C 冠動脈
   1 狭窄評価
    ①CT
    [コラム]ブリッジ
    ②MRI
   2 冠動脈プラークの評価
    ①CT
    [コラム]dual-energy CTによるplaque characterization
    [コラム]advancement in perivascular fat attenuation
    ②MRI
   3 PCI後の評価
   4 冠動脈バイパスグラフト後の評価
   5 石灰化スコアの意義
  D 虚血と心筋バイアビリティの評価
   1 虚血評価の意義,予後予測
    [コラム]ISCHEMIA試験をどうとらえるか
    ①CT
    ②FFR-CT
    [コラム]HeartFlow? Planner
    [コラム]workstation based computational fluid dynamics
    ③MRI
    [コラム]STICHトライアルと心筋バイアビリティ
    ④局所壁運動
  E グローバルMPRと心筋血流定量計測の重要性
   1 心筋血流予備能と冠血流予備能
   2 グローバルMPRを評価する意義
   3 位相コントラストシネMRIによるグローバルCFRの計測
   4 心筋血流定量計測の重要性
    [コラム]INOCA

 2 急性虚血性心疾患
  A 概念と治療法の変遷
  B 適応とプロトコール
  C PCI後評価としてのMRI
   1 心臓MRIによる急性心筋梗塞の評価
   2 心筋浮腫,“area at risk”,心筋salvageの評価
   3 梗塞サイズと心筋バイアビリティの評価
   4 microvascular obstructionと心筋内出血
   5 T1/T2マッピングによる組織性状評価
  D MINOCAの評価

 3 心筋疾患
  A 概念と治療法の変遷
  B 適応とプロトコール
  C 拡張型心筋症
    [コラム]LVNCは疾患か?
  D 肥大型心筋症
  E たこつぼ心筋症
  F 不整脈原性右室心筋症〔ARVC(ARVD)〕
    [コラム]NDLVC
  G 心筋炎
    [コラム]COVID-19と心筋炎
  H 心臓サルコイドーシス
  I 心アミロイドーシス
   1 疾患概念
   2 画像診断
  J Fabry病
  K 筋ジストロフィー
   1 概念
   2 各論
  L 全身疾患の心臓involvement
   1 全身疾患と心臓障害
   2 心臓障害が生じ得る代表的な全身疾患
  M onco-cardiology

 4 心膜疾患
  A 適応とプロトコール
  B 心膜疾患

 5 構造的心疾患
  A 概念と治療法の変遷
  B 経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)
  C 経カテーテル僧帽弁置換術(TMVR)
  D 経皮的左心耳閉鎖術(LAAO)

 6 心不全
  A 概念と治療法の変遷
  B MRIの役割(HFrEF,HFpEF)
  C CTの役割

 7 右心系・肺循環
  A 概念と治療法の変遷
  B 右室負荷と右室不全の評価
  C 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)
  D 右心系の血流動態評価

 8 先天性心疾患
  A 概念と治療法の変遷
  B 適応とプロトコール
  C 小児先天性心疾患
  D 成人先天性心疾患
  E 冠動脈奇形

 9 川崎病冠動脈病変
  A 概念と治療法の変遷
  B 適応とプロトコール
  C 川崎病
    [コラム]冠動脈周囲炎

 10 心臓腫瘍
  A 頻度と分類
  B 適応とプロトコール
  C 心臓腫瘍
   1 心腔内血栓
   2 心膜嚢腫
   3 悪性リンパ腫
   4 未分化肉腫
   5 粘液腫
   6 脂肪腫
   7 線維腫
   8 乳頭状線維弾性腫
   9 血管腫
   10 血管肉腫
   11 転移性腫瘍

 11 心外病変
  A 心臓CT,MRIで遭遇する偶発所見
   1 大動脈疾患
   2 肺病変
   3 縦隔病変
   4 乳腺疾患
   5 胃・食道病変
   6 肝臓・胆嚢・膵臓病変
   7 心外病変評価のための費用対効果

索引