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小児アレルギーエデュケーターテキスト 改訂第4版

小児アレルギーエデュケーターテキスト 改訂第4版
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筆頭著者 日本小児臨床アレルギー学会 (編)

診断と治療社

電子版ISBN 978-4-7878-8084-0

電子版発売日 2023年6月21日

ページ数 244

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7878-2609-1

印刷版発行年月 2023年4月

DOI https://doi.org/10.34433/9784787880840

書籍・雑誌概要

『基礎篇』『実践篇』の2分冊だったテキストを,1冊にまとめて大幅改訂!小児アレルギーエデュケーター(Pediatric Allergy Educator:PAE)認定制度の基礎講習に準拠し,アレルギー疾患の基礎知識から患者教育の指導技術まで,PAEに求められる内容をスペシャリストがわかりやすく解説している.理解を助けるサイドコラムや図表も満載.PAEを目指す看護師,管理栄養士,薬剤師に必携の書.

目次

改訂第4版 刊行によせて  亀田 誠
改訂第4版 はじめに  伊藤浩明
執筆者一覧

第Ⅰ章 患者教育総論
1 小児アレルギーエデュケーターに求められる能力と活動範囲  益子育代
2 患者教育の基本的理解  益子育代
 A アドヒアランスとその阻害要因
 B 患者教育を行うための基礎的理論
 C 患者教育に役立つコミュニケーションスキルと指導技術
3 患者教育の目的  益子育代
 A 患者教育の目標
 B 患者教育の対象
 C 患者・家族とのパートナーシップの確立
 D 治療目標の共有化
 E アドヒアランスの向上
4 アドヒアランスのアセスメントと対応  益子育代
 A 認識不足により実行できないノンアドヒアランス
 B 治療に対する心理的抵抗によるノンアドヒアランス
 C 治療に対する負担が強いためのノンアドヒアランス
 D 治療スキル不足
 E 悪化因子の探索と対策
 F 治療行動に対する自己効力感の強化
 G 支援体制の調整
 H 治療中断の防止
5 患者の自己決定支援  金子恵美
 A 患者と医療者の共同意思決定(SDM)
 B 新規治療を導入する場合(自己注射を含む)などの支援
 C 研究的な治療(経口免疫療法など)の開始
 D 治療の継続・最終目標に対する自己決定
6 発達段階に応じた指導  田阪祐子
 A 乳児期
 B 幼児期
 C 学童期
 D 思春期
 E 成人移行
 F 利用できる理論・ツール

第Ⅱ章 アレルギーの基礎知識
1 アレルギーの説明に必要な免疫の知識  二村昌樹,井上祐三朗
 A アレルギーとは
 B 自然免疫と獲得免疫
 C アレルギー反応
 D アレルギーにかかわる細胞や液性因子
2 アレルギーの疫学  吉田幸一
 A アレルギー疾患の発症・寛解
 B 疫学調査デザイン
 C わが国におけるアレルギー疾患の疫学調査
 D アレルギー疾患での死亡
 E アレルギー疾患有病率・期間有症率の経年的変化
 F 海外との比較・国内での比較
3  アレルギー診療におけるEBM二村昌樹
 A EBMとは?
 B エビデンスに基づいたアレルギー疾患の診療

第Ⅲ章 社会的対応
1 アレルギー疾患対策基本法に基づく社会制度  福家辰樹
 A 対策基本法と基本指針
 B 拠点病院と医療の均てん化
 C 情報発信
2 標準治療と医療制度  福家辰樹
 A 標準的な医療の推進
 B 医療費助成制度
 C 指導料・管理料
3 子どもに関する社会資源  林 奈津子
 A 発達障害のあるアレルギー疾患児への対応
 B 公的制度,患者会,保護者のサポート
 C 虐待への対応
4 学校・園における生活支援  林 奈津子
 A 学校・保育所の対応ガイドライン
 B 学校・教育委員会等との地域連携
5 災害に備えた対策  村里智子
 A 災害対応の基本理念
 B アレルギーにおける「自助・共助・公助」の特徴と各々が果たす役割
 C 災害に関する情報の入手
 D 被災者への支援活動

第Ⅳ章 気管支喘息
1 病態生理  手塚純一郎
 A 呼吸器の構造と機能
 B 喘息の定義,病態生理,診断,鑑別診断
 C 合併症
2 病態評価のための検査法  手塚純一郎
 A スパイロメトリー
 B 気道可逆性試験
 C 気道過敏性試験(標準法,運動負荷試験)
 D FeNO(呼気一酸化窒素濃度)
 E アレルゲンの検索
3 危険因子とその対策(運動を含める)  手塚純一郎
 A 発症にかかわる危険因子
 B 発症・増悪にかかわる危険因子とその対策
4 コントロール状態の評価と長期管理  宮本 学
 A 長期管理の目標と重症度評価
 B コントロール状態の評価
 C 薬物療法(生物学的製剤を含む)
5 急性増悪(発作)への対応  宮本 学
 A 急性増悪(発作)時の症状と重症度判定
 B 家庭での対応
 C 医療機関での対応
 D 急性増悪(発作)時の薬物療法
6 年代別の特記事項  宮本 学
 A 乳幼児期の喘鳴性疾患
 B 思春期・青年期喘息
 C 成人喘息(内科からのメッセージ)  岩永賢司
7 患者教育  盛光涼子
 A 病態生理の説明
 B 喘息治療についての説明
 C 吸入指導  上荷裕広
 D 急性増悪(発作)への対応
 E セルフモニタリング
 F 危険因子の対策
8 行動医学的アプローチ  上荷裕広
 A 短期目標の設定
 B 長期管理に向けたアドヒアランスの形成
 C 発達段階に応じた指導内容

第Ⅴ章 アトピー性皮膚炎
1 定義・病態生理  川口明日香,成田雅美
 A 皮膚の構造と機能
 B 定義
 C 病態
 D 診断基準
 E 症状
 F 合併症
 G 鑑別疾患
2 症状の重症度判定と検査  川口明日香,成田雅美
 A 重症度評価
 B 検査
3 治療Ⅰ:薬物療法・スキンケア  岡藤郁夫
 A 治療の目標と方法
 B 薬物療法
 C スキンケア
4 治療Ⅱ:悪化因子対策  岡藤郁夫
 A 悪化因子の検索と対策
 B 難治患者への対応
5 患者教育  舟木由乙世
 A 病態生理の説明
 B 薬物療法の説明
 C スキンケア
 D 悪化因子の対策
 E 日常生活の指標
 F 患者教育の流れ
6 行動医学的アプローチ  舟木由乙世
 A ノンアドヒアランスとなる要因
 B アドヒアランスの向上と維持を目指した対策
 C 治療の中断を起こさないために
7 皮膚科医からのメッセージ  矢上晶子
 A 成人に移行する患者
 B 成人のアトピー性皮膚炎の治療

第Ⅵ章 食物アレルギー
1 基本的な知識  今井孝成
 A 定義,分類
 B 疫学
 C 発症機序(リスク因子と予防含む)
 D 即時型食物アレルギー誘発症状・重症度分類・対症療法
2 原因食物の診断  平口雪子
 A 診断の流れ
 B 病歴の把握
 C 血液検査
 D 皮膚プリックテスト
3 食物経口負荷試験と経口免疫療法  平口雪子
 A 食物経口負荷試験
 B 経口免疫療法
4 典型的なIgE依存性食物アレルギー  近藤康人
 A 食物アレルゲン総論
 B 鶏卵,牛乳,小麦
 C 落花生(ピーナッツ),大豆,木の実類,ゴマ
 D 甲殻類,軟体類,貝類
 E 魚類,魚卵類
5 特殊な病態による食物アレルギー  近藤康人
 A 果物,野菜(OAS,PFASを含む)
 B 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)
 C その他の食物アレルギーまたは類似疾患
 D 消化管アレルギー
6 安全な食生活の確保  上野佳代子
 A アレルギー表示
 B 日常生活における誤食事故の防止
 C 園・学校での食物アレルギー対応など
 D 災害への備え
7 栄養・食生活の評価と対応  仲 佳代
 A 身体発育・栄養状態の評価
 B 栄養素摂取量の評価方法
 C 必要な栄養素を代替する食事指導
 D 食事の幅を広げる栄養食事指導
 E 食物経口負荷試験の結果を踏まえた食事指導
8 QOL向上を目指した生活指導と移行支援  野間智子
 A 離乳食の進め方
 B 幼児期の生活指導
 C 学童期の生活指導
 D 思春期の生活指導
 E メンタルケア
 F 食物アレルギー患者の成人移行

第Ⅶ章 アナフィラキシー
1 病態生理と症状  赤司賢一
 A アナフィラキシーの定義と症状
 B 原因物質(薬剤,ラテックス,ハチ含む)
 C リスク因子
2 治 療  赤司賢一
 A 誘発症状への対応
 B 医療機関での治療
3 患者や家族への指導のポイント  山野織江
 A アドレナリン自己注射薬(エピペン(R))指導
 B 症状の評価と対応
 C 救急要請のしかた
 D 発達段階を考慮した患者教育
4 学校や保育施設の教職員への指導のポイント  山野織江
 A 教職員が知っておくべき知識と事前の準備
 B ロールプレイ

第Ⅷ章 その他のアレルギー疾患
1 アレルギー性鼻炎  増田佐和子
 A 定義と疾患概念
 B 分類と診断
 C 治療(アレルゲン免疫療法を除く)
 D 舌下免疫療法の実際
2 アレルギー性結膜疾患  庄司 純
 A 定義,分類
 B 特徴
 C 症状
 D 予防,セルフケア
 E 治療
 F 合併眼疾患
3 その他のアレルギー関連疾患  長尾みづほ
 A 蕁麻疹
 B アレルギー性接触皮膚炎
 C 薬剤アレルギー(ワクチン含む)

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