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ジャンクDNA

ヒトゲノムの98%はガラクタなのか?

ジャンクDNA
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筆頭著者 中山 潤一 (訳)

原著者 Nessa Carey 著

丸善出版

電子版ISBN

電子版発売日 2019年9月9日

ページ数 424

判型 四六

印刷版ISBN 978-4-621-30003-9

印刷版発行年月 2016年4月

DOI https://doi.org/10.32306/9784621300039

書籍・雑誌概要

「遺伝子はタンパク質をコードするDNA配列」と定義されていますが、私たちのゲノムの中でタンパク質をコードしている配列はたった2%で、残りの98%は機能のわからない配列で占められています。この機能のわからない部分は「ジャンク(ガラクタ)」とよばれ、その存在意義は長い間不明なままでした。本書は、私たちにとって比較的身近ながんや筋ジストロフィーなどの遺伝病を通して、この「ジャンク」の機能に切り込んでいます。本書の中で紹介されている約40種の病気は、ジャンクDNAの中の変化が原因となって起きているのです。

目次

謝辞
用語についての注記
序章 ゲノムのダークマター(暗黒物質)とは
第1章 なぜダークマターが問題なのか
第2章 ダークマターが本当にダークになるとき
第3章 遺伝子はどこに行ってしまったのか?
第4章 招待されたところで長居する
第5章 年をとるとすべてが縮む
第6章 2は完全数である
第7章 ジャンクで塗りつぶす
第8章 長いゲーム
第9章 ダークマターに彩りを添える
第10章 なぜ両親はジャンクを愛しているのか
第11章 ある使命を持ったジャンク
第12章 スイッチを入れて音量を上げる
第13章 無人緩衝地帯
第14章 ENCODEプロジェクト―ジャンクDNAがビッグ・サイエンスへ
第15章 首なし王妃と奇妙な猫と太ったマウス
第16章 ロスト・イン・アントランスレーション
第17章 なぜレゴはエアフィックスの模型より優れているのか
第18章 ミニは強大になり得る
第19章 薬は効く(ただしときどき)
第20章 暗闇の中のいくつかの明かり
訳者あとがき
参考文献
付録 本書で取り上げた、ジャンクDNAが関わるヒトの疾患
索引