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筆頭著者 永田 恭介 (訳)
原著者 Dorothy H. Crawford
丸善出版
電子版ISBN
電子版発売日 2019年10月7日
ページ数 256
判型 新書
印刷版ISBN 978-4-621-08816-6
印刷版発行年月 2014年4月
書籍・雑誌概要
私たちの歴史はウイルスとともにあるといっても過言ではありません。天然痘、黄熱病、SARS、AIDSなどの感染症の流行は、人類社会に大きな影響を及ぼしてきました。人類はウイルス感染から身を守る免疫システムを発達させ、ワクチンをはじめとした予防法や治療法を開発する一方、ウイルスも急速な変異でその裏をかく戦略を展開し、互いに進化しているのです。 本書では、人類のウイルス観の変遷、感染のしくみ、さまざまな感染症の起源と現状、治療技術の進歩、ウイルスの地球生命圏における役割、そして私たちとウイルスとのこれからの付き合い方に関する提言まで、ウイルスの全体像を描き出します。この小さな賢い寄生体がどこから来て、本当は何がしたくて、どこへ向かうのか。それを考えることのできる一冊です。
目次
1章 ウイルスとは?
2章 世界中ウイルスだらけ
3章 殺すか殺されるか
4章 新興ウイルス感染症
5章 流行と大流行
6章 持続感染ウイルス
7章 腫瘍ウイルス
8章 形勢逆転
9章 ウイルスの過去、現在、未来
用語集
参考文献
図・詩の出典
索引