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≪赤ちゃんを守る医療者の専門誌 with NEO2021年秋季増刊≫
新生児の呼吸・循環 判断力・実践力UPのためのケース71
筆頭著者 千葉 洋夫 (編集)
国立病院機構仙台医療センター小児科医長
その他の著者等 北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 先端医療領域開発部門新生児集中治療学教授 中西 秀彦 編集
メディカ出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年10月11日
ページ数 320
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8404-7317-0
印刷版発行年月 2021年9月
書籍・雑誌概要
【新生児の呼吸管理・循環管理が1冊に!】
赤ちゃんに携わる医療者ならまず誰もが押さえるべき新生児の呼吸・循環管理。症例を通して、判断・治療・ケアのポイントはもちろん、治療法選択・ケアのエビデンスも学べ、実践力を高めることができる。類似症例と出会った時の指針としても役立つ1冊。
目次
・はじめに
・執筆者一覧
◆第1章|新生児の呼吸と循環:臨床に結びつく生理の知識
①呼吸・循環の発達/異常が起こるとき
■1 胎児期➡新生児期の呼吸・循環発達の一覧表
■2 呼吸障害と原因疾患:時系列マップ
■3 循環器疾患:時系列マップ
②新生児の呼吸と循環:基礎知識
■1 呼吸・循環の基礎を押さえる
■2 胎児期➡新生児期の呼吸・循環の切り替わり
:異常が起こりやすいのは「なぜ?」
■3 新生児の呼吸管理の「なぜ?」:循環との関係から見えてくる
■4 新生児の循環管理の「なぜ?」:呼吸との関係から見えてくる
◆第2章|ケースで学ぶ新生児の呼吸・循環管理:判断・実践力UPのためのケース
①NICUでよく直面する疾患とその治療法選択のエビデンス
■1 呼吸窮迫症候群(RDS)
Case1 出生後より呻吟・陥没呼吸が出現、進行する児
Case2 出生後早期からのマスクCPAPで努力呼吸が改善した児
Case3 人工肺サーファクタント投与後も酸素化が改善しない児
■2 新生児一過性多呼吸(TTN)
Case4 帝王切開で出生し、多呼吸・酸素飽和度低下が主訴で新生児搬送になった児
Case5 重症の新生児一過性多呼吸(TTN)で経過中にチアノーゼが出現した児
Case6 新生児一過性多呼吸(TTN)の治療で挿管後に黄色分泌液が挿管チューブから噴出した児
■3 新生児遷延性肺高血圧症(PPHN)
Case7 後期早産児として出生後に著明なチアノーゼが持続した児
Case8 重症新生児仮死で出生後、新生児遷延性肺高血圧症(PPHN)に至った児
Case9 胎児形態異常を認め、全身麻酔下に出生後、SpO2の上下肢差を認めた児
■4 胎便吸引症候群(MAS)
Case10 生後4時間、低酸素血症を認めた正期産児
Case11 仮死の蘇生後に呼吸障害を認めた正期産児
■5 未熟児無呼吸発作(AOP)
Case12 日齢1で繰り返すSpO2低下と徐脈を認めた早産・低出生体重児
Case13 日齢28でSpO2低下と徐脈を認めた超早産・超低出生体重児
Case14 生後3時間から無呼吸発作を繰り返した正期産児
■6 慢性肺疾患(CLD/BPD)
Case15 呼吸窮迫症候群(RDS)の既往があり、呼吸障害が遷延した児
Case16 呼吸窮迫症候群(RDS)はなく、胎盤病理で絨毛膜羊膜炎(CAM)を認め、呼吸障害が遷延した児
Case17 反復性性器出血の母体より出生し、呼吸障害が重症であった児
■7 心室中隔欠損(VSD)
Case18 日齢1で心雑音と多呼吸を認めた正期産児
Case19 日齢4で心雑音を認めた正期産児
Case20 トリプルシャントを認めた早産・低出生体重児
■8 動脈管開存症(PDA)
Case21 在胎23週6日で出生した超低出生体重児
Case22 Case21の後、日齢4で胎便関連性腸閉塞を疑われた状態で動脈管が再開通
Case23 Case22の後、日齢20で動脈管が再開通
■9 子宮内感染・肺炎/敗血症
Case24 サーファクタント補充療法後にも高濃度の吸入酸素を要した超早産児
Case25 人工換気療法中に呼吸増悪を認めた慢性肺疾患(CLD)の超低出生体重児
Case26 抗菌薬を投与後にも呼吸・循環不全が増悪した日齢33の超早産児
■10 新生児仮死・低酸素性虚血性脳症(HIE)
Case27 在胎39週0日、胎児モニタ異常のため緊急帝王切開で出生した児
Case28 在胎39週5日、全身蒼白で出生した児
Case29 在胎40週3日、出生体重4,030g、吸引分娩で出生した児
②予防に努めても突然来す可能性があり、どう対応したらいいか知りたい疾患
■11 気胸
Case30 日齢1で呼吸障害の再増悪を認めた正期産児
Case31 日齢1で徐脈と酸素化不良を繰り返した超低出生体重児
■12 肺出血
Case32 出生時からの呼吸障害で新生児搬送された例
Case33 日齢2に人工換気中に急変した例
■13 脳室内出血(IVH)
Case34 日齢2に突然不穏となった超低出生体重児
Case35 Case34の後、日齢14で頭囲の拡大が見られる
■14 晩期循環不全(LCC)
Case36 日齢13から突然の乏尿、血圧低下を認めた超早産児
Case37 日齢42で突然の乏尿、血圧低下を認めた超早産児
■15 壊死性腸炎(NEC)
Case38 日齢20で胆汁性嘔吐と腹部膨満、腹壁発赤を認めた超早産児
Case39 日齢14で血便を認めた両大血管右室起始症の正期産児
③診断・治療が難しい疾患
■16 総肺静脈還流異常(TAPVR)
Case40 日齢1で重度のチアノーゼを認めた児
Case41 酸素投与でも改善しないSpO2低値の日齢0の児
■17 先天性横隔膜ヘルニア(CDH)
Case42 日齢3に呼吸障害が増悪した児
Case43 重症新生児仮死で出生、搬送中に急変した児
■18 双胎間輸血症候群(TTTS)
Case44 日齢1で心雑音を認めた児
Case45 胎児治療適応のなかった一絨毛膜二羊膜双胎(selective IUGR)の双胎症例
■19 動脈管依存性先天性心疾患
Case46 新生児遷延性肺高血圧(PPHN)の改善後もチアノーゼが持続する早産児
Case47 生後、徐々に哺乳不良となり日齢4に多呼吸を認めた児
■20 不整脈
Case48 胎児頻拍で緊急帝王切開となった児
Case49 胎児期より徐脈を指摘された児
■21 超早産児のSGAの管理
Case50 日齢0、在胎24週0日、260gで出生した男児
Case51 日齢4、在胎24週0日、260gで出生した男児
■22 在胎22、23週の児の管理
Case52 日齢2で酸素化不良と低血圧を認めた超低出生体重児
Case53 日齢0に酸素化不良、低血圧を認めた超低出生体重児
④しっかり知っておきたい治療法
■23 n-CPAP & Biphasicモードn-CPAP
Case54 n-CPAP下に無呼吸を認めた児
Case55 n-CPAP下に腸管拡張を認めた児
■24 ハイフロー療法
Case56 エアリーク症候群の診断で呼吸管理が必要だが、安静が保ちにくい児
Case57 慢性肺疾患で経鼻酸素投与以上の治療が必要な児
■25 INSURE & LISA
Case58 在胎25週0日、出生体重558gで出生した女児
Case59 在胎28週3日、出生体重1,150g、一絨毛膜二羊膜双胎(MD双胎)第1子の女児
■26 NIV-NAVA
Case60 抜管後、徐脈を伴う無呼吸が頻発した児
Case61 気管軟化症で頻回にSpO2低下を来している児
■27 HFO(高頻度振動換気)
Case62 超早産、超低出生体重児
Case63 緊急HFO(高頻度振動換気)が必要になった児
■28 低血圧の治療
Case64 出生後24時間以内に低血圧を認めた早産児
Case65 生後1週間以降で低血圧を認めた早産児
■29 一酸化窒素(NO)吸入療法
Case66 長期破水後に呼吸不全を認めた極低出生体重児
Case67 原因不明の新生児遷延性肺高血圧症(PPHN)を呈した成熟児
■30 ステロイド治療
Case68 在胎25週1日に出生した日齢16男児。人工呼吸管理中で酸素需要が増加した
Case69 在胎24週0日に出生した男児。生後早期に低血圧を認めた
■31 窒素(N2)吸入療法
Case70 日齢0で多呼吸を認めた児
Case71 日齢12で尿量低下を認めた超低出生体重児
・索引