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Nogier博士の耳介治療ハンドブック

Nogier博士の耳介治療ハンドブック
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筆頭著者 向野 義人 (監訳)

その他の著者等 (共訳)木村豪雄、久保田正樹、吉永亮、山下なぎさ

原著者 Raphael Nogier

シービーアール

電子版ISBN

電子版発売日 2021年5月17日

ページ数 186

判型 B6

印刷版ISBN 978-4-902470-88-8

印刷版発行年月 2012年12月

DOI https://doi.org/10.32208/9784902470888

書籍・雑誌概要

WHOでも知名度の高い,世界的権威,フランスの大家Nogierによる耳介(鍼)治療のハンドブックの翻訳.これまでの中国流の経穴(ツボ)の解説と異なり,科学的な基礎(発生学,解剖学,電気生理学)基づいて耳の経穴(ツボ)位置を示している.27の疾患や症状に対する治療法が,具体的にクリアに詳しく解説されている.とかく理論のみに走りがちな治療手順を,見開き2ページでスッキリわかるように示している点も実用的である.適応疾患の中には肥満(ダイエット),頭痛,関節痛,三叉神経痛,喘息などよくみられる症状でありながら,西洋医学で治療に難渋する治りにくい症状・疾患の治療がレシピ風に具体的に述べられている.また,これらの治療については必ずしも鍼を使用する必要はない.

目次

本書をお読みになる前に
英語版への序文
序論
著者プロフィール

第Ⅰ章 耳介治療の基本知識

疾病の構造
ポイントとは
2つのタイプのポイント
反射点ー神経系に直接働きかけるポイント
神経血管複合体ー神経液性タイプのポイント
耳の臨床解剖
耳の解剖
耳の神経支配
耳における臓器の局在図
耳における脊椎系の局在図
耳における臓器の分布位置
①中胚葉組織
②内胚葉組織
③外胚葉組織
その他の部位
基本技法ーポイントの見つけかた
圧迫(疼痛)探索法
電気的探索法
ポイントの治療の前に

第Ⅱ章 耳介治療のガイドライン

耳介治療の適応
各種疾患の治療プロトコール
煙草依存症
有害な瘢痕(手術痕や熱傷瘢痕など)
肥満
便秘
坐骨神経痛
女性の不妊症
痙攣素因性体質(潜伏テタニー)
帯状疱疹
肩手症候群(RSD):反射性交感神経性ジストロフィー
肩痛
老人性の変形性脊椎症
乳腺症と乳房痛
片頭痛
うつ病性障害
うつ病性障害の治療
胸郭出口症候群
低血圧症
食物アレルギー
片側性大脳半球障害
乾癬
三叉神経痛
急性痔核
苦悶と不安
小児の多動性障害
慢性進行性多発性関節炎
気管支喘息
末梢性神経障害の治療
繊維筋痛症の治療

第Ⅲ章 耳介治療の科学的基礎

解剖学
耳後面の解剖
耳後表面の中胚葉の位置
耳後表面の内胚葉の位置
耳後表面の外胚葉の位置
後面の重要なポイント
ポイント間の相互関係からみた治療アプローチ
幾何学的関係
直線上のポイントの治療
①調和システム
②非調和システム
治療ポイントの優先順位
フェーズ理論
Paul Nogierのフェーズ理論
フェーズについての現代的な視点と今日の臨床的応用
①フェーズ1
②フェーズ2
③フェーズ3
生理学的基礎
①耳心臓反射(ACR)ー別名血管自律神経信号(VAS)
②血管自律神経信号(VAS)の経験方法
③皮膚の光知覚
④皮膚の光知覚と耳のポイント
ノジェ周波数
①周波数A
②周波数B
③周波数C
④周波数D
⑤周波数E
⑥周波数F
⑦周波数G
ノジェ周波数の研究
①耳のポイントを研究・治療するための機器の選択法
②ノジェ周波数による耳ポイントの研究
病変部位の電磁気特性

付録

WHOワーキンググループによる用語の標準化
WHOからワーキンググループへの手紙
用語解説
推奨機器とサプライ
引用文献と参考文献
索引