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≪レジデント・スキルアップ シリーズ 7≫
神経内科診療スキルアップ
筆頭著者 大生 定義 (著)
シービーアール
電子版ISBN
電子版発売日 2019年3月25日
ページ数 160
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-902470-24-6
印刷版発行年月 2008年3月
書籍・雑誌概要
卓越した神経内科医であり、また臨床疫学、EBMの先駆者である著者が、臨床研修のためにその考え方を、神経内科診療の手引きとして示した秀作。複雑といわれる神経内科の診療を、本書ではまず確率、頻度、致命的か、治療可能かをまず頭においてアプローチすることの重要性を、具体的な疾患の診療の進め方として解説している。多岐にわたる知識を、現実の診療に適用できるようバッサリと研ぎ澄ました解説は、豊かな臨床経験と臨床教育の中で培われたものにしかできない。90分で読めるボリュームにもかかわらず研修医生活2年分に必要なエッセンスが集約されている。ローテーションの前後のまとめに最適な1冊である。
目次
第1章 EBM的神経診断学の要点
A. 診断の道すじ
B. 神経学的診察
第2章EBM的症状・疾患別診療エッセンシャルズ
1. 頭痛
2. 失神
3. 意識障害診察時にも意識障害がある場合
4. めまい
5. しびれ
6. けいれん
7. ふるえ:パーキンソン病と類縁疾患
8. 脳・脊髄血管障害脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血
9. 髄膜炎・脳炎
10. 痴呆(認知症)性疾患
11. ベル麻痺(特発性顔面神経麻痺)
12. 圧迫性神経障害(圧迫性ニューロパチー)
13. 脳脊髄外傷:取り扱いの手順
パワーイラスト
1. 症状のパターンと病巣
2. 射中枢の覚え方
3. 病的反射の検査法
4. Barré徴候
5. 神経解剖(1)―大脳・脳幹・小脳
6. 神経解剖(2)-脊髄の断面と臨床症状
7. 確実な腰椎穿刺法
EBM コラム
診断の絞りだしかた
検査前(事前)確率の高低と検査の結果の読みかた
尤度比を実感してみよう
ブラックボックスである診断の過程を SHADE でまとめてみよう
失神は病歴と診察で 32%は診断がつく
鑑別診断の 3C
EBM の実践は NBM 的に
てんかんと EBM:実例を挙げて
抗血小板薬のインパクト
過剰な医療は共有地の悲劇かも知れない
プロフェッショナルとしての社会的役割も重要である
治療開始をどうするか?
付 録
1. 臨床上の疑問の解決法と文献の検索・選択のヒント
2. EBMとは