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看護における研究 第2版
筆頭著者 南 裕子 (編)
その他の著者等 野嶋佐由美
日本看護協会出版会
電子版ISBN
電子版発売日 2020年11月23日
ページ数 304
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8180-2066-5
印刷版発行年月 2017年11月
書籍・雑誌概要
看護研究は,臨床・教育・管理の場において,課題や問題に対応できる新たな知見や技術を見出すために行われる系統的な探究です。特に,臨床領域において行われる研究は,看護の質の向上に直接的に寄与するものです。
意義のある看護研究を効率よく行うためには,研究課題の絞り込みから概念枠組みの構築,研究デザインに沿ったデータの収集・分析方法などについて正しい知識を身につける必要があります。本書は,質的研究・量的研究について,実際の研究例と図表等を用いながらわかりやすく解説します。看護研究に取り組む初学者から臨床で研究を行う看護職まで,幅広くご活用いただけます。
目次
第1章 看護における研究の役割
A 看護における研究の役割
B 研究とは
C 看護における研究と課題
D 研究における倫理の考え方と対応
E 研究対象者の権利と倫理審査体制
第2章 研究過程の概観
A 研究課題の選択
B 研究課題と概念枠組みの明確化
C 研究方法の選定
D 研究データの収集
E 研究データの分析
F 結果とその解釈および研究の発表
第3章 文献検討(検索)
A 文献検討(検索)の意義
B 文献検索の資料と活用の仕方
C 文献の読み方
D 文献整理の方法
E 文献検討の構成と記述
第4章 概念枠組みと仮説
A 概念枠組みと仮説設定の必要性
B 概念枠組みの構築
C 変数の明確化
D 仮説の設定
第5章 研究デザイン
A 研究過程における研究デザインの位置づけ
B 研究デザインの種類
C 実験研究
D 仮説検証型研究
E 実態調査研究
F 事例研究
G 方法論的研究
第6章 研究計画書
A 研究計画書作成までのプロセス
B 研究計画書の意義と作成上の注意点
C 研究計画書の形式
D 研究計画書の例(概要)
第7章 データの収集
A データの収集
B 母集団とは
C 標本抽出
D データの収集方法
第8章 データの分析
A データの分析とは
B データの集計
C 記述統計
D 推定統計
E コンピュータによるデータ分析方法
第9章 研究結果の活用
A 研究結果の表現技法
B 研究発表の形式
C 研究論文の構成方法
D 研究論文の評価(リサーチクリティーク)方法
第10章 質的・帰納的研究
A 研究の前提
B 質的記述研究デザインの種類
C 質的研究方法の特徴:参加観察に焦点を当てて
D 質的研究の問題
第11章 学生が取り組んだ看護研究のプロセス
A 事例研究
B 実態調査研究
C 実験研究
第12章 看護研究の今後の課題
A 研究分野の課題
B 研究条件の整備
C 個人の研究活動の態勢づくり
付表
付表1~5