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訪問看護、介護・福祉施設のケアに携わる人へ
コミュニティケア Vol.25 No.6
第1特集 拘縮の予防・改善
日本看護協会出版会
電子版ISBN 978-4-8180-2626-1
電子版発売日 2023年5月31日
ページ数 80
判型 A4変
印刷版ISBN 978-4-8180-2576-9
印刷版発行年月 2023年5月
書籍・雑誌概要
第1特集 拘縮の予防・改善
拘縮は、体を動かすことが少ない高齢者に起こりやすく、一度起こるとQOLが低下し、また、拘縮した状態でケアを行うと苦痛につながることがあります。拘縮には予防が重要であり、起きてしまった場合は、改善のためのかかわりが必要となります。看護師が高齢者の日々の生活を踏まえて、家族や多職種と協働し、拘縮の予防・改善に取り組み、痛みを軽減させるケアを行うことで生活の質が向上します。
本特集では、拘縮が高齢者にどのような苦痛をもたらすかを想定し、その苦痛にどう対処すべきかを解説した上で、訪問看護師が拘縮の予防・改善をはかった3つの事例を紹介します。事例では、高齢者等や家族の思いに寄り添い、生活の視点に立った看護師ならではの工夫が示されています。さらに関連論考として、拘縮の原因の分類によって異なる対処方法を提唱する理学療法士が、ポジショニングのポイントや、痛みの少ない体の動かし方について紹介します。
特集2:サービス担当者会議に看護師としてどう臨むか
サービス担当者会議は、「利用者・家族にとってのよりよいサービスの提供」という目的の下、利用者本人・家族、サービス担当者が集まり、ケアプランの作成等を行う場です。看護師には、医療的視点からの情報提供、利用者本人・家族の意思表明支援、他のサービス担当者との橋渡しなど、さまざまな役割が求められますが、その役割を十分に果たせていない看護師は少なくありません。
本特集では、サービス担当者会議の法制度上での位置づけや意義を整理した上で、利用者の意思を尊重したケア提供のため、日常の看護実践や会議で求められる視点を解説。会議をより効果的なものとするための事前準備、利用者や他職種とのかかわり方、訪問看護の価値の伝え方などを示します。また、会議の場を活用して、チームケアを実現した事例や、看護の視点からの気づきを共有し、より適切なケアにつなげられたエピソードを紹介します。
サービス担当者全員が同じ方向を向き、利用者の意思を尊重したよりよいサービスを提供するためには、看護師の力が必要です。万全の準備で、サービス担当者会議に臨みましょう。
目次
●第1特集
拘縮の予防・改善
〈解説〉
訪問看護における拘縮のケア 田中 和子
〈報告1〉
痛みの少ないケアによる目標の実現 柴山 宜也
〈報告2〉
拘縮悪化の予防と痛みの軽減に向けたケア 泉山 久代
〈報告3〉
シン・ポジショニング 生活行為の中にある拘縮予防の実践 冨田 優
〈関連論考〉
拘縮を予防・改善するためのケア 田中 義行
●第2特集
サービス担当者会議に看護師としてどう臨むか
〈総論〉
サービス担当者会議で利用者の意思を尊重するための看護師の役割 滝口 美重
〈解説〉
サービス担当者会議で訪問看護の価値をどのように伝えるか 柴田 三奈子
〈報告1〉
サービス担当者会議を活用し、チームケアを実現 加藤 希
〈報告2〉
看護の視点からの気づきを、より適切なケア提供につなげる 松木 満里子
●COLUMN
生きるということ 前川 喜平
人生は苦しい。人生は虚しい。そして人生は美しい
ニュース手帳 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン Gem Med 編集部
折々のはなし 角田 直枝
看護師教育を考える
宮子あずさの気まぐれコラム 宮子 あずさ
精神科医療における血液透析の問題
Book Selection
新刊・既刊書籍のご紹介
●SERIES
〈新連載〉基礎から学ぶ! 事例でわかる! 訪問看護ステーションの事業承継 坪田 康佑
マクロ視点から見る訪問看護の事業承継
職員が辞めない組織をつくる! 横山 郁子
「記録」のストレスを撃退する!
だから面白い訪問看護管理 林 啓子
MCSで乗り越えたチーム内葛藤と意思決定支援
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