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臨床栄養 144巻2号
神経難病の栄養療法UPDATE
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2024年2月19日
ページ数 128
判型 B5
印刷版ISSN 0485-1412
印刷版発行年月 2024年2月
書籍・雑誌概要
神経難病の栄養療法UPDATE
●神経難病,とくに神経変性疾患における栄養障害と栄養療法への関心が急速に高まっています.筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病などは各疾患に特有の栄養障害があり,栄養療法が重要だという認識が高まってきたのはここ10数年ほどです.
●神経変性疾患の多くは進行性であり,経過中に食べる楽しみが奪われ,患者は体重減少や栄養不良を経験します.また,誤嚥性肺炎も生命にかかわる大きな問題です.これらの問題に対して,医療者は常にエビデンスのある有効な対策を模索していかねばなりません.
●本特集では,「神経難病の栄養療法UPDATE」と題して,神経難病における栄養障害と栄養療法の意義のほか,ALS,パーキンソン病,多系統萎縮症などの栄養療法に関する知見と今後の展望,食支援の実際などについて各領域のエキスパートの執筆陣が詳しく解説しています.
目次
特集 神経難病の栄養療法UPDATE
特集にあたって(清水俊夫)
【概論】神経難病における栄養障害と栄養療法の意義(清水俊夫)
ALSの栄養療法(木田耕太)
パーキンソン病と体重,栄養およびフレイルの問題(坪井義夫)
多系統萎縮症の栄養療法(國枝顕二郎・下畑享良)
筋強直性ジストロフィーの栄養療法(髙田博仁)
神経難病患者への食支援─歯科臨床を通じて(菊谷 武・他)
看護からみた神経難病の食支援(西 依見子)
嚥下障害に対する外科的治療の適応と意義(2)〈完〉
嚥下機能改善手術(戎本浩史)
病棟のプロフェッショナルたち
北里大学病院 消化器外科病棟(佐藤由美)
ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
専門知識を基盤に総合的な応用力へ発展させ,高い実践力をめざす
聖徳大学大学院 人間栄養学研究科 人間栄養学専攻
対談 ICU栄養UPDATE〈後編〉
ICU栄養の展望と管理栄養士への期待(上田敬博・雨海照祥)
スポット
リハビリテーション意欲を高める動機づけ要因(小宅一彰)
妊娠後骨粗鬆症の発生メカニズムと治療について(尾臺珠美・寺内公一)
ズームアップ
AWGCによるアジア人向けカヘキシア(悪液質)の診断基準(小西正紹)
連載
新連載 カンファランスで学ぶ NST難症例ケーススタディ(1)〈隔月連載〉
リフィーディング症候群を発症した患者に緩徐な栄養管理を行った一例(昭和大学病院NST)
栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(2)
国民健康・栄養調査の解釈の注意点と日本人の食物繊維摂取量の変遷(東泉裕子)
代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(8)
メタボとフレイルの関連性(山田陽介)
Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(17)
食道癌手術症例に対して術前から術後までのシームレスな介入により,合併症併発後も早期に経口摂取に移行可能となった一例(大沢優也)
Medical Nutritionist養成講座(74)
脂肪乳剤の使用量が少ないのは,医師が脂肪乳剤の処方を嫌がるのは,なぜ?(井上善文)
ORIGAMI ART―食に活かすおりがみ/食の教養
クワイ(西田良子・上田浩史)
こんだてじまん
じまんの一品料理 鮭すり身巾着入り鍋焼きうどん
サービス付き高齢者向け住宅「夢みらい」(村椿千晶)
Path of my life
「ヘルスランチあららぎ」の活動の軌跡(蘭 信子)
研究・調査
在宅患者におけるCONUT値と身体測定値の相関(甲賀健史・塚本玲三)
News & Information
日本栄養士会医療職域 2024年度社会保障制度(診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬)の改定の動向(宮崎純一)
自治体病院 産婦への特別メニュー提供の取り組み(細井みどり)
精神科病院 第12回日本精神科医学会学術大会の報告(石岡拓得)
厚生労働省・消費者庁 令和6年(2024年)度診療報酬改定の基本方針について・他
おしらせ 第21回日本褥瘡学会近畿地方会学術集会・他
第13回日本リハビリテーション栄養学会学術集会のご案内
REMARKS―編集委員のひとこと
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