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雑誌
医学のあゆみ295巻1号
生体システムのレジリエンス――神経-免疫-内分泌連関から探る適応と修復のメカニズム
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2025年10月6日
ページ数 120
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2025年10月
書籍・雑誌概要
生体システムのレジリエンス――神経-免疫-内分泌連関から探る適応と修復のメカニズム
企画:山下俊英(大阪大学大学院医学系研究科分子神経科学)
・レジリエンスとは,一般に“回復力”や“復元力”と訳され,もともとは物理学で用いられてきた概念であるが,近年,医学領域においてもその重要性が注目され,本質を探る研究が急速に進展している.
・老化に伴う回復力・修復力の低下,すなわちレジリエンスの低下は,神経系や免疫,多様な臓器で共通して認められる.生体システムの構造や機能が時空間的に変容することで,複数の臓器が連鎖的に影響を受ける“多病状態”へ至ることも考えられる.
・本特集では,生体を包括的に観察することで複雑なメカニズム解明を目指す,レジリエンス研究の最前線を取り上げる.
目次
ゲートウェイ反射による慢性炎症性疾患の病態制御
脳梗塞と修復性ミクログリア
神経回路の修復における末梢臓器由来因子の役割
脊髄損傷における神経-臓器-免疫連関の病態
多病における免疫系・神経系による臓器間連携機序
交感神経がつかさどるリンパ球動態の分子基盤と生理的・病理的意義
臓器間神経ネットワークによる糖代謝調節機構
臓器インタラクトミクスの可視化
神経-免疫連関による循環・呼吸系恒常性の維持とその破綻――心肺-骨髄軸の再構築
ミクログリアがもたらす脳のレジリエンスと破綻
神経変性疾患における生体システム連関――アルツハイマー病を中心に
神経系疾患における末梢由来免疫細胞
臓器関連の包括的理解に基づく認知症関連疾患の克服に向けて
アルツハイマー病と脂質代謝の連関
神経障害性疼痛に対する生体レジリエンス機構
パーキンソン病における脳-臓器連関――脳-腸連関を中心に