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医学のあゆみ294巻6・7号

花粉症治療の最新情報――「鼻アレルギー診療ガイドライン 2024年版」を踏まえて

医学のあゆみ294巻6・7号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2025年8月11日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2025年8月

書籍・雑誌概要

花粉症治療の最新情報――「鼻アレルギー診療ガイドライン 2024年版」を踏まえて
企画:大久保公裕(日本医科大学大学院医学研究科頭頸部・感覚器科学分野)

・わが国ではスギ花粉症の有病率が増加しており,国民の約4割が発症しているとされる.いったん発症すると自然寛解は難しいが,成人まで感作・発症を防げれば以降の新規発症は限定的であり,「鼻アレルギー診療ガイドライン 2024年版」にも,抗原の回避・除去が治療の柱となりうることが明記されている.
・本特集では,「ガイドライン」を踏まえて,花粉症の発症・重症化抑制について解説する.アレルギー性鼻炎に関する国際的なガイドラインARIAから,デジタル統合型ケアを実装するツール“MASK-air”を用いた研究,スギ花粉症にも存在する局所アレルギー性鼻炎(LAR)の解説,そして,花粉症の薬物療法や抗体療法まで広く取り上げ,最後に,日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が推進する“花粉症重症化ゼロ作戦”を紹介する.

目次

「鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版」改訂のポイント
欧州のガイドラインARIAと国際共同研究MASK study
花粉症・アレルギー性鼻炎とLAR――「鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版」に掲載のLARの意義
花粉症発症の抑制 マスクの効果――小学生に急増するスギ花粉症から逃げ切る!?取り組み
花粉症の薬物治療
スギ花粉症に対する舌下免疫療法
花粉症の抗体療法
花粉症重症化ゼロ作戦の取り組み

TOPICS
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【書評】
『CAR-T細胞療法Q&A』(豊嶋崇徳編)