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医学のあゆみ284巻12号

肝線維化とバイオマーカー

医学のあゆみ284巻12号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2023年3月27日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2023年3月

書籍・雑誌概要

肝線維化とバイオマーカー
企画:三善英知(大阪大学大学院医学系研究科生体病態情報科学講座)

・線維化は多くの疾患に関わる生体反応のひとつで,肝疾患の場合は病態進展の程度を評価するうえで最も重要な因子である.肝線維化の血清マーカーとしては,一般的な臨床検査でも評価できるが,本当に肝疾患の病態進展評価に直結するであろうか.
・バイオマーカーは肝線維化反応に付随する生体反応を反映したものであり,直接的に肝線維化を評価したものではない.バイオマーカーの測定の意味を探求することによって,はじめてバイオマーカー研究の面白さがわかる.
・多角的な肝線維化バイオマーカーについて,その分野の第一人者からの研究とトピックスを集約した.肝線維化の治療薬が開発された時,その効果判定をバイオマーカーで評価することができる時代が来るのではないであろうか.

目次

■はじめに――肝線維化を多角的に評価できるバイオマーカーとその臨床応用の可能性
■肝星細胞とバイオマーカー
■肝疾患病態進展評価に有用な糖鎖関連バイオマーカー
■マイオカインと肝線維化
■肝線維症治療薬の開発における線維化改善マーカーの意義
■NAFLDにおけるNASH/肝線維化診断バイオマーカーの現状と展望
■CT,MRIによる肝線維化の定量的評価
■新規肝線維化マーカーELF testの可能性
■肝線維化マーカーのスコアリングシステム

連載
【医療DX――進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識】
13.AIの医療応用に関する法的留意点--今後の発展のための土台の議論
【救急で出会ったこんな症例――マイナーエマージェンシー対応のススメ】
3.手指切創や裂創に神経損傷・腱損傷が隠れていませんか?――神経損傷・腱損傷を見逃すな

TOPICS
【生化学・分子生物学】
微小重力環境における骨格筋可塑性の変化に対するNRF2の役割
【免疫学】
PD-(L)1阻害療法に伴う有害事象に関わる免疫応答機序

フォーラム
【日本型セルフケアへのあゆみ】
19.よくわかるがんゲノム医療②:病的バリアントの臨床的意義

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