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外国人介護職への日本語教育法 -ワセダバンドスケール(介護版)を用いた教え方-
筆頭著者 宮崎 里司 (著・監修)
早稲田大学大学院日本語教育研究科教授/オーストラリア研究所所長/日本言語政策学会会長/日越大学(ベトナム)日本語教育プログラム総括/東京大学国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構客員教授
その他の著者等 中野玲子,早川直子,奥村恵子
日経メディカル開発
電子版ISBN
電子版発売日 2018年9月10日
ページ数 144
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-931400-86-3
印刷版発行年月 2017年12月
書籍・雑誌概要
ワセダバンドスケール(介護版)とは、介護現場において、外国人介護職が専門職として業務を遂行する際に必要な日本語能力を測定するために、特別に開発された「日本語能力測定基準」です。
今、日本語で何ができていて、どのような問題があるのかという「現在の日本語能力を把握」できます。
また、次にレベルアップするためには、具体的にどのような学習をするべきか、「次の目標に到達するための適切な方法」も示されます。
初めて外国人介護職に日本語を教える研修・教育担当者必読の一冊です。
目次
目次
はじめに
第1章 今、外国人介護職は
1. 外国人介護職が必要とされる社会背景、働いている仕組み、制度、資格
2. 現在はどのように働いているか、どのように日本語が教えられているか
3. 介護専門の日本語能力を測る必要性とメリット
4. 受け入れ介護施設で、初めて日本語を教える人のためのQ&A
第2章 こうして教えれば介護現場の“戦力"に育つ
1. 理想的な日本語教育のフローとは
2. 日本語能力測定のコツ
3. 学習計画の立て方
4. ポートフォリオで学習を振り返る
第3章 外国人介護職のための日本語能力測定基準「ワセダバンドスケール」活用法
1. 外国人介護職にとって必要な日本語能力を測定する
2. ワセダバンドスケール(介護版)
3. オリジナルバンドスケールを作る
第4章 介護専門能力を向上させる日本語学習指導法
1. 語彙編
2. 文章編
3. 会話編
(1)利用者と話そう①まずは声かけから
(2)利用者と話そう②会話のキャッチボール
(3)要求を伝えよう
(4)相手の要求に応えて同僚に報告しよう
(5)問題が起こったら
コラム 隣の外国人介護職/お互いの立場で考える
「方言オリジナルリスト」を作成しましょう
4. 日本語教室の実例
①すみだ日本語教育支援の会主催「外国人介護ヘルパーのための日本語支援教室」(東京都墨田区)
②東京都・首都大学東京・国際医療福祉大学協働実施 アジアと日本の将来を担う看護・介護人材の育成事業 「介護福祉士候補者向け学習会」
巻末資料
参考リスト
・介護の場面別用語
・介護記録で使う用語
日本語学習にお薦めの教材リスト
終わりに
監修者・執筆者プロフィール