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認知症の人の「想い」からつくるケア 在宅ケア・介護施設・療養型病院編

認知症の人の「想い」からつくるケア 在宅ケア・介護施設・療養型病院編
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筆頭著者 井藤 英喜 (監修)

インターメディカ

電子版ISBN

電子版発売日 2018年2月26日

ページ数 192

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-89996-369-1

印刷版発行年月 2017年7月

DOI https://doi.org/10.24612/9784899963691

書籍・雑誌概要

様々な介護場面での認知症ケア改善の実例を掲載。
認知症ケアに悩むケアスタッフの方々へのヒントがこの1冊に。

認知症の人へのケアは、尊厳を守るケアを提供することが重要といわれます。
しかし、現場のスタッフは、尊厳を守るケアを実践しているつもりでも、実はうまくいっていないケースが少なくありません。
本書は、45年にわたる東京都健康長寿医療センターでの研究や臨床経験を中心に、在宅・施設・療養型病院での優れたケアの実践をまとめたものです。
認知症の人の「想い(気持ち)」を理解し、その人の「機能」を考慮したケアを実践することが、尊厳を守るケアにつながることをわかりやすく解説します。

目次

本書を読む前に
フローチャート[生活の場面別]ケアのヒント

CHAPTER 1 認知症に気づき受け入れることの難しさを理解する
 Section 1 「いまのケア」を振り返る
  ●ケアの理念と実践をつなぐために
  ●ケアする人=支援する人?
  ●「時間がない」との思いが生み出すもの
  ●「できること」と「できないこと」のとらえ方
  ●認知症ケア技術の基本 1 非言語コミュニケーション
  ●認知症ケア技術の基本 2 言語コミュニケーション
  ●認知症の人を驚かせないケアの実践
 Section 2 身近な人が気づきやすい変化と症状の進行
  ●アルツハイマー型認知症の初期症状と症状の進行
  ●レビー小体型認知症の初期症状と症状の進行
  ●血管性認知症の初期症状と症状の進行
 Section 3 身内の認知症に直面した家族の想い
  ●認知症であることを受け入れられない家族への対応
  ●家族が認知症に気づくことの難しさ ―介護の「入口」に立つうえで
  ●家族が専門職に憤るとき ―「あなたは認知症をわかっていない」
 Section 4 受診を嫌がる本人の想い
  ●家族が認めても本人が受診したがらない理由
  ●かかりつけ医がいない場合の困難 ―介護認定審査を申請できない
 Section 5 ケアをつなぐサービス
  ●もの忘れ外来の取り組み
  ●サービスをどうしても受け入れられない場合
  ●介護認定審査とケアプランの作成

CHAPTER.2 各介護保険サービスにおける認知症ケア
 Section 1 通所系・訪問系サービスにおける認知症ケア
  ●自宅から通いながら利用する通所系サービス
  ●サービス利用を嫌がる気持ちを理解する
  ●地域での生活を支える訪問系サービス
  ●訪問の基本は信頼関係を築くこと
  ●家族へのサポートが必要な場合
  ●訪問介護員と訪問看護師、往診医の連携
  ●地域で生活しながらときどき活用するショートスティ
 Section 2 入所施設における認知症ケア
  ●入所施設ならではのケアの課題
  ●大規模・中規模施設への入所
  ●少人数で生活する場への入所
 Section 3 療養型病院における認知症ケア
  ●療養型病院における認知症ケアのカギ
  ●療養病棟の介護とスタッフの葛藤
  ●倫理的側面からケアを選択するとは
 Section 4 急性期病院における認知症ケア
  ●急性期病院における認知症ケアの重要性

CHAPTER.3 認知症の人の看取りケア
 Section 1 認知症の人の最期と看取りケアの基本
  ●認知症の人の最期
  ●看取りケアの基本
 Section 2 看取りケアのプロセス
  ●最期が来る前にするべきこと
  ●アドバンスケアプランニングの進め方
  ●最期が近くなってからできること
 Section 3 介護施設の看取りに必要な医療観
  ●介護施設での看取りケアにおける看護師の役割

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