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メディカル・インタビューマニュアル 第3版
医師の本領を生かすコミュニケーション技法
筆頭著者 福井 次矢 (監)
京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授・医療システム情報学教授・同医学部附属病院総合診療部部長
インターメディカ
電子版ISBN 978-4-89996-394-6
電子版発売日 2022年1月31日
ページ数 176
判型 A5変
印刷版ISBN 978-4-89996-069-0
印刷版発行年月 2002年4月
書籍・雑誌概要
優れた医療面接が医師・患者間の信頼を深め、診断・治療のレベルを高めます。メディカル・インタビュー(医療面接)なくして医療は成り立たちません。医学生・研修医にとって必須である本テーマを、具体的プロセスを提示しつつ解説しています。
※この電子書籍は、2002年4月発売の書籍を電子化したものです。
目次
Chapter 1 医師としての心構えとコミュニケーション 福井次矢
主治医自ら言葉と五感を用いて、患者の精神世界に分け入る必要がある
今や、医師・患者関係はパートナーに変化。メディカル・インタビューの現代的意味は大きい
コミュニケーション・スキルの稚拙さが、医療過誤訴訟へとつながっている可能性がある
Chapter 2 メディカル・インタビューで用いる質問と受け答え 福井次矢
1.中立的質問(Neutral Question)
2.開かれた質問(Open-ended Question)
3.閉じられた質問(Closed Question)
4.焦点を絞った質問(Focused Question)
5.促し(Facilitation)
6.繰り返し(Repeat)
7.解釈(Interpretation)
8.要約(Recapitulation)
9.直面化(Confrontation)
10.妥当化(Legitimization)
11.共感(Sympathy)
12.説明(Exposition)
13.沈黙(Silence)
14.非言語的コミュニケーション(Nonverbal Communication)
15.雑談(Free Talking)
16.できるだけ使用を避けたい質問
Chapter 3 メディカル・インタビューの実際
■成人の場合 木戸友幸
1.頭痛を訴える患者
2.発熱を訴える患者
3.胸痛を訴える患者
4.めまいを訴える患者
5.意識障害を訴える患者
6.複雑な悩みを抱える患者
■小児や若い女性の場合 富和清隆
1.乳児の患者
2.幼児の患者
3.思春期の患者
4.若い女性の患者
■特別な配慮が必要な患者 山本玉雄
1.いわゆるDifficult Patient(Somatizer)
2.いわゆるDifficult Patient(攻撃的な患者)
3.末期癌患者I
4.末期癌患者II
5.自殺企図のある患者
Chapter 4 医療におけるコミュニケーションと情報開示 福井次矢
患者個人の情報だけでなく、医療の根拠をも開示して、患者と深い信頼関係を結ぶ