書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

経腸栄養剤の選択とその根拠

経腸栄養剤の選択とその根拠
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 井上 善文 (編)

大阪大学国際医工情報センター栄養ディバイス未来医工学共同研究部門特任教授

フジメディカル出版

電子版ISBN

電子版発売日 2021年11月22日

ページ数 280

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-86270-154-1

印刷版発行年月 2015年3月

DOI https://doi.org/10.24590/9784862701541

書籍・雑誌概要

・患者さんの病態・経過に合った栄養剤の選択をいかに適切に行うか。15の病態別に根拠に基づく経腸栄養剤の選択を詳解。さらに経腸栄養の代表的なトラブル8つについて原因・対処法を解説。
・巻末には18社148製品の標準組成表を医薬品・濃厚流動食・半固形状流動食の3つのカテゴリー別に収録。

<序にかえて>より
 数年前から,「胃瘻を造設すると安らかに死ねない」「胃瘻は悪」といった風潮が出現してきた。栄養管理の経路として絶対的に胃瘻が適応であるにもかかわらず経鼻胃管を選択する,あるいは,CVポートで静脈栄養を行うといったことも散見されるようになってきたのである。(中略)この傾向は,栄養管理の本質を著しく見誤った由々しき事態である。(中略)現在のPEG,胃瘻をめぐる間違った流れに対しては,真に栄養管理の重要性,意義についての正しい理解を普及させるしかない。
 このように思い極めて,このたび本書の編纂にあたらせていただいた。本書は好評をいただいた拙著「経腸栄養剤の種類と選択」(2005年初版,2009年改訂)を土台としながら,最新のエビデンスに基づく病態ごとの経腸栄養剤の選択の実際についてまとめられたものである。執筆陣はわが国屈指の臨床栄養の第一人者の先生方であり,最新の理論的根拠を示しながら,現場目線による,栄養療法・管理の実際とそのフィロソフィーをも綴っていただいた渾身の1冊である。(後略)
 読者のみなさまにはぜひとも,本書から「経腸栄養剤の選択の科学」だけでなく,「栄養療法の根源的な使命・意義」を読み取って,日々の臨床に生かしていただきたい。(井上 善文)

目次

[1] 胃瘻と経腸栄養 - その意義

[2] 経腸栄養剤の種類と特徴
1) 経腸栄養剤の分類
2) Immuno - nutrition ( 免疫栄養療法 ) の理論と実際
3) 半固形状流動食

[3] 根拠に基づいた経腸栄養剤の選択
1) 経腸栄養剤の選択基準
2) 周術期
3) 重症病態
4) 肝疾患
5) 膵疾患
6) 腎疾患
7) 呼吸不全
8) がん
9) 腸管機能障害(炎症性腸疾患を含めて)
10) 高齢者
11) 褥瘡
12) 摂食・嚥下障害
13) 認知症
14) サルコペニア
15) 小児

[4] 経腸栄養時のトラブル対処
1) 胃瘻の瘻孔トラブル
2) 下痢
3) 便秘
4) 腹部膨満
5) 誤嚥
6) 過栄養・体重増加
7) 水分・電解質異常
8) 微量元素欠乏症

巻末資料 : 主要な経腸栄養剤の標準組成表

書籍・雑誌を共有

ツール

お気に入り登録
書誌情報ダウンロード

関連書籍