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グラム染色道場
肺炎診療に生かす喀痰グラム染色の見方・考え方
筆頭著者 山本 剛 (著)
神戸市立医療センター中央市民病院
日本医事新報社
電子版ISBN 978-4-7849-6819-0
電子版発売日 2019年2月11日
ページ数 162
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-7849-4810-9
印刷版発行年月 2019年1月
書籍・雑誌概要
喀痰グラム染色は難しいもの...と思っていませんか?
◆良い痰が採れない、コンタミが多い、複数菌の解釈が難しい...とお悩みの方はぜひ当道場へ!
◆菌種推定のコツ、炎症像の見方など、秘伝の奥義を惜しみなく伝授します。
◆グラム染色で得た情報を肺炎の病態把握、デスカレーションに活かしましょう!
目次
第1章 グラム染色による病態把握
【喀痰グラム染色の見方】
肺炎と肺膿瘍をグラム染色で区別できるか?
急性肺炎のスメアで見えるもの
グラム染色は複数菌が同時にわかるメリットがある
肺炎球菌って必ず見えるの?
貪食像=原因菌か?
フィブリンか粘液か?
ピュアじゃない検体に出会ったら
複数菌感染なのか?
【市中肺炎】
市中肺炎の起炎菌を推定する
生えない敵と戦う
注射薬か経口薬かー感受性成績の解釈について
インフルエンザ罹患後の細菌性肺炎
【院内肺炎】
院内肺炎の見方は難しいか?
VAPに遭遇しても困らない
Stenotrophomonas maltophilia
ブドウ球菌の貪食像
【誤嚥性肺炎】
誤嚥性肺炎診断のためのグラム染色
NHCAPの一例
Polymicrobial pattern
唾液と逆流の違い
【膿胸】
膿胸の治療経過をグラム染色で追う
膿胸なのに菌が見えない
くさくない膿胸
やっぱりありました入れ歯
【検査材料の評価】
Gecklerなんぼやねん?
検体が悪いけどどうしましょう
これは痰だろうか?
検体はいつまで有効なん?
塵埃細胞
第2章 グラム陽性菌
【ブドウ球菌】
MRSA肺炎はどうやって起きるか?
黄色ブドウ球菌は感染源が判らない?
【肺炎球菌】
莢膜を見逃してませんか?
肺炎球菌が培養で発育しにくい理由
多彩な形態に惑わされない
尿中抗原陰性の解釈
【その他のグラム陽性菌】
肺化膿症で見られた嫌気性グラム陽性球菌
易感染者の膿性痰から出たグラム陽性桿菌
肺放線菌症を疑うとき
抗菌薬で改善しない感冒様症状
第3章 グラム陰性菌
【肺炎桿菌】
大葉性肺炎の代表菌
緑膿菌と肺炎桿菌
肺炎桿菌で抜けた莢膜見つけました
【インフルエンザ菌】
重症でないけど肺炎です
インフルエンザ菌の多形性
【緑膿菌】
緑膿菌はなぜ耐性菌として注目されるのか?
鉄のさび色
緑膿菌のムコイド像
【モラクセラ】
気管支炎で見過ごされがち?
区別つきますか?
【レジオネラ】
レジオネラ肺炎の喀痰塗抹の見方
【フソバクテリウム】
膿胸から見える情景
お前はもう死んでいる
第4章 その他の細菌、真菌
【マイコプラズマ】
マクロライドが奏効しない市中肺炎
【抗酸菌】
グラム染色で見える結核菌
気管支鏡で潰瘍が見つかった
非結核性抗酸菌もキレイに抜けます
【真菌】
カンジダの貪食像
誤嚥性肺炎の後に出現したカンジダ
日和見感染菌を見たとき
ほか