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腎疾患患者の妊娠

診療の手引き

腎疾患患者の妊娠
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筆頭著者 日本腎臓学会 (編集)

東京医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年7月16日

ページ数 122

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-88563-172-6

印刷版発行年月 2007年10月

DOI https://doi.org/10.24479/9784885631726

書籍・雑誌概要

腎疾患患者は透析医療の普及前,慢性腎炎ネフローゼ症候群のため日常生活の中で厳しい制限が行われていたが,医療の進歩が速い時代は専門医の地域的な格差が生じ,特に「腎疾患患者の妊娠」のように,産科医と腎臓専門医との両者が関与する疾患ではその危険がより大きくなる。
今回本書を発行するきっかけは,日本腎臓学会評議員から産科医と腎臓医との腎疾患患者の妊娠に対する考え方のギャップを解消することであり,本書には諸問題について,腎臓専門医の考え方が提示されており,腎疾患患者の妊娠に関わっている医師や,妊娠を希望している腎疾患患者の診療に役立つ一冊である。

目次

「腎疾患患者の妊娠ー診療の手引きー」への期待 菱田 明 
発刊によせて 御手洗哲也 
はじめに
 1.腎機能障害の区分
 2.妊娠のstage分類
 3.妊娠中毒症の定義・分類の改訂
 4.[要約],[解説]について
I.妊娠を希望する腎疾患患者への対応
 1.急性腎炎症候群と反復性/持続性血尿症候群
 2.急速進行性糸球体腎炎症候群
 3.慢性腎炎症候群
 4.ネフローゼ症候群
 5.その他の腎疾患
 6.維持透析患者
 7.腎移植患者
II.妊娠が腎臓に及ぼす生理的な影響
 1.全身の身体的変化
 2.腎の変化
III.腎疾患患者がすでに妊娠している場合の取り扱い
 1.一般的事項
 2.実施すべき検査と正常値
 3.慢性腎炎症候群・ネフローゼ症候群患者の妊娠管理
 4.透析患者の妊娠管理
 5.腎移植患者の妊娠管理
IV.妊娠中の注意すべき合併症
 1.妊娠高血圧症候群
 2.無症候性細菌尿と尿路感染症
 3.水・電解質代謝異常
 4.急性腎不全(HELLP症候群
V.妊娠継続の可否と胎児の評価
 1.胎児well-beingの評価
 2.早産児の予後
VI.産褥期の注意点
 1.腎皮質壊死
 2.分娩後急性腎不全
 3.preeclampsia患者の高血圧・蛋白尿の推移
VII.妊娠中の食事
 1.エネルギー摂取量
 2.食塩摂取量
 3.たんぱく質摂取量
 4.カルシウム摂取量
VIII.妊娠中に使用できる薬物
 1.降圧薬
 2.副腎皮質ステロイド薬・免疫抑制薬
 3.抗菌
文献
索引

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