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片麻痺の人のためのリハビリガイド
感じることで動きが生まれる
筆頭著者 中里 瑠美子 (著)
協同医書出版社
電子版ISBN 978-4-7639-9506-3
電子版発売日 2018年3月19日
ページ数 112
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7639-2141-3
印刷版発行年月 2017年2月
書籍・雑誌概要
「麻痺を治したい」と願う人のためのリハビリテーションの方向性を示す.片麻痺という状態についてわかりやすく説明し、患者さん自身でも行える訓練を提案する.
目次
第1章 脳卒中になる前の、脳とからだの関係性~リハビリテーションの目標地点
自由に動けるとはどういうことなのでしょうか
・私たちはいつも「からだの声」を聴いています
・からだと脳はひとつながりの「システム」です
・「身体感覚」というからだの声が,自分の状態や外の世界を教えてくれます
・「注意」の力が,その時その場の意図を適切に実現させます
・脳のリハーサル(予測)は本番さながらです
・脳も,それ自体がシステムです
・からだもまた,システムです
・脳の中にも「からだ」があります
・「言葉」は感覚や動きともつながっています
・多様な感覚は一つになり,一つの感覚は多様に広がります
・道具はからだから脳に入り,からだは道具の先まで広がります
脳はいつでも「学習」しています
・日々学習,日々アップデートです~良いことばかりとは限らない
・学習を左右するのは意識の向け方です~「志向性」が大事
・脳は「痛み」も学習します~からだの声を聴き間違えることも
・脳で創られる情報は,とってもプライベート~「私」であること
第2章 脳卒中で傷ついた,脳とからだの関係性~リハビリテーションで考慮すべきこと
傷ついた脳が脳自身を守るための戦略~ネットワークの応急手当とその影響
・生きるための,機能の停止~こちらが傷つけばあちらも停滞
・「させない」ことは二の次~自然に強まる「反射」の動き
・脳の学習方針は「楽」で「手っ取り早い」こと~「私」にとっては都合が悪い
第3章 片麻痺のリハビリテーションの基本ルール
感じることが自分にとって都合の良い動きを創ります
・患者さんに守っていただきたい,ささやかなルール
・ご家族に協力していただきたい,いくつかのこと
第4章 生活の中でできること~思い通りに動くからだを創るために
自分でできる練習の提案
STEP 1 からだ全体の点検をしてみましょう
STEP 2 歩くための準備をしましょう~動きの基礎を創るために
練習1:仰向けに寝た状態で,できること
練習2:座った状態で,できること
STEP 3 手(上肢)を使う準備をしましょう~自分の手を取り戻すために
練習1:手のイメージを創りましょう
練習2:手の存在感を感じましょう
練習3:何かを触って, それを感じてみましょう
練習4:関節を動かして, 動きを感じてみましょう
自分の文化としてのからだの動き