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臨牀透析Vol.32 No.07

【特集】高齢腎不全患者のバスキュラーアクセスを科学する

臨牀透析Vol.32 No.07
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日本メディカルセンター

電子版ISSN 2433-247X

電子版発売日 2017年7月3日

ページ数 219

判型 B5

印刷版ISSN 0910-5808

印刷版発行年月 2016年6月

書籍・雑誌概要

【特集】高齢腎不全患者のバスキュラーアクセスを科学する 臨牀透析 Vol.32 No.7 増刊号が刊行になりました.
テーマは「高齢腎不全患者のバスキュラーアクセスを科学する」
 本増刊号では,患者の高齢化を主体とする維持透析を取り囲む状況の大きな変化に鑑み,VA 領域の専門家に「患者の高齢化」を一つのキーワードにVA に絡む諸問題を解説していただいた.現時点でVA にBrescia & Cimino のAVF を超える方式がない以上,これを中心としてほかの幾つかの選択肢を精度高く使用していくことが,肝要となる.

目次

総  論
1 動脈および静脈の加齢による病理学的変化
杉岡 憲一,仲川 将志,大澤 政彦,上田真喜子 11
Ⅰ.血管老化のメカニズム 12
Ⅱ.動脈の加齢による変化 13
Ⅲ.静脈の加齢による変化 19
2 加齢による血管内皮機能障害と薬剤(障害薬,改善薬)
─スタチン,ACE ─ i,ARB,CCB など
田中 健一,木村 浩,中山 昌明 22
Ⅰ.血管内皮機能障害とは 23
Ⅱ.血管内皮機能の評価法 23
Ⅲ.血管内皮機能障害とその要因 25
Ⅳ.血管内皮機能障害と薬剤 26
3 維持透析患者にみられる血管石灰化 奥野 仙二,稲葉 雅章 30
Ⅰ.血管石灰化の成因 31
Ⅱ.血管石灰化の診断・評価 36
Ⅲ.血管石灰化の意義 36
Ⅳ.血管石灰化への対策 37
4 VAの血流量―その測定法の種別と実測値
鈴木 雄太,安部 貴之,峰島三千男 41
Ⅰ.超音波希釈法 42
Ⅱ.超音波ドプラ法 46
Ⅲ.測定のルール決め 51
Ⅳ.高齢者における血流量測定の意義と注意点 51
5 VAトラブル概論 大平 整爾 53
Ⅰ.VA(AVF,AVG)に関連するトラブル 54
Ⅱ.AVF およびAVG における狭窄発症の機序 57
Ⅲ.長期間穿刺を反復したAVF の外観 58
Ⅳ.動脈化静脈狭窄の組織像 58
Ⅴ.狭窄病変の修復 61
Ⅵ.患者の高齢化に伴うVA関連事項の変化 62
Ⅶ.日本透析医会の事故調査報告(2015 年) 63
各  論
1 高齢者の全身状態とシャント 濱之上 哲,宮田  昭 67
Ⅰ.高齢者の全身状態の捉え方 68
Ⅱ.シャント造設に伴う全身への影響―虚血性変化(心・四肢・その他) 73
Ⅲ.全身状態がシャントに与える影響 81
2 高齢者のVAの選択と作製,時期,成績 春口 洋昭 89
Ⅰ.高齢者のVAの選択 90
Ⅱ.高齢者におけるVA作製時期 93
Ⅲ.高齢者の手術における注意点 94
Ⅳ.高齢者のVAの成績 95
Ⅴ.高齢者に望ましいVA 97
3 高齢者VA作製における手技上のポイント
(1)AVF 小口 健一 99
Ⅰ.高齢者のVA開存率は不良 100
Ⅱ.術前のチェックポイント 101
Ⅲ.手術手技上のポイント 102
(2)AVG 久木田和丘,巌築 慶一,佐藤 正法,土橋誠一郎,服部 優宏,小野寺一彦 112
Ⅰ.高齢者VAの特徴 113
Ⅱ.グラフトの適応と移植部位 114
Ⅲ.グラフトの種類と手術手技上の留意点 114
Ⅳ.AVG の開存成績 116
Ⅴ.高齢者の特徴とVA手術時の留意点 117
4 高齢者VAの超音波所見 若林 正則 119
Ⅰ.加齢に伴う変化 120
Ⅱ.長期使用に伴う変化 125
コラム エコー関連機材の進歩 野口 智永 127
5 VA狭窄に対するPTAの成功率・再発率―年齢差並びにPTA3カ月ルールとVA修復法への影響 池田  潔 129
Ⅰ.解析対象・治療方針 130
Ⅱ.アクセス不全の判断基準 131
Ⅲ.PTAの成功率 132
Ⅳ.開存成績 134
Ⅴ.PTAの開存期間に影響する因子 135
コラム PTA用機材の進歩 木場 藤太,小川 智也 137
コラム 薬剤溶出性バルーンとその効用 堀田 祐紀 139
6 高齢者VAの穿刺,疼痛と止血への対策 廣谷紗千子 142
Ⅰ.穿刺という創傷 143
Ⅱ.疼痛の定義と分類 144
Ⅲ.皮膚の構造 145
Ⅳ.高齢者の皮膚 148
Ⅴ.血管の構造 148
Ⅵ.高齢者の血管 149
Ⅶ.創傷治癒の分類 149
Ⅷ.高齢者のVA穿刺における注意 149
Ⅸ.穿刺疼痛の緩和 150
Ⅹ.確実な穿刺と止血法 151
Ⅺ.皮膚を健康に保つ 153
Ⅻ.事故を予防・回避する 154
7 高齢者の動脈表在化法―メリットとデメリット
室谷 典義,鶴岡 昭久,河野 行儀 155
Ⅰ.動脈表在化の適応 156
Ⅱ.高齢者に対する動脈表在化 156
Ⅲ.高齢者の動脈表在化のメリット 157
Ⅳ.高齢者の動脈表在化のデメリット 158
8 高齢患者への血管内留置カテーテル法の適応とリスク
川西 秀樹 163
Ⅰ.CVC使用の現状 164
Ⅱ.高齢透析患者導入期のCVC使用の生命予後への影響 164
Ⅲ.高齢末期腎不全患者に対する導入前AVF 作製の是非 167
Ⅳ.高齢維持透析患者におけるCVC(カフ型CVC) 168
Ⅴ.高齢透析患者への積極的なカフ型CVCの選択 171
9 高齢患者血液透析に対する望ましい血流量と透析量
三瀬 直文 174
Ⅰ.高齢患者の特徴 175
Ⅱ.血流量について 176
Ⅲ.透析量について 179
10 精神状態不安定な高齢透析患者の血液透析中の体動対策
城間久美絵,竹下 美子,宮田  昭 181
Ⅰ.患者の行動の意味を探る 182
Ⅱ.せん妄と認知症の違い 182
Ⅲ.せん妄とそのケア 183
Ⅳ.認知症とは 184
Ⅴ.血液透析中の安全対策 185
11 患者によるVAのケアへの指導
鈴木 鉄馬,池田 桂子,中山 重雅 190
Ⅰ.透析患者のVAの状況 190
Ⅱ.透析室での日常のVA管理と指導について 193
Ⅲ.患者によるVAケアへの指導の実際 194
12 VAプロファイル(VA既往歴管理) 木全 直樹 196
Ⅰ.高齢血液透析患者の背景 197
Ⅱ.高齢血液透析患者のVAタイプによる予後 200
Ⅲ.VAプロファイル(併存・既往歴管理) 202
13 血液透析から腹膜透析へ移行すべき時期 武本 佳昭,長沼 俊秀 208
Ⅰ.HD とPD の特徴 209
Ⅱ.積極的移行 211
Ⅲ.消極的移行 212
Ⅳ.治療法移行の実態 213
索 引

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