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熱、諍い、ダイヤモンド
筆頭著者 岩田 健太郎 (訳)
MEDSI
電子版ISBN 978-4-8157-0255-7
電子版発売日 2022年6月20日
ページ数 564
判型 A5変
印刷版ISBN 978-4-8157-3044-4
印刷版発行年月 2022年3月
書籍・雑誌概要
西アフリカのエボラ対策は、新型コロナの写し絵だ
エボラウイルス病との闘いに関し、医師であり人類学者でもある著者ポール・ファーマーが医学的観点に加え歴史的・社会的背景も踏まえて著述。なぜ、西アフリカなのか? なぜ、ここまで深刻な問題になり、対応が難しいのか? 著者ならではの視点・手法で問題を徹底的に掘り下げ、根っこ(root cause)にまで深く入り込んでいく。著者を「完成された医師の理想像」と仰ぐ岩田健太郎先生による翻訳。詳細かつ示唆に富み、COVID-19等パンデミック対策の参考にもなる書。
目次
緒言:ケアする者の疾患
PART I エボラ襲来
1. 25番目の流行?
2.タフ・コール
3.イブラヒムのセカンド・チャンス
4.ヤボムの2つの試練
インタールード(幕あい)その1・・袋小路
PART II 熱、諍い、ダイヤモンド
5.アッパー・ギニヤ・コーストと奴隷がつくった世界
6.グレート・スクランブルとパスツール派の台頭
7.戦争する世界・・臨床砂漠のつくり方
8.バラバラになる・・内戦とその余波
インタールード(幕あい)その2・・ザ・クライシス・キャラバン
PART III エボラ後の死と生
9.どのようにエボラは殺すのか・・社会医学の1例
10.バカげたことと、次の熱病
エピローグ・・COVIDの色