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せん妄診療実践マニュアル

せん妄診療実践マニュアル
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筆頭著者 井上 真一郎 (著)

羊土社

電子版ISBN

電子版発売日 2019年10月21日

ページ数 197

判型 B6変型

印刷版ISBN 978-4-7581-1862-0

印刷版発行年月 2019年10月

DOI https://doi.org/10.18958/9784758118620

書籍・雑誌概要

せん妄診療で,やるべきこと,気をつけるべきことを,現場に即して具体的に解説.診療フローに沿った構成と,情報やポイントをまとめた豊富な図表で,知りたいことがすぐわかる.薬剤の処方例,使い分けも多数掲載!

目次

基礎編

1章 せん妄対策の予備知識
①せん妄対策とは
②「せん妄」とは
③「せん妄の3因子」について
④せん妄対策は「リスクの引き算」と考える

2章 他の疾患との鑑別?まずせん妄の可能性を考えること!
①認知症との鑑別ー見分け方と対応
②うつ病との鑑別ー見分け方と対応
③アカシジア,レストレスレッグスとの鑑別ー見分け方と対応

3章 せん妄に対する予防的介入

STEP1 準備因子で患者のせん妄リスクを評価する
①高齢
②認知症
③脳器質性疾患の既往(脳梗塞,脳出血,頭部外傷など)
④せん妄の既往
⑤アルコール多飲

STEP2 せん妄ハイリスクの場合は医療者および患者・家族で共有する

STEP3 入院時におけるせん妄発症リスクの低減
①内服中のせん妄ハイリスク薬を減量・中止する
②不眠時指示をベンゾジアゼピン受容体作動薬以外で出すようにする
③環境調整/コミュニケーション

STEP4 入院後におけるせん妄発症リスクの低減

①身体管理を行う

②ハイリスク薬の使用回避

③環境調整/コミュニケーション

④評価

4章 せん妄に対する治療的介入

1.原因療法
①原疾患の精査・治療,原因薬剤の中止
②特に注意すべき直接因子
③低活動型せん妄

2.薬物療法
①薬剤を選択する
②用量を決める
③投与時間を決める
④評価する
⑤処方内容を再調整する

3.非薬物療法
①意識障害・注意障害を考慮した対応
②急性発症・日内変動を考慮した対応
③記憶障害/見当識障害/視空間認知障害/幻覚を考慮した対応
④睡眠・覚醒リズム障害を考慮した対応
⑤感情の障害を考慮した対応
⑥その他

4.せん妄への対応で留意するべきこと

実践編

1章 術後せん妄

はじめに

STEP1 準備因子で患者の術後せん妄リスクを評価する

STEP2 術後せん妄ハイリスクの場合は医療者および患者・家族で共有する

STEP3 術前におけるせん妄発症リスクの低減
①内服中のせん妄ハイリスク薬を減量・中止する
②不眠時指示をベンゾジアゼピン受容体作動薬以外で出すようにする
③環境調整/コミュニケーション

STEP4 術後におけるせん妄発症リスクの低減
①身体管理を行う
②ハイリスク薬の使用回避
③環境調整/コミュニケーション
④評価

術後せん妄に対する治療的介入
①薬物療法
②非薬物療法(促進因子の除去)

2章 アルコール離脱せん妄

はじめに

STEP1 準備因子で患者のアルコール離脱せん妄のリスクを評価する
STEP2 アルコール離脱せん妄ハイリスクの場合は医療者および患者・家族で共有する
STEP3-① アルコール離脱せん妄以外のせん妄を防ぐ
①身体疾患の治療/合併症の精査・治療
②ハイリスク薬の使用回避

STEP3-② アルコール離脱せん妄を防ぐ
①ビタミンの補充
②予防的薬物治療

アルコール離脱せん妄に対する治療的介入

3章 緩和医療におけるせん妄

はじめに

STEP1~4 緩和医療におけるせん妄に対する予防的介入
緩和医療におけるせん妄に対する治療的介入
①可逆性・不可逆性の評価について
②可逆性せん妄
③不可逆性せん妄

付録 薬剤リスト

索引

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