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日本の現代麻酔科学の歩み

日本の現代麻酔科学の歩み
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筆頭著者 松木 明知 (著)

克誠堂出版

電子版ISBN 978-4-7719-6118-0

電子版発売日 2023年11月20日

ページ数 386

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7719-0584-9

印刷版発行年月 2023年10月

DOI https://doi.org/10.18916/9784771905849

書籍・雑誌概要

日本における1950年以降の現代麻酔科学の歴史を立体的視点でとらえる。“山村秀夫東京大学名誉教授との対談”“山村秀夫の‘麻酔標榜医の認可'における業績”などを収載。

目次

はじめに iii
謝辞 xi
凡例 xiii
Ⅰ 現代麻酔科学の黎明
1.Meyer Saklad 来日前の気管麻酔の情報 3
2.気管麻酔の技術習得者・石川七郎の帰国 12
3.林 周一と国産初の閉鎖循環式麻酔器 20
Ⅱ Meyer Saklad の講義
1.Unitarian Service Committee 医学使節団の来日とMeyer Saklad の講義 33
2.Meyer Saklad の“麻酔特集”に与えた影響 39
3.清水健太郎による麻酔科学関連用語の造語 45
4.草創期のアメリカ留学者 51
Ⅲ 日本麻酔学会(日本麻酔科学会の旧名)の設立
1.“日本麻酔学会”はなぜ1954 年に設立されたか 61
2.文部省総合研究“麻酔班”の発足 70
3.武藤完雄の第54 回日本外科学会における発言 78
4.“麻酔研究会”と“麻酔懇談会” 84
5.第1 回東京麻酔専門医会総会の集合写真 91
6.国外名誉会員から見た諸外国の影響 99
Ⅳ 麻酔標榜医と麻酔指導医
1.史料「我国及び外国における麻酔医の現況」 109
2.山村秀夫の厚生大臣に対する“要望書” 117
3.天野道之助の政府に対する“要望書” 124
4.麻酔標榜医の認可の背景 131
5.麻酔標榜医の認可前後の諸問題 145
6.山村秀夫の“麻酔標榜医の認可”における業績 156
7.第1 回麻酔指導医認定試験を巡るエピソード 169
8.草創期の麻酔指導医認定試験の合格者 179
9.恩地 裕の“資格問題” 184
Ⅴ 日本麻酔学会の“あり方委員会”
1.1980 年の“あり方委員会”の答申 201
2.なぜ“あり方委員会”が再設置されたか 208
3.太平洋戦争敗戦前後2 度の“失われた20 年” 215
4.史料としての“学会印象記” 226
5.会長講演などから見た学会の60 年の変遷 232
Ⅵ 山村秀夫名誉教授との対談および著者の回顧
1.山村秀夫東京大学名誉教授との対談 243
2.麻酔科学史研究50 年の回顧 266
Ⅶ そのほか
1.短命に終わった英文ジャーナル 285
2.McIntyre Collection の遺贈と麻酔博物館への移管 290
3.日本語の“ペインクリニック”の語史 298
4.日本の“ペインクリニック”の淵源:Härtel のガッセル神経節ブロック 306
5.The History of Surgical Anesthesia の著者Thomas E. Keys の来日 318
Ⅷ 「日本の現代麻酔科学の歩み」の要旨 329
Ⅸ English Abstracts of The History of Contemporary
        Anesthesiology in Japan         339
初出一覧 357
索引 361