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スキ間で極意・学習編!! 心電図プロの見方が面白いほど見える本

スキ間で極意・学習編!! 心電図プロの見方が面白いほど見える本
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筆頭著者 上嶋 健治 (著)

克誠堂出版

電子版ISBN 978-4-7719-6054-1

電子版発売日 2020年3月23日

ページ数 190

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7719-0514-6

印刷版発行年月 2019年4月

DOI https://doi.org/10.18916/9784771905146

書籍・雑誌概要

話題の問題集『スキ間で極意』に学習編が登場。「心電図はどこを注目すればいいかわからないから苦手……」ならばプロはどこを見ているのか、具体的に印を付けて教えます。

目次

第1章 較正・記録速度をチェック
章扉について
要点
1.心電図の記録に関するルール
1-1.記録紙の約束
1-2.記録の約束
2.心電図の誘導(電極)に関するルール
2-1.四肢の双極誘導と単極誘導
2-2.胸部の単極誘導
2-3.電極の色に関するルール
マーカーの解説
1.較正波に着目
2.紙送り速度に着目
3.心電図の波形・間隔の名称に関する約束事
この章のまとめ
参考文献
練習問題

第2章 心臓の電気的位置:電気軸と移行帯をチェック
章扉について
要点
1.電気軸の考え方
2.移行帯の考え方
マーカーの解説
1.電気軸の評価はI誘導とaVF誘導に着目
2.移行帯の評価は胸部誘導を上から下に
3.移行帯の評価には念のためR波の増高を評価
疾患:電気的位置異常を示す疾患
1.電気軸異常を所見とする疾患
1-1.左軸偏位を呈する疾患
1-2.右軸偏位を呈する疾患
2.移行帯異常を所見とする疾患
2-1.時計軸回転を呈する疾患
2-2.反時計軸回転を呈する疾患
2-3.R波の増高不良を呈する疾患
この章のまとめ
参考文献
練習問題

第3章 P波・PQ間隔をチェック
章扉について
要点
1.P波の形状の評価
2.PQ間隔の評価
マーカーの解説
1.まずI誘導のP波に着目
2.心房拡大の評価はV1誘導とⅡ・Ⅲ・aVF誘導に着目
3.さらにaVF誘導では
4.特殊なP波の形状(ペースメーカ心電図)
5.PQ間隔の評価はI・aVF誘導とV1誘導で十分
5-1.PQ間隔の延長
5-2.PQ間隔の短縮
疾患:P波やPQ間隔の異常を示す疾患
1.右胸心
2.心房拡大
2-1.右房拡大を来す疾患
2-2.左房拡大を来す疾患
3.異所性上室調律
4.ペースメーカ心電図
5.房室ブロック
5-1.1度房室ブロック
5-2.2度房室ブロック
5-3.3度房室ブロック(完全房室ブロック)
6.房室解離
7.早期興奮症候群
7-1.WPW症候群
7-2.LGL症候群
この章のまとめ
参考文献
練習問題

第4章 QRS波をチェック
章扉について
要点
1.脚ブロックの評価
2.心肥大の評価
3.異常Q波の評価
マーカーの解説
1.まずV1とV5誘導のQRS波のパタンに着目(脚ブロックの評価)
1-1.右脚ブロック:V1誘導でのrSR’パタン
1-2.左脚ブロック:V5誘導の結節性R波
2.次にV1とV5誘導のQRS波高に着目(心肥大の評価)
2-1.右室肥大:V1誘導のQRS波高に着目
2-2.左室肥大:V1とV5誘導のQRS波高を計測
3.最後に電気軸と移行帯に着目(異常Q波の評価)
疾患:QRSパタンに影響を与える病態や疾患
1.右脚ブロック
1-1.2束ブロック
1-2.ブルガダ症候群(特発性心室細動)
2.左脚ブロック
3.特殊な脚ブロック
4.右室肥大
5.左室肥大
6.心筋梗塞(陳旧性)の異常Q波の評価
6-1.前壁梗塞・中隔梗塞
6-2.側壁梗塞
6-3.下壁梗塞
6-4.後壁梗塞
7.肺血栓塞栓症
この章のまとめ
参考文献
練習問題

第5章 ST部分・T波・U波をチェック
章扉について
要点
1.ST低下(非貫壁性の心内膜下虚血など)の評価
2.ST上昇(貫壁性の重症心筋虚血)の評価
3.ST上昇(早期再分極)とJ波の評価
4.T波の高さ・深さの評価
5.QT間隔の評価
6.U波の評価
マーカーの解説
1.ST低下は,aVFとV5誘導に着目
2.ST上昇は,I,aVF,V1,V5の4誘導に着目
3.T波の増高と低下および陰性化もI,aVF,V1,V5の4誘導に着目
4.QT間隔の延長と短縮にはI,aVF,V5の3誘導に着目
5.虚血に関連したU波の出現にはV1(V2)とV5誘導に着目
疾患:ST偏位やT・U波に影響を与える病態や疾患
1.狭心症・無痛性心筋虚血(ST低下)
2.左室肥大によるストレインパタン(ST低下)
3.ジギタリス・電解質異常などの外的影響(ST低下)
4.心筋梗塞・冠攣縮性狭心症(ST上昇)
5.心筋炎(ST上昇)
6.早期再分極とJ波(ST上昇)
7.T波の増高と減高
8.陰性T波
9.QT間隔の延長と短縮
9-1.QT間隔の延長
9-2.QT間隔の短縮
10.虚血に関連したU波の出現
この章のまとめ
参考文献
練習問題

第6章 心拍数と脈の整不整をチェック
章扉について
要点
1.脈の整・不整
2.心拍数
3.不整脈の評価
3-1.期外収縮の評価
3-2.頻脈性不整脈の評価
3-3.徐脈性不整脈の評価
3-4.変動する不整脈の評価
マーカーの解説
1.心拍数の算出
1-1.300の法則
1-2.1500の法則
1-3.記録紙の最下段のマークにも着目
2.期外収縮に着目
2-1.期外収縮と正常心拍の間隔に着目
2-2.期外収縮の頻度に着目
3.頻拍に着目
4.徐脈に着目
5.変動する調律に着目
5-1.P波を伴い変動する調律
5-2.P波を伴わない変動する調律
疾患:脈の不整を呈する病態や疾患
1.期外収縮
1-1.心房期外収縮
1-2.房室結節期外収縮
1-3.上室期外収縮
1-4.多源性上室期外収縮
1-5.非伝導性上室期外収縮
1-6.変行伝導を伴う上室期外収縮
1-7.心室期外収縮
1-8.心室期外収縮の起源
1-9.副収縮
2.頻脈性不整脈
2-1.洞頻脈
2-2.上室頻拍
2-2-1.自動能性上室頻拍
2-2-2.リエントリー(回帰)による上室頻拍
2-2-3.房室結節回帰性頻拍
2-2-4.房室回帰性頻拍
2-2-5.変行伝導を伴う上室頻拍
2-3.心室頻拍
2-3-1.単形性心室頻拍
2-3-2.倒錯型心室頻拍(torsades de pointes:twisting of the points)
2-3-3.特発性心室頻拍
2-3-4.催不整脈性右室心筋症(ARVC)
2-3-5.頻脈性心室固有調律(AIVR)
2-4.幅の広いQRS型頻拍(wide QRS tachycardia)の鑑別
2-5.心室細動(ventricular fibrillation)
3.徐脈性不整脈
3-1.洞機能不全症候群(SSS)
4.変動する不整脈
4-1.洞不整脈
4-2.移動性ペースメーカ(wondering pacemaker)
4-3.心房細動(atrial fibrillation)
4-4.心房粗動(atrial flutter)
この章のまとめ
参考文献
練習問題

巻末資料:心電図の判読と重症度判定
索引