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理学療法管理学
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≪15レクチャーシリーズ 理学療法テキスト≫

筆頭著者 石川 朗 (総編集)

神戸大学生命・医学系保健学域

その他の著者 長野/聖

中山書店

電子版ISBN

電子版発売日 2021年12月20日

ページ数 200

判型 A4

印刷版ISBN 978-4-521-74813-9

印刷版発行年月 2020年4月

書籍・雑誌概要

2020年4月から「理学療法管理学」が必修化された。
いまなぜ学生が「管理学」を学ぶ必要があるのか、その背景を踏まえて、学生がおさえておきたい「理学療法管理学」の知識を15コマ(レクチャー)の構成で、簡潔に解説した。
在学中はもちろん卒後、臨床でも役立つ内容が充実している。はじめて「理学療法管理学」を学ぶ学生に最適な教科書である。

目次

LECTURE 1 総論 (長野 聖)
 1.理学療法管理学の源流
  1)病院管理学とは
  2)病院管理学から医療管理学へ
  3)看護師における「管理学」の位置づけ
 2.理学療法管理学が必要とされる背景
  1)人口構造と制度の変化
  2)理学療法の教育内容の改正
 3.理学療法管理学の構成内容
  1)日本理学療法士協会の取り組み
  2)カリキュラム編成の視点
 4.まとめ
 Step up
  1.高齢化の実態
  2.令和時代の「理学療法管理学」の視座

LECTURE 2 病院の分類と組織 (木村雅彦)
 1.「医療法」における医療と医療圏,医療機関
  1)「医療法」と関連法規
  2)地域医療計画制度と地域完結型医療
  3)医療施設の分類:病院と診療所
  4)病院の分類
  5)拠点病院
 2.病院内の組織とその役割
  1)診療とケア提供のプロセス
  2)病院の組織
 Step up
  1.病院の機能を評価する
  2.医療従事者の労務管理

LECTURE 3 専門職とチームケア (小林麻衣)
 1.チームケアの必要性とその背景
  1)医療技術の高度化
  2)患者数の増加と入院期間の短縮
  3)治療の選択肢の増加
 2.専門職
  1)医師
  2)看護師
  3)准看護師
  4)保健師
  5)作業療法士
  6)言語聴覚士
  7)義肢装具士
  8)管理栄養士
  9)薬剤師
  10)歯科医師,歯科衛生士
  11)社会福祉士
  12)精神保健福祉士
  13)介護福祉士(ケアワーカー)
  14)介護支援専門員(ケアマネジャー)
  15)訪問介護員
  16)診療放射線技師
  17)臨床検査技師
  18)臨床工学技士
  19)視能訓練士
  20)救急救命士
  21)はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
  22)柔道整復師
  23)臨床心理士
 3.医療におけるケアチームや各種委員会
  1)呼吸(ケア)サポートチーム(RST)
  2)院内急変対応チーム(RRT)
  3)感染管理チーム(ICT)
  4)抗菌薬適正使用支援チーム(AST)
  5)栄養サポートチーム(NST)
  6)摂食・嚥下チーム
  7)糖尿病教育支援チーム(DET)
  8)褥瘡対策チーム
  9)認知症サポートチーム(DST)
  10)排尿ケアチーム(UCT)
  11)緩和ケアチーム(PCT)
 4.事務部門とチームケア
  1)総務,庶務
  2)用度
  3)人事
  4)経理
  5)医事課
  6)施設課
 5.その他の連携
 Step up
  関連医療施設における委員会

LECTURE 4 社会保障のしくみ(長野 聖)
 1.社会保障の構成要素とその役割
 2.保険料を財源とする社会保険
  1)年金保険
  2)雇用保険
  3)労働者災害補償保険
 3.税金を財源とする公的扶助,社会福祉,公衆衛生
  1)公的扶助(生活保護)
  2)社会福祉の領域と対象
  3)公衆衛生
 4.社会保障の機能
  1)所得の再分配
  2)経済の安定
 5.税金と保険料負担からみた社会保障
  1)税金が財源の社会保障
  2)税金と保険料が財源の社会保障:医療
  3)理学療法士の立場から
 Step up
  1.年金は本当に「払い損」か?
  2.20 歳代から考えるライフステージに応じて生じる費用(お金)
  3.知っていますか? 民生委員の存在と役割

LECTURE 5 医療保険制度 (小野くみ子)
 1.医療保険制度の歴史
  1)日本の保険制度の特徴とその歴史
  2)日本の医療制度の概要
  3)医療保険制度の患者一部負担の推移
 2.国民医療費 48
 3.医療保険制度の体系とその概要
  1)医療保険の種類と対象の概要
  2)医療保険制度の体系
  3)各医療保険制度の概要
  4)高齢者医療制度
 4.診療行為別にみた入院の1 日あたり点数
 Step up
  1.主要国の医療保障制度の給付内容と自己負担の概要
  2.医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律
  3.ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用促進

LECTURE 6 介護保険制度 (長野 聖)
 1.介護保険制度の特徴
  1)リハビリテーションとの密接な関係
  2)施設サービスから在宅サービスへの転換
  3)サービス利用者の自己決定権の尊重
 2.介護保険制度の対象
 3.申請から要介護認定を受けるまで
  1)訪問調査
  2)主治医意見書
  3)一次判定
  4)二次判定(介護認定審査会)
  5)要介護認定結果の通知・保険証の交付
 4.ケアプランの作成からサービス利用まで
  1)ケアプランの作成とケアマネジメント
  2)介護支援専門員(ケアマネジャー)
  3)地域包括支援センターの役割
  4)利用できるサービスの内容
 5.介護保険に関連する高齢者の住まい
 Step up
  1.介護保険制度の誕生の背景
  2.認定調査票

LECTURE 7 診療・介護報酬と収益構造 (長野雅江)
 1.医療の値段
  1)出来高払いと包括払い
  2)包括医療費支払い制度(DPC制度)
  3)入院基本料
  4)リハビリテーションに関係する入院関連費
 2.リハビリテーションの値段
  1)疾患別リハビリテーション料
  2)がん患者リハビリテーション料
  3)リンパ浮腫複合的治療料
  4)障害児(者)リハビリテーション料
  5)リハビリテーション総合計画評価料
  6)入院時訪問指導加算
  7)退院前訪問指導料
  8)摂食機能療法
  9)目標設定等支援・管理料
 3.診療報酬の支払いのしくみ
 4.介護の値段
  1)訪問リハビリテーション
  2)通所リハビリテーション
  3)介護老人保健施設(老健)
 5.介護報酬の支払いのしくみ
 6.人件費とコスト
 7.給与の背景
  1)給与
  2)手取り
 Step up
  リハビリテーション機器の値段

LECTURE 8 保健・医療・介護・福祉の連携 (長野 聖)
 1.保健・医療・介護・福祉の連携の概要
 2.保健と医療の連携
  1)予防医学の概念:一次・二次・三次予防とは
  2)保健の拠点:保健所と保健センターの役割
  3)産業保健と理学療法士のかかわり
 3.保健・医療・介護・福祉の連携
  1)地域包括ケアシステムとは
  2)地域包括ケアシステムを支える4 つの「助」
 4.障害と福祉
  1)障害の概念と理学療法士との関係
  2)障害者の福祉に関する施策
  3)義肢・装具にみる医療と福祉との連携
 Step up
  2040年に向けた地域包括ケアシステムの姿

LECTURE 9 業務管理 (長野雅江)
 1.理学療法士の業務の流れ
  1)入院初日(サービス開始初日)
  2)入院中(サービス提供中)
  3)退院前(サービス終了前)
  4)リハビリテーションサマリーの作成
 2.他職種との連携
  1)処方
  2)カンファレンス
  3)インフォームド・コンセント
  4)各種委員会
 3.業務・労務管理
  1)時間外労働
  2)休暇
  3)人事異動
  4)ハラスメント
 4.人事考課
  1)ラダーの導入
  2)業務の改善
 5.監査への対応
  1)「医療法」に基づく保健所の立ち入り検査
  2)保険医療機関の適時調査,指導,監査
  3)介護保険の指導・監査の概要
  4)カルテ記載の留意事項
 6.職場環境のデザイン
  1)リハビリテーション室
  2)スタッフルーム
 7.機器の点検,管理
  1)点検
  2)管理
 Step up
  1.働き方改革
  2.組織が求める人材
  3.自分が求める職場

LECTURE 10 情報管理 (長野 聖)
 1.理学療法の業務に必要な情報と診療記録の分類
  1)診療録
  2)診療に関する諸記録
  3)その他の診療記録
  4)診療記録の保存期間と法的な取り扱い
 2.理学療法の業務に必要な記録とその管理
  1)なぜリハビリテーション記録が必要なのか
  2)記録するうえでの注意事項
  3)リハビリテーション記録の記載項目と内容
  4)記録の記載方法
  5)電子カルテ
 3.理学療法の業務に必要な情報を得るためのコミュニケーション技術
  1)基本的態度
  2)医療面接における基本的な質問形式
  3)共感的,受容的な態度
  4)避けるべき態度
  5)円滑に情報を得るための配慮-マスクの装着について
 Step up
  患者の立場での情報管理

LECTURE 11 リスク管理 (長野雅江)
 1.「医療安全」元年
 2.医療,介護におけるコンプライアンス
  1)マニュアルの整備と遵守
  2)マニュアルの改訂
  3)アセスメント(評価)
 3.インシデントとアクシデント
  1)インシデント(≒ヒヤリ・ハット)
  2)アクシデント(=事故)
  3)事例提示
 4.事故の背景
  1)ハインリッヒの法則
  2)スイスチーズモデル
 5.安全への取り組みの方法
  1)インシデントレポート
  2)「5S 活動」の実施
  3)危険予知トレーニング(KYT)
  4)チームトレーニング
  5)事故を未然に防ぐ「信頼性設計」:fool proof とfail-safe
 Step up
  1.入院中に発生した転倒・転落による頭部外傷による死亡事例
  2.転倒・転落に対する医療安全の取り組み

LECTURE 12 感染症管理 (石川 朗)
 1.感染と感染症
  1)感染
  2)感染症の主要症状
 2.感染症の構成要素
  1)感染源と病原微生物
  2)病原微生物の保有者
  3)ヒトにおける病原微生物の伝播
  4)感染経路
  5)侵入門戸
  6)宿主
 3.感染症の予防
  1)標準予防策(スタンダード・プリコーション)
  2)感染経路別の予防策
  3)宿主の抵抗力
 4.医療機関における感染対策
  1)院内感染
  2)院内感染対策の体制
  3)基本となる院内感染対策
  4)アウトブレイク
 5.高齢者介護施設における感染対策
  1)感染対策の基本
  2)感染管理体制のあり方
  3)平常時の衛生管理のあり方
  4)感染症など発生時における対応法
 6.理学療法と感染症
  1)理学療法業務と感染
  2)理学療法における感染予防
 Step up
  個別の感染症の特徴,感染予防,発生時の対応

LECTURE 13 権利擁護と職業倫理 (玉木 彰)
 1.インフォームド・コンセント(説明と同意)
  1)理学療法とインフォームド・コンセント
  2)インフォームド・コンセントにおける倫理的課題
  3)インフォームド・コンセントにおける理学療法士の役割
 2.個人情報保護
  1)守秘義務
  2)個人情報保護
 3.倫理
  1)理学療法士の職業倫理
  2)理学療法士の研究倫理
 4.ハラスメント
  1)職場でのパワーハラスメント
  2)職場でのセクシュアルハラスメント
  3)臨床実習におけるハラスメント
 5.コンフリクトマネジメント
  1)勤務先の部署内におけるコンフリクトマネジメント
  2)医療現場でのコンフリクトマネジメント
 6.「医療広告ガイドライン」
  1)「医療広告ガイドライン」の基本的な考え方
  2)理学療法と「医療広告ガイドライン」
 Step up
  1.臨床実習におけるハラスメントの現状
  2.個人情報の取り扱いにおける管理(臨床実習も含む)

LECTURE 14 教育管理 (前重伯壮)
 1.理学療法教育の歴史
 2.臨床実習の管理
  1)臨床実習の教育体制の分類
  2)理学療法養成課程における臨床実習の実際
 3.臨床実習の評価方法
  1)客観的臨床能力試験(OSCE)とは
  2)OSCEの実施方法
  3)OSCEの試験項目
 4.理学療法士国家試験の管理
  1)国家試験と受験資格
  2)試験体制
  3)受験者・合格者数,合格率の推移
  4)国家試験出題基準
 5.臨床教育の管理
  1)プリセプターシップ
  2)チューターシップ(エルダー制)
  3)メンターシップ
  4)チーム支援型
 6.生涯学習の管理
  1)新人教育プログラム
  2)認定理学療法士制度
  3)専門理学療法士制度
  4)新生涯学習制度
 Step up
  海外留学

LECTURE 15 理学療法士の政治・政策への関与 (長野 聖)
 1.理学療法士が政治に関与しなければならない理由
  1)社会の変化
  2)投票率の世代間格差
  3)理学療法士の歩みと政治とのかかわり:これまでに何があったか
  4)診療報酬の決定の過程における政治の関与
 2.職能団体としての政治への関与
  1)理学療法士,政治,行政:三者の「じゃんけん」の関係
  2)他職種の政治関与の動向
 3.個人としての政治への関与
  1)投票の判断,政党や候補者の選択方法
  2)投票に至るまでの選挙活動
 Step up
  看護師にみる政治関与の成果

巻末資料

TEST 試験 (長野 聖)

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