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門脈圧亢進症取扱い規約 第4版
筆頭著者 日本門脈圧亢進症学会 (編)
金原出版
電子版ISBN 978-4-307-80452-3
電子版発売日 2022年9月12日
ページ数 140
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-307-20452-1
印刷版発行年月 2022年9月
書籍・雑誌概要
第4版では、前版から約10年にわたる研究の進歩をcatch upし、国際基準であるBaveno VIIコンセンサスを取り入れた。内視鏡・超音波・放射線・病理などは多くを最新画像に差し替え、RDIなどの新たな検査法も加えた。目次は、総説、病因・病態、臨床、病理、関連事項の5部に構成し直した。基礎疾患に類洞閉塞症候群(SOS)などの新たな病態を加え、臨床(診断・治療)では具体的な方法を詳細に記載し、Point of no returnなどの病期の捉え方も含めて大幅に加筆した。座右においてほしい充実の一冊となっている。
目次
I.総説
1.門脈系
2.門脈圧
3.側副血行路
4.門脈圧亢進による症候
5.門脈圧亢進症の治療
II.病因・病態
1 門脈圧亢進症の病因
【基礎疾患と閉塞部位】
1.肝硬変(LC)
2.特発性門脈圧亢進症(IPH)
3.先天性肝線維症(CHF)
4.肝外門脈閉塞症(EHO)
5.バッド・キアリ症候群(BCS)
6.類洞閉塞症候群(SOS)
2 門脈圧亢進症の病態
【症候】
1.門脈圧の亢進
2.全身の循環亢進状態
3.局所の循環亢進状態
4.門脈系−大循環系短絡路の発達(P-S shunt)
5.食道・胃静脈瘤
6.異所性静脈瘤
7.肝機能障害
8.脾腫および脾機能亢進症
9.腹水および胸水
10.肝性脳症
11.門脈圧亢進症性胃腸症(PHGE)
12.門脈血栓症
III.臨床
1 病歴
2 自覚所見
3 肝硬変の臨床分類
1.肝硬変の定義と病期別臨床経過
2.cACLD・CSPH の定義とBaveno VI・VII criteria
4 門脈圧亢進による臨床症状
1.消化管出血
2.肝性脳症
3.腹水
4.肝性胸水
5.浮腫
6.皮膚症状
7.神経症状(肝性脳症以外)
8.腎障害
9.呼吸器障害
10.サルコペニア
11.門脈血栓症
12.脾機能亢進症
5 検査所見(画像・内視鏡以外)
1.血液検査所見
2.肝疾患重症度
6 画像検査
1.超音波検査
2.超音波エラストグラフィ
3.コンピュータ断層撮影検査(CT)
4.磁気共鳴画像検査(MRI)
5.MRエラストグラフィ(MRE)
6.血管造影検査
7.血流測定法
8.血圧測定法
9.シンチグラフィ
7 内視鏡検査
1.消化管内視鏡(EGD)(CS)
2.バルーン内視鏡(BE)
3.カプセル内視鏡(CE)
4.超音波内視鏡(EUS)
5.Red Dichromatic Imaging(RDI)およびNarrow Band Imaging(NBI)
6.腹腔鏡
8 治療
1.バルーンタンポナーデ法
2.薬物療法
3.内視鏡的治療
4.バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)
5.BRTO以外のIVR
6.超音波内視鏡的治療
7.手術療法
8.移植療法
9 治療前後の門脈血行動態
1.手術療法
2.IVR
3.内視鏡的治療
10 Point of no return
IV.病理
1 病理組織学的事項
1.肝硬変(LC)
2.特発性門脈圧亢進症(IPH)
3.先天性肝線維症(CHF)
4.肝外門脈閉塞症(EHO)
5.バッド・キアリ症候群(BCS)
6.日本住血吸虫症
7.その他
8.食道・胃静脈瘤
2 病理図譜
V.関連事項
1 臨床研究の進め方
2 レジストリの方法論
3 新しい治療法の保険収載
1.背景
2.医師側の組織について
3.公的価値を評価する主体
4.医療技術が公的価値を見出すための必要条件
5.医療技術評価(HTA)
4 アルコール依存症の診断と治療
1.アルコール依存症の診断
2.日本のアルコール依存症対策
3.治療
付.門脈血行異常症ガイドライン2018 年改訂版
門脈血行異常症の診断のガイドライン
特発性門脈圧亢進症診断のガイドライン
肝外門脈閉塞症診断のガイドライン
バッド・キアリ症候群診断のガイドライン
重症度分類
特発性門脈圧亢進症,肝外門脈閉塞症,バッド・キアリ症候群重症度分類
門脈血行異常症の治療ガイドライン
食道・胃静脈瘤の治療ガイドライン
脾腫,脾機能亢進の治療ガイドライン
バッド・キアリ症候群の狭窄・閉塞部位に対する治療ガイドライン