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「緩和ケアにやりがいなんて、あるんですか?」

人と人が振動するとき、そこに人間が生まれる

「緩和ケアにやりがいなんて、あるんですか?」
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高橋 有我 (著者)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-80234-5

電子版発売日 2026年6月25日

ページ数 336

判型 四六

印刷版ISBN 978-4-307-10234-6

印刷版発行年月 2026年6月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307802345

書籍・雑誌概要

陸の孤島のような、地方の療養型病院での緩和ケア――。そこには拍手もなく、賞賛もない。
「いま、この人の前で何ができるのか」を問い続ける日々のなかで感じた葛藤、迷い、怒り、無力感、そしてただ祈るしかなくなる瞬間――。
患者や家族とのエピソードを綴った物語は、次第に著者の内的な時間と交差して影響しあい、かつて覗いた“深淵”をはじめとする過去につながっていく――。

人はなぜ人の前に立ち続けるのか、静かに考え直すきっかけを提示する。
――緩和ケアにやりがいなんて、本当にあるんですか?

目次

まえがき

第一章  深淵に出会った日
第二章  修行
第三章  緑に包まれた病院で ―緩和ケアの扉―
挿話   CCレモンを感じたい
第四章  「麻薬処方の免許、ありますか?」
第五章  後任の医師
第六章  「DNARだから、何もしないんでしょ?」
断章   涙に頼んだこと
第七章  ぬかるみに引く線
第八章  咳のお告げ ―ひっそりと身体に棲みついた死の影―
第九章  鎮静
挿話   ハッピーバースデーの向こう側
第十章  問いかけられた言葉――「緩和ケアにやりがいなんて、あるんですか?」
断章   「もう、心臓が壊れているんだ」―心臓の専門家との対話―
第十一章 出会った生きる力
第十二章 「緩和の人」「がん末の人」という言葉の違和感
第十三章 燃え尽きたなら、炭として
断章   不完全だからこそ
第十四章 それでも医療者はそこにいる
第十五章 無限大分の34
第十六章 潜水
断章   暗く見えるけど、実際は色がないだけ
第十七章 振動
挿話   塩

あとがき

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