書籍・雑誌概要

発達障害診療にあたっては発達検査・心理検査に対する知識が必要だが，その理解は必ずしも容易ではない．発達障害児診療に長年携わってきた著者が贈る，医師のための入門書．

目次

Chapter 1　概説
　1　臨床心理検査・神経心理検査とは何か　　1
　2　臨床心理検査・神経心理検査を活用するための基本作法　　2
　3　検査の実施に際しての注意事項　　4

Chapter 2　各検査の概要
　1　発達および知能検査の概要　　6
　　（1）津守式乳幼児発達診断法　　6
　　（2）遠城寺式乳幼児分析的発達検査法　　7
　　（3）DAMグッドイナフ人物画知能検査　　7
　　（4）新版K式発達検査　　9
　　（5）田中ビネー知能検査Ⅴ　　10
　　（6）ベイリー発達検査（日本版ベイリーⅢ乳幼児発達検査）　　11
　　（7）WISC-Ⅳ（児童版ウェクスラー式知能検査第4版）　　12
　　（8）日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査　　13
　　（9）フロスティッグ視知覚発達検査（視覚認知発達テスト）　　14
　　（10）コース立体組み合わせテスト 14
　　（11）その他　　15
　2　人格検査の概要　　16
　　（1）バウムテスト　　16
　　（2）描画テスト（HTPP法）　　16
　　（3）統合型描画テスト（S-HTP法）　　17
　　（4）ロールシャッハ法　　18
　　（5）P-Fスタディ（PFスタディ）　　19
　　（6）精研式文章完成テスト（SCT）　　20
　　（7）その他の検査　　21
　3　認知機能検査とそのほかの心理検査　　22
　　（1）音読検査　　22
　　（2）標準読み書きスクリーニング検査（STRAW-R）　　23
　　（3）日本版KABC-Ⅱ　　23
　　（4）日本語版M-CHAT（エムチャット）　　25
　　（5）日本語版SDQ（子どもの強さと困難さアンケート）　　26
　　（6）小児自閉症評定尺度（CARS）　　26
　　（7）日本語版KINDL?　　28
　　（8）DN-CAS認知評価システム　　29
　　（9）ベントン視覚記銘検査　　30
　　（10）TK式幼児用診断的親子関係テスト　　31
　　（11）TK式診断的新親子関係テスト　　32
　　（12）AQ日本語版・児童版（Autism-Spectrum Quotient Children's Version）　　33
　　（13）CAS不安測定検査　　34
　　（14）ベンダー・ゲシュタルト検査（ベンダー視覚・運動ゲシュタルト検査）　　34
　　（15）PARS-TR（パース-ティーアール）　　35
　　（16）その他の検査 36
　　Reference　非眼科医にもできる発達を考慮した視力異常スクリーニング法　　38

Chapter 3　主要な検査の実際と活用のための基礎知識
　1　発達および知能検査　　42
　　（1）遠城寺式乳幼児分析的発達検査法　　42
　　（2）DAMグッドイナフ人物画知能検査　　43
　　（3）新版K式発達検査　　48
　　（4）田中ビネー知能検査Ⅴ　　51
　　（5）WISC-Ⅳ（児童版ウェクスラー式知能検査第4版）　　58
　　（6）フロスティッグ視知覚発達検査（視覚認知発達テスト）　　64
　2　人格検査　　66
　　（1）バウムテスト　　66
　　（2）ロールシャッハ法　　71
　　（3）P-Fスタディ（PFスタディ）　　80
　3　認知機能検査とそのほかの心理検査　　89
　　（1）音読検査　　89
　　（2）KABC-Ⅱ　　91
　　（3）日本語版M-CHAT　　95
　　（4）日本語版SDQ（子どもの強さと困難さアンケート）　　99
　　（5）小児自閉症評定尺度（CARS）　　103
　　（6）DN-CAS認知評価システム　　107
　　（7）ベントン視覚記銘検査　　114
　　（8）TK式幼児用診断的親子関係テストとTK式診断的新親子関係テスト　　118
　　（9）AQ日本語版・児童版（Autism-Spectrum Quotient Children's Version）　　125
　　（10）CAS不安測定検査　　128
　　（11）ベンダー・ゲシュタルト検査　　132
　　　　　（BG検査：ベンダー視覚・運動ゲシュタルト検査）

Chapter 4　心理検査活用に際しての考え方
　1　はじめに　　140
　2　医師のための心理検査の基本原則　　141
　3　臨床心理検査バッテリーを考えるための基本　　145
　4　検査結果のフィードバックの考え方とその方法　　156
　5　子ども支援ツールとしての心理検査　　159
　6　心理検査を行う心理職のために　　160

　　【参考文献】　　165

　　【索引】　　169