書籍・雑誌概要

外科各領域のエキスパートが解説！実践に役立つ即戦力養成テキスト
初版刊行より30年以上,多くの看護師や教員の方々にご支持をいただいてきた好評のテキスト「ナースの外科学」が,7年ぶりに待望の改訂．臓器も病態も多岐に渡る外科学の各専門領域について,現場での看護に必要な知見の全てを,豊富な図版を示しながらエキスパートが丁寧に解説.周術期看護において普遍的に求められる基本的な部分は丁寧に押さえつつ,進歩の目覚ましいこの分野の最新知見についても余すことなく紹介します.この先も現場での実践に大いに役立ち,明日の即戦力を養成するための必携書です.

目次

1．総論

1.外科における看護の役割〈田邉亜純〉
A.手術療法を受ける患者の特徴と看護
　1.術前の看護
　2.術中の看護
　3.術後の看護
B.外来看護の役割

2.滅菌法および消毒法〈葛城建史〉
A.滅菌法
　1.高圧蒸気滅菌法
　2.過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌法
　3.酸化エチレンガス滅菌法
　4.滅菌保証
B.消毒法
　1.物理的消毒法
　2.化学的消毒法
　3.消毒方法

3.手術室―器械用具と業務〈剣持敬　伊藤泰平〉
A.手術器械と器具
　1.手術器械
　2.手術器具
B.手術前手洗い法
　1.手術前手洗い法に関係した消毒法の歴史
　2.手術前手洗いの目的
　3.手術前手洗い用消毒として望ましい性質
　4.手術前手洗い順序
　5.手術前手洗い時の消毒剤の副作用
C.手術介助業務
　1.直接介助業務（器械出し）
　2.間接介助看護師の業務

4.手術侵襲と生体の反応〈大谷俊介〉
A.侵襲に対する生体反応の機序
B.神経—内分泌系反応
　1.視床下部—下垂体—副腎皮質（HPA）系
　2.交感神経—副腎髄質系
　3.ストレスホルモンの推移
　4.神経—内分泌系反応の病態への関与
C.免疫—炎症反応
　1.サイトカインの特徴
　2.免疫—炎症反応の機序
　3.全身性炎症反応症候群（SIRS）
　4.代償性抗炎症反応症候群（CARS）
　5.SIRSへの対策
D.凝固—線溶系反応
　1.凝固—線溶系反応の機序
　2.免疫—炎症反応と凝固—線溶系反応の連関
E.神経—内分泌系反応と免疫—炎症反応の連関
F.侵襲による代謝系の変動
　1.水分・電解質の変化
　2.エネルギー代謝の変化
　3.侵襲時の代謝・栄養管理
　4.血糖値の変化
G.手術侵襲後代謝変動の時間的推移

5.外科と免疫・遺伝子〈新藤芳太郎　永野浩昭〉
A.免疫系臓器
B.免疫担当細胞
C.サイトカイン
D.免疫応答
　1.自然免疫応答と適応免疫応答
　2.抗原認識
　3.抗体産生（液性免疫）
　4.細胞性免疫
　5.免疫反応の調節機構
　6.免疫チェックポイント分子
E.外科領域における免疫とのかかわり
　1.感染免疫
　2.腫瘍免疫
　3.移植免疫
　4.アレルギーと自己免疫疾患
　5.侵襲と免疫反応
F.遺伝子
　1.遺伝子診断の臨床応用
　2.遺伝子診断の社会的・倫理的問題点
　3.遺伝子治療

6.外科感染症と抗菌化学療法〈田熊清継　相川直樹〉
A.host（宿主）—parasite（病原菌）—drug（薬剤）relationship
B.病原菌
　1.外科感染症起因菌の分類
　2.各起因菌の性質と常在部位
　3.各起因菌の毒素と症状
　4.感染防止上の要点
C.宿主
D.薬剤（抗菌薬）
　1.抗菌薬の分類
　2.抗菌薬選択の原則
　3.抗菌薬の予防的投与と治療的投与
　4.外傷・熱傷・術後の感染症発生時における抗菌薬選択の実際
E.手術に関連した感染症：術野以外に発生した感染症
F.物理的侵襲に関連しない感染症
　1.蜂巣炎（蜂窩織炎）
　2.膿瘍
　3.壊死性筋膜炎
　4.ガス壊疽
　5.破傷風

7.リスクマネジメント（医療安全）〈相馬孝博〉
A.はじめに
B.リスクマネジメントの階層性
　1.個人レベルのリスクマネジメント
　2.チームレベルのリスクマネジメント
　3.組織レベルのリスクマネジメント
C.PatientJourney各段階
　1.術前のリスクマネジメント
　2.術中のリスクマネジメント
　3.術後のリスクマネジメント
D.おわりに

8.栄養・輸液〈金塚浩子　鍋谷圭宏〉
A.栄養法の基礎
　1.各種栄養成分の生理作用と代謝
　2.栄養管理法の種類
B.経腸栄養法
　1.経腸栄養の特徴
　2.適応と禁忌
　3.経腸栄養剤の種類と特性
　4.経腸栄養の実際
C.静脈栄養法
　1.末梢静脈輸液と末梢静脈栄養（PPN）
　2.中心静脈栄養（TPN）と補完的中心静脈栄養（SPN）
D.経口摂取のすすめ方
　1.静脈栄養から経口摂取への移行（消化器外科術後など）
　2.静脈栄養→経腸栄養→経口摂取
E.在宅栄養療法

9.悪性腫瘍・がん悪液質〈小川健治　吉松和彦〉
I.悪性腫瘍
A.特性
　1.腫瘍の発育・増殖形態
　2.悪性腫瘍の特徴
B.疫学
　1.がん死亡とがん罹患
　2.がんの発生要因
　3.がんの予防
C.診断
　1.腫瘍マーカー
　2.画像診断
D.治療
　1.外科治療
　2.放射線治療
　3.化学療法
　4.免疫療法
　5.ホルモン療法（内分泌療法）
E.告知
　1.告知の実際
　2.告知の精神的影響
　3.告知のメリット
F.インフォームドコンセント（IC）
　1.インフォームドコンセントの必要性
　2.インフォームドコンセントの変遷
　3.インフォームドコンセントにおけるポイント
II.がん悪液質
A.悪液質とは
B.定義
C.診断・治療

10.緩和ケア〈藤里正視〉
A.緩和ケアとは
　1.緩和ケアの定義
　2.全人的苦痛（トータルペイン）
　3.患者・家族の「支え」
　4.チーム医療
　5.緩和ケア提供の時期
B.がん疼痛の治療
　1.がん疼痛の原因
　2.痛みの性質と分類
　3.がん疼痛のアセスメント
　4.痛みの強さの評価
　5.痛みのパターンの評価
　6.生活への影響の評価
　7.痛みの治療の考えかた
　8.非オピオイド鎮痛薬
　9.オピオイド鎮痛薬
　10.鎮痛補助薬
　11.鎮痛剤以外による痛みの治療法
　12.痛みの非薬物的療法やケア

11.抗がん剤〈倉持英和　中別府多美得〉
A.がん薬物療法
B.抗がん剤治療の対象
C.抗がん剤投与の目的
D.抗がん剤の種類
　1.殺細胞性抗がん剤
　2.分子標的薬剤
　3.免疫チェックポイント阻害薬
E.看護師によるがん薬物療法時の投与管理
　1.投与前
　2.投与中
　3.投与後
F.抗がん剤の有害事象
　1.骨髄抑制
　2.消化器症状
　3.心機能障害
　4.肺障害
　5.肝障害
　6.腎障害
　7.皮膚障害
　8.神経障害
　9.脱毛
G.おわりに

12.外科治療上注意すべき合併疾患〈大垣吉平　梶山潔　前原喜彦〉
A.高血圧，心疾患
　1.病態
　2.術前評価と管理
　3.術後管理
B.呼吸器疾患
　1.病態
　2.術前評価
　3.術前管理
　4.術後管理
C.肝硬変
　1.病態
　2.肝硬変の診断および肝予備能の評価
　3.肝硬変患者の術前管理
　4.肝硬変患者の術後管理
D.慢性腎不全
　1.病態
　2.腎不全状態の評価
　3.腎不全患者の術前管理
　4.腎不全患者の術後管理
E.糖尿病
　1.病態
　2.糖尿病の診断および術前評価
　3.糖尿病患者の術前管理
　4.糖尿病患者の術後管理
　5.糖尿病患者の看護における留意点
F.肥満
　1.病態
　2.肥満者に特有な合併症
G.精神障害
術後の特殊病態.

13.鏡視下手術〈剣持敬　伊藤泰平〉
A.鏡視下手術の基本手技
B.周術期管理
　1.術前管理・処置
　2.術中管理
　3.術後処置
　4.クリティカルパスの導入
C.適応疾患と術式
　1.消化器外科領域
　2.呼吸器外科領域
　3.小児外科領域
　4.産婦人科領域
　5.泌尿器科領域
　6.その他
D.鏡視下手術の問題点と今後の展望
　1.手技の訓練
　2.コスト
　3.悪性疾患に対する鏡視下手術の適応

14.臓器移植〈剣持敬　伊藤泰平〉
A.わが国の臓器移植の歴史
B.臓器移植の種類
C.拒絶反応と免疫抑制療法
　1.拒絶反応の機序と種類
　2.免疫抑制療法
D.感染症
　1.ウイルス感染症
　2.細菌感染症
　3.真菌感染症
E.倫理的諸問題
F.各臓器移植
　1.腎臓移植
　2.肝臓移植
　3.心臓移植
　4.膵臓移植
　5.肺移植
G.移植看護

15.術前術後管理〈大平学　松原久裕〉
A.術前管理
　1.視診
　2.医療面接（問診）
　3.一般的観察事項
　4.検査成績
　5.輸液・栄養・輸血
　6.術前処置
B.術後管理
　1.手術室
　2.帰室時
　3.術当日
　4.術後1～3日
　5.術後4～7日
　6.7日目以降

16.術後合併症とICU管理〈立石順久〉
A.主な術後合併症とその管理
　1.中枢神経系
　2.心・循環器系
　3.呼吸器系
　4.腎
　5.消化器系
　6.血液凝固系
B.術後感染症
　1.手術部位感染
　2.敗血症／敗血症性ショック
C.多臓器不全
　1.多臓器障害
　2.腹部コンパートメント症候群
D.術後患者のICU管理

17.腹部救急〈渡邉学　萩原令彦〉
腹部救急疾患の診断.
　1.病歴聴取
　2.身体診察
　3.一般検査
　4.画像検査

18.救急看護〈山田香織〉
A.感染予防対策
B.基本となる観察
C.緊急を要する病態
　1.ショック
　2.心肺停止
　3.急性腹症
　4.外傷
D.小児への対応
小児患者との関わりにはPreparationが重要.
E.高齢者への対応
F.妊産婦への対応
G.倫理的な意思決定支援と心理的ケア


2．各論

1.顔面の疾患（口腔）〈恩田健志〉
A.解剖
　1.口腔顎顔面の骨
　2.口腔顎顔面の筋
　3.口腔顎顔面の脈管系
　4.口腔顎顔面の神経系
B.検査，診断
　1.理学的所見
　2.血液生化学検査
　3.診断
C.疾患
　1.外傷
　2.炎症
　3.口腔粘膜疾患
　4.囊胞
　5.腫瘍
　6.神経疾患
　7.先天異常

2.頭頸部の疾患〈牛尾宗貴〉
A.耳
　1.耳の解剖と機能
　2.耳の症状
　3.耳の検査
　4.耳の疾患
B.鼻副鼻腔
　1.鼻と副鼻腔の解剖と機能
　2.鼻副鼻腔の症状
　3.鼻副鼻腔の検査
　4.鼻の疾患
C.口腔，咽頭
　1.口腔，咽頭の解剖と機能
　2.口腔，咽頭の症状
　3.口腔，咽頭の検査
　4.口腔，咽頭の疾患
D.喉頭
　1.喉頭の解剖と機能
　2.喉頭の症状
　3.喉頭の検査
　4.喉頭の疾患
E.唾液腺，甲状腺
　1.唾液腺，甲状腺の解剖と機能
　2.唾液腺，甲状腺の症状
　3.唾液腺，甲状腺の検査
　4.唾液腺，甲状腺の各論
F.その他頸部疾患

3.胸壁，胸膜の疾患〈佐野厚〉
A.解剖，生理
　1.胸壁，骨の解剖，生理
　2.胸腔，胸膜の解剖，生理
B.検査，治療
　1.胸腔穿刺
　2.胸腔ドレナージ
C.胸壁，胸膜の先天性疾患
漏斗胸.
D.胸部外傷
　1.肋骨骨折
　2.胸骨骨折
　3.外傷性気胸
　4.外傷性血胸
　5.心臓，大血管損傷
　6.その他の臓器損傷
E.胸壁，胸膜の非腫瘍性疾患
気胸.
F.胸壁，胸膜の腫瘍性疾患
　1.胸壁腫瘍
　2.胸膜腫瘍
G.手掌多汗症の手術

4.乳腺の疾患〈徳田裕〉
A.概要
B.解剖，生理
C.検査，診断
　1.診察
　2.検査
D.乳腺の疾患
　1.発育・発達異常
　2.炎症性疾患
　3.良性腫瘍
　4.悪性腫瘍

5.呼吸器の疾患〈梶原直央　河手典彦　池田徳彦〉
A.解剖，生理
　1.解剖
　2.生理
B.検査，診断
　1.検査
　2.画像
　3.確定診断法
C.手術（概論）
D.損傷，異物
E.炎症性疾患
　1.肺結核
　2.非定型抗酸菌症（AM症）
　3.肺化膿症
　4.肺真菌症
　5.膿胸
F.囊胞性肺疾患
　1.ブレブ，ブラ
　2.巨大気腫性肺囊胞症
G.肺良性腫瘍
H.肺悪性腫瘍
　1.肺癌
　2.転移性肺腫瘍

6.循環器の疾患（心，血管）〈茂木健司　?原善治〉
I.心臓
A.解剖，生理
　1.解剖
　2.生理
B.検査，診断
　1.医療面接（問診），視診，聴診，触診
　2.心電図
　3.胸部X線検査
　4.心臓超音波検査（心エコー検査）
　5.X線CT検査
　6.MR検査
　7.心臓カテーテル検査
　8.心筋シンチグラム
C.体外循環と補助循環
　1.体外循環
　2.大動脈内バルーンパンピング（IABP）
　3.経皮的心肺補助装置（PCPS）
　4.インペラ（IMPELLA）：補助循環用ポンプカテーテル・経皮的補助人工心臓
　5.植込み型補助人工心臓（VAD）
D.術後管理（ICU管理）
E.先天性心疾患
　1.非チアノーゼ性心疾患
　2.チアノーゼ性心疾患
F.弁膜症
　1.大動脈弁狭窄症（AS）
　2.大動脈弁閉鎖不全症（AR）
　3.僧帽弁狭窄症（MS）
　4.僧帽弁閉鎖不全症（MR）
　5.感染性心内膜炎（IE）
G.虚血性心疾患
　1.冠動脈血行再建術
　2.心筋梗塞合併症に対する手術
H.心臓疾患
　1.心タンポナーデ
　2.収縮性心膜炎
I.腫瘍
　1.粘液腫
　2.他の心臓腫瘍
J.不整脈
　1.徐脈
　2.WPW症候群
　3.心室性頻脈
　4.心房細動
K.心移植
II.血管
A.検査
B.大動脈瘤
　1.真性大動脈瘤
　2.解離性大動脈瘤
　3.仮性大動脈瘤
C.四肢の閉塞性動脈疾患
　1.原疾患
　2.下肢の動脈
　3.症状
　4.手術適応と術式
D.静脈疾患
　1.下肢静脈瘤
　2.深部静脈血栓症

7.縦隔，横隔膜の疾患〈矢島俊樹〉
A.解剖
B.検査，診断
　1.診察
　2.血液一般，生化学検査
　3.診断
C.縦隔に対する外科的生検および手術のアプローチ法
D.縦隔の疾患
　1.縦隔炎
　2.縦隔腫瘍
　3.重症筋無力症
E.横隔膜の疾患
　1.横隔膜ヘルニア
　2.その他の疾患

8.消化器の疾患
Ａ．消化管の疾患
?.食道の疾患〈豊住武司　松原久裕〉
A.解剖，生理
B.食道の疾患の総論
C.食道の疾患の各論
　1 食道損傷
　2 食道異物
　3 機能ならびに機構異常
　4 炎症
　5 良性腫瘍
　6 悪性腫瘍
　7 食道静脈瘤
?.胃，十二指腸の疾患〈和田則仁　北川雄光〉
A.解剖，生理
　1 解剖
　2 生理
B.検査，診断
　1 理学的所見
　2 血液一般・生化学検査
　3 診断的検査
C.胃，十二指腸の手術
　1 術前管理
　2 手術
D.術後の合併症
　1 術後早期の合併症
　2 術後晩期の合併症（後遺症）
E.胃，十二指腸の疾患
　1 損傷，異物
　2 機能性ディスペプシア
　3 胃炎
　4 消化性潰瘍
　5 腫瘍
　6 マロリーワイス症候群
　7 その他の疾患
?.小腸，結腸の疾患〈板橋道朗　亀岡信悟〉
A.解剖，生理
　1 解剖
　2 生理
B.検査，診断
　1 理学的検査
　2 血液一般，生化学検査
　3 診断
C.術前・術後管理
　1 術前管理
　2 術後管理
　3 クリニカルパスおよび術後回復強化
D.手術
　1 吻合法
　2 術式
E.術後合併症
F.損傷
G.憩室，異物
　1 メッケル憩室
　2 大腸憩室
　3 異物
H.炎症性腸疾患
　1 潰瘍性大腸炎
　2 クローン病
　3 腸結核
I.虚血性疾患
　1 急性腸間膜血管閉塞症
　2 虚血性腸炎
J.虫垂炎
K.腸瘻
L.小腸の腫瘍
　1 良性腫瘍
　2 悪性腫瘍
M.結腸の腫瘍
　1 ポリープ
　2 結腸癌
N.腸閉塞症（イレウス）
O.その他の疾患
　1 腸重積症
　2 短腸症候群
　3 盲係蹄症候群
　4 総腸間膜症
　5 移動性盲腸
P.先天性疾患
　1 ヒルシュスプルング病（先天性巨大結腸症）
　2 腸回転異常
　3 先天性小腸閉鎖症
?.直腸，肛門の疾患〈幸田圭史〉
A.直腸肛門近傍の重要な解剖と機能
　1 正常の排便における直腸肛門の平滑筋および横紋筋の協調運動
　2 直腸肛門近傍の重要な神経と生理反応
　3 直腸肛門への血流
B.肛門に関係する疾患
　1 痔核
　2 裂肛
　3 痔瘻
　4 肛門の悪性腫瘍
　5 外科に関係するその他の肛門疾患
C.直腸に関係する疾患
 直腸癌
D.神経内分泌腫瘍
E.その他の直腸腫瘍
　Ｂ．実質臓器の疾患
　?.肝臓の疾患〈竜崇正　加藤厚　花田聡子　高野英行　伊丹真紀子〉
A.解剖，機能
　1 肝臓の解剖
　2 肝臓の機能
B.検査，診断
C.手術
D.術前・術後管理
 肝切除術のクリニカルパス
E.肝切除の合併症と対策
F.各種肝疾患
　1 良性肝病変
　2 悪性腫瘍
　?.胆囊，胆管の疾患〈中郡聡夫〉
A.解剖，生理
　1 胆道の解剖
　2 胆道の生理
B.診断と検査法
　1 症状
　2 血液検査
　3 診断法
　4 減黄処置
C.治療法
　1 胆道癌の治療
　2 胆囊癌
　3 胆管癌
　4 乳頭部癌
　5 胆石症，胆囊炎，胆管炎
　6 その他の胆囊・胆管疾患の治療
D.手術術式と術前・術後ケアのポイント
　1 肝外胆管切除を伴う拡大右肝切除術
　2 膵頭十二指腸切除術
　3 腹腔鏡下胆囊摘出術
　?.膵臓の疾患〈三浦文彦　浅野武秀〉
A.解剖，生理
　1 解剖
　2 生理
B.検査
　1 血液・尿検査
　2 膵機能検査
　3 画像検査
C.膵疾患に対する手術
　1 膵切除術
　2 バイパス手術
　3 慢性膵炎に対する減圧手術
　4 囊胞消化管吻合術
D.術後合併症
E.周術期管理と看護
　1 ドレーン管理
　2 血糖管理
F.膵疾患
　1 膵損傷
　2 膵炎
　3 腫瘍
　4 膵の先天性疾患

9.腹壁・臍，腹膜・大網，後腹膜の疾患〈岡住慎一〉
I.腹壁・臍
A.解剖，生理
B.損傷
C.炎症
D.ヘルニア
E.腫瘍
F.先天性疾患
G.その他
II.腹膜・大網
A.解剖，生理
B.炎症
C.ヘルニア
D.腫瘍
III.後腹膜
A.解剖，生理
B.損傷
C.炎症
D.腫瘍

10.脾臓の疾患〈酒井彩乃　藤井努〉
A.解剖，生理
B.検査，診断
　1.理学的検査
　2.検査成績
　3.診断
C.手術
D.術後合併症
E.脾臓の疾患
　1.脾臓原発の疾患
　2.脾腫をきたす血液疾患
　3.脾摘術の適応となるその他の疾患

11.副腎の疾患〈内海孝信　鈴木啓悦〉
A.解剖，生理
B.検査，診断
C.画像診断法
D.遺伝学的検査法
E.手術・生検
F.代表的な副腎疾患
　1.副腎偶発腫瘍
　2.内分泌活性副腎皮質疾患
　3.褐色細胞腫・パラガングリオーマ
　4.その他の副腎疾患

12.老人外科（看護）〈佐藤美和〉
A.老人の概念
B.老人の身体機能　加齢に伴う主な身体機能の変化
C.老人に対する手術療法
D.手術前の看護
　1.病状説明や手術の説明
　2.手術前検査
　3.手術前オリエンテーション
E.手術後の看護
　1.術後の疼痛緩和
　2.肺合併症予防
　3.早期離床
　4.術後せん妄の予防

13.小児外科〈武之内史子〉
A.小児外科の特徴
　1.小児は発育途上にある
　2.対象疾患・臓器の範囲が広い
　3.緊急手術が多い
　4.患児のみならず，養育者への支援が重要である
B.小児の画像検査法
　1.超音波検査
　2.X線検査
　3.MRI
　4.RI検査
　5.内視鏡検査
C.主な疾患
　1.新生児疾患
　2.乳幼児疾患
　3.学童疾患

14.麻酔学〈甲田賢一郎〉
A.麻酔の定義と種類
B.全身麻酔
　1.全身麻酔薬
　2.鎮痛薬
　3.筋弛緩薬
C.局所麻酔
　1.脊髄くも膜下麻酔
　2.硬膜外麻酔
　3.末梢神経ブロック
D.全身麻酔の流れ
　1.術前評価・準備
　2.モニター
　3.気道確保
　4.麻酔器
　5.人工呼吸
　6.抜管
E.周術期の問題点
　1.術後悪心・嘔吐
　2.アナフィラキシー
　3.異常体温
　4.気道確保困難
　5.術後痛
　6.術後せん妄
　7.体位に伴う末梢神経障害

和文索引
欧文索引