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よくわかるIgG4関連疾患

よくわかるIgG4関連疾患
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筆頭著者 川野 充弘 (他編著)

その他の著者 全 陽/井上 大/吉田耕太郎/佐藤康晴/

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年1月15日

ページ数 218

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-498-02610-0

印刷版発行年月 2017年4月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498026100

書籍・雑誌概要

瞬く間に世界中に広まった「IgG4関連疾患」.そのエキスパートたる内科医・病理診断医・放射線科医が,豊富な症例を元に,鑑別に力点を置いて実践的な解説を加えた.

目次

Ⅰ総論

1内科臨床の立場から〈川野充弘〉 2
疫学 3
IgG4関連疾患の検査所見 3
IgG4分子の生化学的特徴 5
全身症状と臓器病変 6
IgG4関連疾患の診断 11
治療 18
悪性腫瘍 19
IgG4関連疾患は自己免疫疾患か? 20

2病理診断科の立場から〈全 陽〉 28
IgG4関連疾患の病理診断アプローチ 28
IgG4関連疾患の組織所見 28
IgG4関連疾患で見られない所見 31
臓器別の組織変化 31
IgG4免疫染色 32
生検診断 34

3放射線科の立場から〈井上 大〉 37
膵病変 37
涙腺/唾液腺病変 39
腎尿路系病変 41
動脈病変 42
肺病変 43
神経周囲病変 44
肝胆道系病変 44
Ⅱ症例編

1.IgG4関連疾患
CASE 1 胃潰瘍の精査中に画像検査で偶然発見された1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 50
CASE 2 原因不明の視力障害で発症した1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 60
CASE 3 長期の寛解経過中にステロイドの自己中断で
腎病変が再燃した1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 74
CASE 4 1型自己免疫性膵炎に対してステロイド維持療法中に
大動脈病変が増悪し外科的治療を要した1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 89
CASE 5 IgG4関連涙腺・唾液腺炎の経過中に
膵臓の悪性リンパ腫を発症した1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 102
CASE 6 高齢発症の糖尿病の精査中に発見された1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 112
CASE 7 血清IgG4値が正常値を示したIgG4関連唾液腺炎の1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 122
CASE 8 膵腫大の1例〈全 陽〉 131
CASE 9 悪性リンパ腫との鑑別を要した
IgG4関連リンパ節症の1例〈佐藤康晴〉  136

2.類縁疾患
CASE 10 原因不明の高IgG血症,高IgG4血症で経過観察中に
リンパ節病変と腎機能低下が出現した
多中心性キャッスルマン病の1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 142
CASE 11 腎盂病変や腎周囲の後腹膜病変,腎実質病変を伴った
多中心性キャッスルマン病の1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 153
CASE 12 多クローン性高ガンマグロブリン血症を伴う
特発性形質細胞性リンパ節症(IPL)の1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 163
CASE 13 間歇熱と体重減少,全身倦怠感にて発症し
後腹膜線維症による水腎症を併発した
多中心性キャッスルマン病の1例
〈川野充弘,全 陽,井上 大,吉田耕太郎〉 176
CASE 14 嗄声で発症した頸部腫瘤の1例〈全 陽〉 186
CASE 15 腸間膜腫瘤の1例〈全 陽〉 192
CASE 16 IgG4高値を示した
形質細胞型キャッスルマン病の1例〈佐藤康晴〉 198
CASE 17 IgG4高値を示した肺キャッスルマン病の1例〈佐藤康晴〉 204
CASE 18 IgG4関連疾患との鑑別を要した
涙腺MALTリンパ腫の1例〈佐藤康晴〉 210

索引 215