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よくわかる肺移植
筆頭著者 近藤 丘 (編)
東北大学教授
その他の著者等 岡田克典
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28573-0
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 166
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-524-26682-1
印刷版発行年月 2014年10月
書籍・雑誌概要
日常,移植の対象となるかもしれない肺疾患を診療しているすべての医師,移植前後のフォローアップを担当する可能性のあるメディカルスタッフ必読の1冊.肺移植の適応疾患や除外条件,一般施設での移植前後の経過観察に必要な合併症や免疫抑制療法はもちろん,患者の自己管理やリハビリテーション,肺移植の流れや移植コーディネーターの役割といった肺移植の知識を網羅した.
目次
【内容目次】
第I章.肺移植の概要
1.肺移植の歴史と海外の現状
2.日本の肺移植の現状と課題
第II章.肺移植の適応疾患・除外条件:どのような疾患の患者が適応となるのか
A 脳死肺移植と生体肺移植
1.脳死肺移植
2.生体肺移植
B 代表的疾患と疾患別の注意点
1.特発性肺動脈性肺高血圧症(IPAH)/遺伝性PAH(HPAH)
2.肺リンパ脈管筋腫症(LAM)
3.特発性間質性肺炎(IIPs)
4.造血幹細胞移植後の肺障害
5.その他の肺移植適応疾患
C 適応を考える上での問題点
1.人工呼吸器の装着
2.B型肝炎
3.C型肝炎
4.悪性腫瘍
5.気道感染症
6.その他の併存症
D 小児の特殊性
1.小児肺移植の現状
2.疾患別の肺移植実施施設紹介のタイミング
3.小児肺移植の特殊性
第III章.肺移植の登録と待機
1.日本臓器移植ネットワークへの登録まで
2.登録後どのように待機するのか
3.待機中の管理
4.ドナー発生時移動手段
5.生体肺移植の場合はどうなるのか
第IV章.肺移植手術
1.移植手術が決まったら
2.入院から手術までに行うこと
3.施行手術の違いによる手術時間
4.その他手術にまつわること
第V章.肺移植術後管理と合併症
A 脳死肺移植
1.集中治療室(ICU)における術後管理
2.一般病棟における術後管理
3.肺移植後合併症
B 生体肺移植
1.レシピエント手術の特殊性
2.生体ドナー手術
3.術後管理の特殊性
第VI章.免疫抑制と外来・日常の管理
A 免疫抑制療法の概要と注意点
1.肺移植の免疫抑制療法
2.免疫抑制薬の種類
3.免疫抑制療法の注意点
B 外来管理,定期検査
1.外来管理
2.定期精密検査
C 日常の自己管理,食事,運動など
1.感染症の予防
2.食事
3.運動
4.内服薬の管理
5.健康管理表
第VII章.リハビリテーションの重要性
1.呼吸リハビリテーションとは
2.運動耐容能評価
3.運動療法
4.移植前
5.移植後早期
6.移植後
第VIII章.レシピエント移植コーディネーターの役割
1.移植登録準備期間
2.移植待機期間
3.移植後入院期間
4.移植後遠隔期
第IX章.費用と医療福祉制度
1.移植に関わる費用
2.医療福祉制度
文献
索引