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≪作業療法学 ゴールド・マスター・テキスト≫
作業学 第3版
筆頭著者 長﨑 重信(監修) 浅沼 辰志(編集) 野本 義則 (編集協力)
メジカルビュー社
電子版ISBN
電子版発売日 2021年3月15日
ページ数 392
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7583-2042-9
印刷版発行年月 2021年2月
書籍・雑誌概要
作業療法学専門分野の講義用テキスト・シリーズが5年ぶりの改訂。第3版では,これからの学生に役立つ内容を意識し,能動学習の手助けとなる課題の提示,新しい実習形式である「作業療法参加型臨床実習」への対策となるような解説を追加し,国家試験対策を充実させ,作業実習の動画も追加した。
本巻では,患者に行ってもらう“作業”にどのような種類があり,またどのような効果が得られるかを数多く収載。またその基となる諸理論,事例を通じての具体的な応用例も記載した。
目次
0 Introduction
1 作業学を学ぶ方へ 浅沼辰志
① 対象者と作業療法
1 作業学総論
1 作業療法における作業 浅沼辰志
① 作業の必要性と意義
2 作業学とは 浅沼辰志
① 作業学とは〜「作業学」の構成要素としての「基礎作業学」「臨床作業学」〜
② 作業学の構造と研究の枠組み
3 作業を用いた療法に関連する基本的事項 浅沼辰志
①「 作業」によってしか実現できないこと
② 作業のもつ多面性
③ 作業と発達・適応・回復
④ 作業療法における作業活用の歴史
⑤ 作業療法における一般的な治療の目的と
作業を治療に用いる条件
Case Study Answer
2 作業の治療への適用
1 作業はどう使えば効果的か?〜事例を通して〜 浅沼辰志
① 作業を効果的に用いるために
② 初回評価
③ 1カ月後の再評価
④ 2カ月後の再評価
⑤ 3カ月後の再評価
2 身体機能を向上させるための方法 浅沼辰志,大澤 彩
① 身体障害の回復期における作業療法の目的
② 各種の機能向上のための原理
3 作業分析 浅沼辰志
① 作業分析
② 作業分析の項目
③ 作業分析を基に作業を評価的に用いる
4 分析結果と治療目標 浅沼辰志
① 作業療法の思考・適用プロセス
② 分析結果と治療目標のマッチング検討例
5 治療実施における目標設定の順序性 浅沼辰志
① 治療実施における目標設定の順序性
② 練習の進め方と考え方
③ 動作と座位のバランス
④ 立ち上がり動作
⑤ まとめ
6 指導法 浅沼辰志
① 作業療法における指導法
② 指導のステップ
③ 臨床場面への対応
④ 教育方法についての知識
7 対象者への指導〜CCSの場面で〜 浅沼辰志,大澤 彩
① なぜ診療参加型臨床実習なのか
② クリニカル・クラークシップとは何か
③ CEに向けて
④ 指導を受ける学生に向けて
3 作業実習
1 陶芸 野本義則
① はじめに
② 材料
③ 道具
④ 作業環境と姿勢
⑤ 作業工程
⑥ 作業の特性
⑦ 介入例
⑧ 応用・展開
⑨ 禁忌事項・留意点
2 木工 上原栄一郎
① はじめに
② 安全対策・工具・材料
③ 作業実施上のコツ
④ 作業の特性
⑤ 介入例
⑥ 応用・展開
⑦ 禁忌事項・留意点
3 革細工 角田明子
① はじめに
② 材料
③ 道具
④ 実際の流れと実施上のコツ
⑤ 作業の特性
⑥ 介入例
⑦ 応用・展開
⑧ 禁忌事項・留意点
⑨ まとめ
4 ぬり絵 蟹沢優子,野本義則
① はじめに
② 画材
③ ぬり絵と脳の働き
④ 作業療法におけるぬり絵
⑤ 作業の特性
⑥ 介入例
⑦ 完成した作品の保存および活用方法‥
⑧ おわりに
5 籐細工 山下圭一
① はじめに
② 材料
③ 道具
④ 作業環境と姿勢
⑤ 作業工程
⑥ 作業の特性
⑦ 介入例
⑧ 応用・展開
⑨ 禁忌事項・留意点
6 ネット手芸 蟹沢優子,野本義則
① 作業の一般的特徴
② 材料
③ 作業工程
④ 作業の特性
⑤ 介入例
⑥ おわりに
7 貼り絵 泉 良太
① 貼り絵の特徴
② 材料
③ 道具
④ 場所・管理
⑤ 作業工程
⑥ 作業の特性
⑦ 介入例
⑧ 応用・展開
⑨ 禁忌事項・留意点
8 音楽 宮 訓子
① はじめに
② 音楽の選択と対象
③ 場所
④ 時間
⑤ 道具
⑥ 歌唱のセッション例
⑦ 楽器演奏のセッション例
⑧ 作業の特性
⑨ 介入例(歌唱のセッション例)
⑩応用・展開
⑪他部門との連携
⑫おわりに
9 電子機器 大澤 彩
① はじめに
② 媒体の種類
③ 作業の特性
④ 環境設定
⑤ 治療練習ツールや就労復職支援として
⑥ 介入例(パソコンの場合)
⑦ 応用・展開
⑧ 禁忌事項・留意点
10 ビーズ手芸 藤野貴子
① はじめに
② 材料
③ 道具
④ 作業環境と姿勢
⑤ 作業工程
⑥ 作業の特性
⑦ 介入例
⑧ 応用・展開
⑨ 禁忌事項・留意点
11 調理 木村奈緒子
① はじめに
② 材料
③ 道具
④ 作業環境と肢位
⑤ 作業工程
⑥ 作業の特性
⑦ 介入例
⑧ 応用・展開
⑨ 禁忌事項・留意点
12 感覚運動遊び 伊藤祐子
① はじめに
② 視覚系の遊び
③ 聴覚系の遊び
④ 触覚系の遊び
⑤ 前庭覚系の遊び
⑥ 固有受容覚系の遊び
13 ウォーキング・ジョギング 泉 良太
① はじめに
② ウォーキング・ジョギング・ランニングの違い
③ 作業工程
④ 作業の特性
⑤ 介入例
⑥ 応用・展開
⑦ 禁忌事項・留意点
Case Study Answer
4 諸理論と作業
1 健康促進に向けた作業の活用〜作業科学の観点から〜 港 美雪
① 作業療法にとっての作業科学
② 作業科学の構築
③ 実践へつなぎ,研究へつなぐ
④ 体調管理ができるようになってから働くことを支援するのか
⑤ 作業を活用する意義と目的
⑥ 作業を行う場所と範囲
⑦ どのように働くことが健康を促進するか−作業科学の応用
⑧ 対象者の健康促進に向けた注目ポイント−評価・介入を検討する事柄
⑨ 健康的に働くための介入方法の概要
⑩作業療法の独自性:意味ある作業は手段でもあり目標でもある
2 人間作業モデルと作業 鈴木憲雄
① 人間作業モデルとは
② 行為者である「人」
③ 環境
④ 行為の3つの次元
⑤ 作業適応
⑥ MOHOの視点による評価・プログラム立案過程における作業
3 精神分析と作業 水野高昌
① はじめに
② 精神分析について
③ 精神分析的視点から観察される臨床での現象
④ 精神分析的視点と作業分析
⑤ 臨床での応用
⑥ おわりに
4 認知行動療法と作業 奥原孝幸
① 認知行動療法との出会い
② 認知行動療法とは
③ 認知行動療法の作業への応用
④ 認知行動療法と他の治療法とのつながり
⑤ 認知行動療法を作業療法実践に活かすための自己効力感
⑥ おわりに
5 感覚統合と作業 石井孝弘
① はじめに
② 感覚統合理論とは
③ 感覚統合機能
④ 感覚統合理論で扱う感覚刺激
⑤ 感覚刺激と発達
⑥ 各感覚刺激,感覚機能と発達
⑦ 感覚統合障害とは
⑧ 感覚統合療法と作業としての遊び
6 カナダモデルと作業 木村奈緒子
① はじめに
② カナダモデルとは
③ クライエント中心
④ COPM
7 MTDLP(生活行為向上マネジメント)と作業 泉 良太
① はじめに
② 3つの包括的視点
③ 必要なマネジメント力
④ MTDLPの対象
⑤ MTDLPのプロセス
⑥ MTDLPのエビデンス
⑦ MTDLPの視点による評価・プログラム
立案における作業
Case Study Answer
5 治療への応用〜事例を通して〜
1 身体障害 新泉一美
① 身体障害とは
② 事例紹介
③ おわりに
2 精神障害 野本義則
① 精神障害に対する作業療法の要素
② 疾患の特徴に合わせた作業の選択
③ 臨床事例
3 発達障害 西方浩一
① 発達期の子どもたちの作業とは
② 発達期における子どもの作業が障害されること
③ 実践のなかでの「作業」の用い方
④ 遊びを理解すること
⑤ 作業療法実践での作業の用い方
⑥ まとめ
4 高齢(障害)者 菊池和美
① 高齢者が行っている「作業」
② 障害が重く,介護を要する対象者への作業の応用
③ 障害が軽微な対象者への作業の応用
④ 健康な高齢者への作業の応用
5 認知症高齢者 西脇聡実,内田達二
① 認知症とは
② 作業導入上のポイント
③ 事例紹介
④ まとめ
Case Study Answer