書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

チーム力Up

脳血管内治療

カテーテルスタッフの必須知識

脳血管内治療
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 吉村 紳一 (編集)

メジカルビュー社

電子版ISBN 978-4-7583-7500-9

電子版発売日 2016年12月12日

ページ数 240

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7583-1555-5

印刷版発行年月 2015年4月

DOI https://doi.org/10.18885/9784758315555

書籍・雑誌概要

脳血管内治療には,医師を中心に看護師や放射線技師などの存在が欠かせない。特に脳神経外科では脳梗塞やくも膜下出血に代表される緊急手術が多く,スタッフがそれぞれの役割をきちんと理解し,あらゆる情報を共有し,1人1人が無駄なく行動することが求められる。
本書では,まず解剖や機器など脳血管内治療に必要な基礎知識が得られ,次に術前〜術中〜術後の流れが時系列で把握できる。さらに,実際よく手術が行われる代表的な疾患を取り上げ,各特性を知ったうえで具体的な症例を用いた治療方法を,各種スケールなど検査に必要な情報も盛り込みながら解説。
各項目は医師の行動を軸に,看護師のポイント,放射線技師のポイントを掲載し,手術の流れに沿って各職種の連携がよくわかる1冊。

目次

Ⅰ 脳血管内治療とは
 脳血管内治療の歴史(山浦生也)
  脳動脈瘤
  動脈硬化性病変
  超急性期脳梗塞
  脳動静脈奇形(AVM),硬膜動静脈瘻(dAVF)
  まとめ
  
 脳血管内治療の流れ(進藤誠悟)
  術前準備
  穿刺
  ガイディングカテーテルの誘導
  マイクロカテーテル操作
  止血
  
 各スタッフの役割(駒井るみ)
  情報収集
  手術室の準備
  患者入室
  消毒・ドレーピング
  局所麻酔
  治療開始
  シース抜去,止血,退室
  
Ⅱ 治療に必要な解剖を理解する
 脳血管の走行−大動脈弓部〜頚部(徳田 良)
  大動脈弓部の解剖
  頚動脈の解剖
  シースイントロデューサーの挿入
  
 脳血管の走行−頭蓋底部〜頭蓋内(飯田倫子)
  頚部の解剖
  外頚動脈(ECA)の解剖
  内頚動脈(ICA)の解剖
  椎骨脳底動脈系の解剖
  静脈系の解剖
  
 画像からみた解剖(若田ゆき,石藏礼一)
  CT
  MRI
  血管造影
  
Ⅲ 治療で使用する機器とデバイスを知る
 脳血管造影機器(藤田知子)
  血管造影装置と周辺機器
  血管内画像診断機器
  その他の機器
  血管造影画像・診療支援画像や機能など
  脳血管内治療に向けた機器の準備
  
 超音波検査,SPECT,PET(進藤誠悟)
  超音波検査
  PET/ 脳血流SPECT
  
 デバイス(カテーテル,コイルなど)(高田恵広)
  デバイスについて
  デバイスのサイズ単位について
  
Ⅳ 術前−手術をスムーズに進めるために
 患者管理(〜術前,当日,〜入室まで)(奥浜真美)
  入院後の看護
  術前の看護
  手術当日の看護
  
 使用機器の準備(福山亜有美)
  測定に使用する機器
  治療に使用する機器
  塞栓物質
  緊急対応物品・薬剤
  
 手術室の環境設定(吉田怜奈)
  安全な環境づくり
  安心できる環境づくり
  被ばく
  手術室内の環境
  
 各スタッフの役割・心構え(松本一真)
  脳血管内治療におけるスタッフのチーム構成
  脳血管内治療における放射線技師の役割
  被ばく対策
  
 救急時の対応(立林洸太朗)
  急性期脳梗塞
  くも膜下出血(SAH)
  最後に

Ⅴ 術中−緊急時もあわてず行動するために
 患者管理(入室後〜退室まで)(武田 忍)
  患者入室・申し送り(病棟・救急初療→ IVR センター)
  患者準備
  手術開始
  退室
  
 起こりうる合併症(阪本大輔)
  バイタルモニターからわかること
  患者からわかること
  透視モニターからわかること
  最後に
  
 緊急時の各スタッフの役割(小倉素子)
  応援依頼の体制
  治療中に起こりやすい合併症
  
Ⅵ 術後−QOL・ADLの向上をめざして
 患者管理(術直後〜退院までのケア)(小松久恵,金本真里)
  術後観察のポイント
  主な合併症
  早期離床に向けて

 退院後のケア(リハビリテーションなど)(阪本大輔)
  退院後のケアに必要な術後の評価
  退院調整〜退院(転院)
  退院後
  退院後のリハビリテーション
  脳科学に基づいたリハビリテーション「ニューロリハビリテーション」
  脳卒中とうつ(うつ状態)
  
 術後カンファレンス(田中康恵)
  術後カンファレンスの実際
  症例提示を受けて,検証すべきこと
  手術症例を記録に残す
  まとめ
  
Ⅶ 各疾患の特性を知って治療に活かす
 動脈瘤(破裂・未破裂,症候性,大型,解離性)(桧山永得)
  基本情報
  手術手技
  術前,術中,術後管理
  症例提示

 脳動静脈奇形(内田和孝)
  基本情報
  手術手技
  術前,術中,術後管理
  症例提示
  
 頭蓋内硬膜動静脈瘻(白川 学)
  基本情報
  手術手技
  術前,術中,術後管理
  症例提示
  
 頚動脈狭窄症(垣田寛人)
  基本情報
  手術手技
  術前,術中,術後管理
  症例提示
  
 急性脳血管閉塞(進藤誠悟)
  基本情報
  手術手技
  術前,術中,術後管理
  症例提示
  
 脳腫瘍(高田恵広)
  基本情報
  手術手技
  術前,術中,術後管理
  症例提示
  
 脊椎脊髄疾患(田中康恵)
  基本情報
  手術手技
  症例提示
  
コラム
  脳ドック(立林洸太朗)
  SCU(脳卒中ケアユニット)(内田和孝)

書籍・雑誌を共有

ツール

お気に入り登録
書誌情報ダウンロード

関連書籍