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横行結腸間膜の解剖からみた
腹腔鏡下結腸癌手術のStrategy & Tactics
筆頭著者 徳村 弘実 (監修)
その他の著者等 松村直樹 著者
メジカルビュー社
電子版ISBN 978-4-7583-7607-5
電子版発売日 2017年7月3日
ページ数 104
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7583-1522-7
印刷版発行年月 2016年12月
書籍・雑誌概要
腹腔鏡による手術の進歩は目覚ましく,手術を行う際にはまず「腹腔鏡による手術が可能か否か」が検討される時代となってきている。患者側にとっても,低侵襲で整容性に優れ,術後も早い段階で社会復帰できることから,開腹手術にはない大きなメリットがある。
しかし,モニター画面から得られる情報と自らの手の操作が一連の動きとして一致していなければならないという,腹腔鏡下手術ならではの盲点もあり,必要な技術と知識をきちんと身につけなければいけない。
消化器領域では,大腸において多く行われている腹腔鏡手術であるが,大腸癌において,横行結腸癌,下行結腸癌の手術は難易度が高い。その理由は他部位の大腸と違って解剖の特殊性にある。すなわち膵や脾といった重要臓器に隣接し,複雑な膜・層構造と脈管のバリエーションが挙げられる。
著者は学会発表や後進への指導のため,自ら手術手順のイラストを描いている。術者の目を通して描いたイラストによる,著者のメッセージがダイレクトに読者に伝わる手術書である。
目次
Strategy とTactics とは?
解剖学的要素:横行結腸間膜とその周囲
横行結腸部分切除術
左半結腸切除術