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高山赤十字病院 編
医療現場ですぐに役立つ 外国人患者対応マニュアル
筆頭著者 棚橋 忍 (監修)
その他の著者等 編集:竹中 勝信/英文監修:Jeffrey Huffman
メジカルビュー社
電子版ISBN 978-4-7583-7012-7
電子版発売日 2017年6月26日
ページ数 156
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7583-0963-9
印刷版発行年月 2017年4月
書籍・雑誌概要
年間約30万人の外国人観光客が訪れている高山市の中核病院である高山赤十字病院が培った「外国人患者対応のノウハウ」を余すことなく詰め込んだガイドブック。「受付・看護」「診察」「薬剤」の3項目で構成し,それぞれ「頻出する英会話フレーズ」と「英文資料(問診票,同意書,薬袋など)」を,実例エピソードを交えながら掲載。英文資料はすべてダウンロードが可能で,どの病院でもすぐに使うことができる。これからますます増加していく外国人患者にすばやく対応し,適切な医療を提供するために役立つ1冊。
目次
Prologue はじめに
1 増え続ける外国人観光客,外国人患者
2 診療にも「おもてなし」の心を
Chapter 1 知っておきたい医療保険の知識
1-1 外国人観光客の医療保険はどうなっているか?
国民健康保険法から抜粋
国民健康保険法施行規則から抜粋
1-2 日本の公的健康保険が使えるケース
1-3 日本の公的健康保険が使えないケース
Chapter 2 日本人とはここが違う! 外国人患者さんを診る際の注意点
2-1 患者さんの国の風習や文化,宗教を尊重し,医療行為の際にも配慮する
2-2 入院時には食事にも配慮を
2-3 薬や検査,治療法に対する考え方の違いにも注意
薬剤の確認の難しさ
患者さんに丁寧に説明することの大切さ
検査はメリットとデメリットを明確に
2-4 旅行者特有の事情
診断書について
Chapter 3 院内環境の整備―外国人に対する「バリアフリー化」を進めよう!
3-1 院内マップ,院内表示の多言語化
診療科
検査室
救急,入院
その他
大学
病院
研究機関
3-2 各種説明書類もどんどん多言語化しよう
3-3 日本語以外の言語で対応できる人材を育成しよう
院内スタッフの育成
3-4 備えあれば憂いなし!―リスク回避のための準備と心構え
インフォームド・コンセントは入念に
金銭トラブルの予防線を張る
正当なクレームには誠意をもって対応する
3-5 困ったときに活用できる外部リソースを確保する―言語以外のコミュニケーションスキルも磨こう
医療通訳者の活用と,院内スタッフの育成
Chapter 4 実践! 英語表現(受付・看護編)
4-1 受付,看護の基本ルーティン
受付
待合室
移動
診察室に呼ぶ時
自己紹介など
体温を測る
尿検査
心電図
血液検査
X線検査
化学療法
検査終了
点滴
皮膚の状態を確認する
清拭
入退院手続き
入院生活
会計
最後の挨拶
その他
4-2 救急外来の看護師にはどんなコミュニケーションスキルが必要か
看護師さんにアンケートをとってみたら…
外国人患者さんと意思疎通するために
どんな英会話フレーズが必要?
英会話の勉強会を開催してみたが…
すぐに使える英会話フレーズの実例
Chapter 5 実践! 英語表現(診察編)
5-1 診察の基本ルーティン
最初の挨拶
自己紹介
問診
背景の確認
相づち
身体診察
診断,説明
注射,治療
最後の挨拶
患者さんからの表現
5-2 医療現場でよく使われる英単語
症候,徴候など
病院,入退院など
治療など
書類など
検査など
妊娠・出産など
その他
略語
Chapter 6 実践! 英語表現(薬剤部編)
6-1 薬剤部での基本ルーティン
薬局での会話例
薬局で頻出する英単語
6-2 薬剤部での英語表現
アメリカでの処方箋の書き方
6-3 外国人患者さんが使っている薬の検索方法
ケース1 台湾人の患者さん
ケース2 手術予定のアメリカ人の患者さん