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画像診断+IVRヒヤリ・ハット
筆頭著者 放射線診療安全向上研究会 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28404-7
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 296
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26748-4
印刷版発行年月 2015年2月
書籍・雑誌概要
限られた検査画像から診断を進めざるを得ない画像診断,一瞬の判断ミスが大事に繋がりかねないIVRでは,誰もが一度はヒヤリ・ハット!したことがあるはず.貴重なヒヤリ・ハット症例を満載し,ヒヤリ・ハットへ繋がった問題点・注意点を,会話形式などで親しみやすく解説した.ピンチに陥らない・克服するための,画像診断・IVRに携わる医師必読の一冊.画像診断症例を多数収載した『画像診断ヒヤリ・ハット-記憶に残る画像たち』の姉妹本.
目次
【内容目次】
I 画像診断のヒヤリ・ハット症例
総論 文字と画像を見落とさないために
A 頭・頭頸部
CASE1 転移をきたすほどの肺癌は大きいはずで,進行しているはずだ!
CASE2 脳転移なし.ホント?
CASE3 下垂体腺腫でいいですか?下垂体腺腫でいいでしょう!
CASE4 複視の原因は?
CASE5 不明熱:髄膜炎をrule outしたい
B 肺
CASE1 多発肺炎かと思っていたら……
CASE2 弱り目に,祟り目(ひどいことの上に,もっとひどいことが起きる)
CASE3 敗血症,即ARDS ??
CASE4 ARDS ?と思ったら,もう一捻り
CASE5 「2年前の写真と比べたら陰影の変化がない」ということは陳旧性病変と言ってよいか?
CASE6 肺塞栓症?
C 血管
CASE1 所見は1つじゃない
CASE2 腹痛の超音波検査:どこを見ていますか?
CASE3 絶滅危惧種
CASE4 First Choice
CASE5 手術だけで十分?
D 肝胆膵
CASE1 あらっ!いつの間に?
CASE2 術後経過は良好です.ところで……
CASE3 FDG-PETで集積のない肝腫瘤を見たとき,どんな返事をしますか?
CASE4 胆管癌のスキップリージョン
CASE5 前回と同様!?
E 消化管
CASE1 虫垂を探せ
CASE2 スカウト像も重要
CASE3 腎機能と不明熱
CASE4 鈍的外傷後の腹水?
CASE5 胸腔穿刺,こんなん出ましたけど!?
CASE6 異常なし!
CASE7 下腹部痛の原因は?
CASE8 1つで安心しちゃダメ
CASE9 思い込みは危険
CASE10 造影剤アレルギー!&消化管壁肥厚は分単位
F 腎臓・泌尿器
CASE1 ドレナージで大丈夫?
CASE2 Fine Play !
CASE3 多重癌の経過観察.広範囲CTは要注意!
CASE4 free airと腹水があるけど……
CASE5 突然の腹水増加と急性腎不全
CASE6 まず臨床情報なしで,pureな眼で画像を観察しよう!
CASE7 膀胱バルーンはどこに?
CASE8 整形外科通院中の罠
CASE9 後腹膜の血腫?
G 婦人科
CASE1 卵巣癌の播種再発
CASE2 ホントに卵巣腫瘍?
CASE3 卵巣癌で間違いないよね?
H 小 児
CASE1 繰り返す腹痛の原因は?
CASE2 歩けないのはどこのせい?
I PET
CASE1 病気などしたことありません
CASE2 打撲はかなり前なのに
CASE3 肺メタメタ(原発は?)
J 骨軟部
CASE1 良性?生検結果にご用心
CASE2 腹痛は内臓の痛み!?
CASE3 骨折診断には骨条件?
CASE4 本当に上腕骨原発腫瘍?
CASE5 腸腰筋に注意!
K その他
CASE1 見えますか?
CASE2 力一杯心肺蘇生
CASE3 明らかに見えている!?
CASE4 消えたPTP?3Dにご用心
CASE5 これはアーチファクト?
CASE6 先端はどこ……?
最終診断一覧
II IVRのヒヤリ・ハット症例
総論1 血管系IVRのヒヤリ・ハットの総論
総論2 非血管系IVRのヒヤリ・ハットの総論
A 血管系IVR
CASE1 ガイドワイヤーはJ型かアングル型か?
CASE2 見るべきところ
CASE3 J型ガイドワイヤーでも迷入する
CASE4 低位穿刺してしまった!
CASE5 大腿静脈穿刺:ポッチャリさんは要注意
CASE6 そのルートは本当に大丈夫?
CASE7 先輩から聞いた忘れられない話1:ガイドワイヤーの端は固定せよ!
CASE8 CVカテーテル断裂は予知できた
CASE9 ありそうでない?やっぱりあった胸管破裂
CASE10 ポート抜去術の落とし穴
CASE11 空気塞栓!深呼吸は禁物!
CASE12 遊離端のない断裂カテーテルのつかみ方
CASE13 ポータブル写真のサインを見落とすな!
CASE14 挿入したCV カテーテルの走行は大丈夫?
CASE15 切れるよ!
CASE16 切れるよ!の続き:吸引してみたら?
CASE17 引っついて抜けない!
CASE18 危惧しても,発症してしまった!
CASE19 先輩から聞いた忘れられない話2:巨大肝細胞癌のTACE
CASE20 先輩から聞いた忘れられない話3:TACE後門脈血栓
CASE21 肺動静脈奇形塞栓時の左房へのコイル逸脱
CASE22 指がくっついてしまった!
CASE23 B-RTOの失敗!?
CASE24 B-RTO施行中の後腹膜出血(ワイヤー操作で静脈穿孔?)
CASE25 拡げてないところが痛い!
CASE26 「腹部実質臓器は問題なし」って言っていいの?
CASE27 仮性動脈瘤をパッキングしたのか?
CASE28 出血源は?
CASE29 樹脂ワイヤーの剥離・離脱!:金属製外套針にはご用心
CASE30 塞栓する前には必ず多方向確認を!
CASE31 脊椎腫瘍の動脈塞栓術で注意することは?
CASE32 出血は再び起こる!
CASE33 血性胸水の原因は?
CASE34 ステントグラフトが動いた!
CASE35 血管内のコイルが消化管に逸脱
CASE36 アンラベルしたコイルは見えない?
CASE37 先輩から聞いた忘れられない話4:血流改変でも虚血が起こる
CASE38 拡張し過ぎ!
CASE39 前置胎盤の帝王切開術で内腸骨動脈バルーン閉塞したのにもかかわらず大量出血!
CASE40 フィルターが捕れない
CASE41 フィルターが肺動脈に迷入!
CASE42 肝動注リザーバーカテーテルが逸脱?
CASE43 先輩から聞いた忘れられない話5:肝動注カテーテル留置時に発生した脳梗塞
CASE44 内腸骨動脈とは限らない
B 非血管系IVR
CASE1 PVPであわや大動脈穿刺
CASE2 経皮的椎体形成術:セメント注入時のヒヤリ・ハット!
CASE3 RFA施行.安静解除後……
CASE4 PTCDチューブが逸脱したら……
CASE5 PTCD~内瘻化の経過中に度重なる出血が!
IVRのヒヤリ・ハットポイント集
IVRヒヤリ・ハット症例の検索用手技名と事象
索引
姉妺書「画像診断ヒヤリ・ハット」の最終診断一覧