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特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き 改訂第3 版
筆頭著者 日本呼吸器学会 びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン作成委員会 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-25288-6
電子版発売日 2017年2月13日
ページ数 166
判型 A4変
印刷版ISBN 978-4-524-25707-2
印刷版発行年月 2016年12月
書籍・雑誌概要
日本呼吸器学会びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン作成委員会編集により、特発性間質性肺炎(IIPs)の臨床における診断・治療の指針としてまとめた手引きの改訂版。今改訂では、抗線維化薬ピルフェニドンに関する知見の集積、特発性肺線維症の新規治療薬ニンテダニブの登場、国際的なガイドラインや分類への対応など、最新内容へアップデート。IIPsの疾患概念、臨床像、検査・画像・病理所見、治療法まで網羅した専門医はもちろん一般内科医にとっても一助となる一冊。
目次
【内容目次】
第I章 びまん性肺疾患と特発性間質性肺炎
第II章 診断の進め方
1 臨床像
2 一般検査
1.胸部X線写真
2.高分解能CT(HRCT)
3.血液検査
4.呼吸機能検査,運動耐容能検査,動脈血ガス検査
3 特殊検査
1.気管支肺胞洗浄(BAL)
2.経気管支肺生検(TBLB)
3.外科的肺生検(SLB)
4 間質性肺炎の病理組織総論
1.間質性肺炎総論
2.病理組織学的鑑別診断の要点
5 鑑別診断
1.膠原病および関連疾患
2.過敏性肺炎
3.じん肺
4.薬剤性肺炎
5.慢性および急性好酸球性肺炎
6.感染症
7.サルコイドーシス
8.その他
第III章 IIPs各疾患の概念と診断・治療
A.慢性の線維化をきたす間質性肺炎
1 特発性肺線維症(IPF)
2 非特異性間質性肺炎(NSIP)
3 急性増悪
B.急性または亜急性の間質性肺炎
1 特発性器質化肺炎(COP)
2 急性間質性肺炎(AIP)
C.喫煙関連の間質性肺炎
1 乖離性間質性肺炎(DIP)
2 呼吸細気管支炎を伴う間質性肺疾患(RB-ILD)
D.まれな間質性肺炎
1 リンパ球性間質性肺炎(LIP)
2 pleuroparenchymal fi broelastosis(PPFE)
3 まれな組織学的パターン
4 家族性間質性肺炎
E.分類不能型特発性間質性肺炎
第IV章 管理総論
1 治療の目標と管理
2 日常の生活管理
1.禁煙
2.環境因子
3.微生物因子
4.胃食道逆流
5.日常生活
6.定期的な診察
7.感染予防
8.精神的配慮と福祉
3 薬物療法の目標・評価法
1.ステロイド
2.免疫抑制薬
3.抗線維化薬
4.その他の薬物療法
4 合併症の対策とその管理
1.肺気腫(気腫合併肺線維症)
2.肺癌
3.気胸,縦隔気腫
4.肺高血圧,右心不全
5.感染症
5 在宅酸素療法と呼吸リハビリテーション
1.在宅酸素療法
2.呼吸リハビリテーション
6 肺移植
1.一般的肺移植の適応
2.特発性間質性肺炎(IIPs)における肺移植の適応
3.IPFにおける肺移植の意義
4.脳死肺移植と生体肺移植
第V章 かかりつけ医のための診療アウトライン
1.かかりつけ医のための診療ポイント
2.かかりつけ医のびまん性肺疾患(間質性肺炎)診療のためのフローチャート
3.かかりつけ医が専門医に送る際の判断基準
4.専門医の役割と機能
付録
付1.わが国の特発性間質性肺炎の歴史と臨床診断基準の第四次改訂
付2.厚生労働省特定疾患認定基準
付3.厚生労働省特定疾患認定審査臨床調査個人票
改訂第3版作成作業の経過と委員会の構成
改訂第2版作成作業の経過と委員会の構成
初版作成作業の経過と委員会の構成
索引