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臨床力がアップする! 皮膚免疫アレルギーハンドブック
筆頭著者 戸倉 新樹 (編)
その他の著者等 藤本 学/椛島 健治
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-22505-7
電子版発売日 2018年11月19日
ページ数 394
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-24276-4
印刷版発行年月 2018年11月
書籍・雑誌概要
皮膚アレルギーの分野は、免疫学の進歩により急速に病態の解明が進んでいる。生物学的製剤や免疫チェックポイント阻害薬の臨床使用により、新知見も見いだされるなど、近年の発展は目覚ましく、臨床医にとって免疫学的な知識をアップデートする必要性が高まっている。アレルギーのメカニズムや治療薬の作用機序、最新の知見や動向も解説した、濃く、新しく、実地診療に役立つ一冊。
目次
【内容目次】
第1章 臨床力アップ!のための基礎知識
1.免疫臓器としての皮膚
A.皮膚免疫担当細胞
B.誘導型皮膚関連リンパ組織(iSALT)
C.抗体のはたらきと皮膚での免疫制御
2.T細胞
A.T細胞サブセット
B.制御性T細胞
C.Resident memory T細胞
D.γδT細胞
3.B細胞
A.B細胞サブセット
B.制御性B細胞
4.自然リンパ球
5.角化細胞と自然免疫
6.樹状細胞
7.肥満細胞・好塩基球
8.好中球・好酸球・マクロファージ
9.補体
10.皮膚のマイクロバイオーム
第2章 臨床力アップ!!のための皮膚免疫アレルギーのコア知識
1.接触皮膚炎
A.接触皮膚炎のメカニズム
B.接触皮膚炎の原因物質と特徴
C.Protein contact dermatitis(蛋白質接触皮膚炎)
2.アトピー性皮膚炎
A.アトピー性皮膚炎のメカニズム
B.外因性と内因性アトピー性皮膚炎
C.アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤
D.アトピー性皮膚炎の新規治療薬
3.乾癬
A.乾癬の免疫学的メカニズム
B.乾癬に対する生物学的製剤
C.乾癬の新規治療薬
4.蕁麻疹
A.アレルギー性蕁麻疹
B.コリン性蕁麻疹
C.蕁麻疹の新規治療
5.膠原病
A.膠原病での皮膚病変のメカニズム
B.自己抗体による強皮症の分類
C.自己抗体による皮膚筋炎の分類
6.メラノーマと免疫
A.メラノーマの腫瘍免疫
B.メラノーマに対する免疫チェックポイント阻害薬
C.免疫チェックポイント阻害薬の副作用
7.免疫からみた腫瘍
A.皮膚T細胞性リンパ腫の病型とT細胞サブセット
B.日光角化症とTLR7アゴニスト
C.Merkel細胞がんと免疫療法
8.自己免疫性水疱症
A.天疱瘡
B.類天疱瘡・その他の水疱症
9.薬疹
A.Stevens-Johnson症候群,中毒性表皮壊死症
B.薬剤誘発性過敏症症候群(DIHS)
10.自己炎症性疾患
A.自己炎症性疾患のメカニズム
B.自己炎症性疾患の治療
11.円形脱毛症
A.円形脱毛症のメカニズム
B.円形脱毛症の新規治療薬
12.尋常性白斑
A.尋常性白斑のメカニズム
B.尋常性白斑の新規治療薬
13.発汗と皮膚疾患
14.移植片対宿主病(GVHD)
15.金属アレルギー
16.光アレルギー
17.HIV-1,HTLV-1と伝播様式
18.IgG4関連皮膚疾患
19.抗体医薬のまとめ
索引