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入門腫瘍内科学 改訂第3版
筆頭著者 日本臨床腫瘍学会 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-22948-2
電子版発売日 2020年8月10日
ページ数 360
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-22542-2
印刷版発行年月 2020年7月
書籍・雑誌概要
日本臨床腫瘍学会編集による医学部生を主対象とした、臨床腫瘍学の入門書の改訂第3版。各項の冒頭には内容の要旨がわかる「summary」、項目末には「この項のキーポイント」を掲載し、理解しやすい構成となっている。近年の本領域の診療におけるめざましい進歩を反映しつつ、基礎的な内容から診断・治療の総論、疾患各論までが網羅されており、医学部生に必要な臨床腫瘍学の知識が、わかりやすくまとめられている。
目次
【内容目次】
I 総論
1 日本のがん医療の現状と疫学
1. 日本のがん医療と腫瘍内科学
2. がんの疫学
3. がんの予防と早期発見:検診,スクリーニング
4. わが国のがん対策の動向
5. 遺伝性腫瘍と遺伝カウンセリング
2 腫瘍とは
1. がんの病理学
A 発生母地
B 悪性度,分化度,異型性
C 浸潤と転移,微小環境
2. がんの分子細胞生物学
A シグナル伝達
B 細胞周期
C 細胞死
D エピジェネティック変化
3. がんと免疫
3 がんの発生(病因)とその特徴
1. 遺伝的要因と外的因子
2. 遺伝子の変化と多段階発がん
4 がん診断
1. がん診断のアプローチ・考え方
2. がんにかかわる主要症候(がんの症候学)
3. 腫瘍病理学(実践的な病院病理として)
4. 病期決定
5. 画像診断
6. 内視鏡診断
A 消化管内視鏡検査
B 気管支鏡検査
7. がんの分子診断
A 腫瘍マーカー
B 遺伝子・染色体診断
C 予後因子,治療効果予測因子としてのバイオマーカー
D がんゲノム医療
5 がんの治療
1. がん治療の考え方
2. 外科療法
3. 内視鏡治療
4. 放射線療法
5. IVR
6. がん薬物療法
A 殺細胞性抗がん薬
B 分子標的薬
C 免疫チェックポイント阻害薬
D 内分泌療法
7. 集学的治療
8. がんサポーティブケア(支持医療)
9. チーム医療とリスクマネジメント
10. がん緩和医療とサバイバーシップ
11. 告知,倫理,インフォームド・コンセント,セカンドオピニオン
12. がん医療におけるコミュニケーション
13. がんの臨床試験
14. がんの診療ガイドライン
15. がん診療におけるEBM の実践
II 各論
1 消化管
1. 食道がん
2. 胃がん
3. 大腸がん
4. 消化管間質腫瘍(GIST)
2 肝・胆・膵
1. 原発性肝がん
2. 胆道がん
3. 膵がん
3 肺がん
1. 非小細胞肺がん
2. 神経内分泌腫瘍(SCLC,LCNEC,AC/TC)
4 中皮腫(胸膜,腹膜など)
5 縦隔腫瘍
6 乳がん
7 頭頸部がん
8 婦人科
1. 子宮がん
2. 卵巣がん,卵管がん,腹膜がん
9 泌尿器
1. 腎細胞がん
2. 尿路上皮がん
3. 前立腺がん
10 原発不明がん
11 胚細胞腫瘍
12 その他
1. 骨軟部腫瘍
2. 悪性黒色腫,非黒色腫皮膚がん
3. 中枢神経腫瘍
4. 神経内分泌腫瘍
5. 小児がん,思春期がん
13 造血器
1. 白血病
A 急性骨髄性白血病
B 急性リンパ性白血病
C 慢性骨髄性白血病
D 慢性リンパ性白血病
2. 骨髄異形成症候群
3. 骨髄増殖性腫瘍
4. 悪性リンパ腫
A ホジキンリンパ腫
B 非ホジキンリンパ腫
5. 多発性骨髄腫
14 腫瘍随伴症候群
1. 内分泌症候群
2. 血液学的随伴症候群
3. 神経学的腫瘍随伴症候群,皮膚筋炎症候群
15 Oncology emergency
1. 心血管系
2. 骨転移(脊髄圧迫)
3. 呼吸器系
4. 腔閉塞,瘻孔形成
5. 中枢神経系(がん性髄膜炎を含む)
6. 感染症
7. 腫瘍溶解症候群
8. 免疫関連有害事象(irAE)
16 転移がん
1. 悪性胸水,悪性腹水
2. 転移性骨腫瘍
主な略語一覧表
薬剤名一覧表
索引