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入門組織学 改訂第2版

入門組織学 改訂第2版
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筆頭著者 牛木 辰男 (著)

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-27355-3

電子版発売日 2025年2月10日

ページ数 400

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-21617-8

印刷版発行年月 2025年1月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524216178

書籍・雑誌概要

初版から20年以上、医学部・コメディカル学生に採用、支持されている初学者向け組織学の教科書。定評のある美しい図版とわかりやすい文章で解説する編集方針を踏襲し、この間の学問領域の進展による新しい知見を盛り込む改訂を行った。また巻末に標本作製法と顕微鏡についての章を設け、より深い知識を得られる充実した一冊となっている。

目次

【内容目次】
第1章 細胞学と組織学
第2章 細胞
1 細胞の構造
 A.細胞膜
 B.細胞小器官
  1.ミトコンドリア
  2.リボゾーム
  3.小胞体
  4.ゴルジ装置
  5.ライソゾーム(リソゾーム)
  6.ペルオキシゾーム
  7.細胞内の線維成分─細胞骨格
 C.核
2 細胞の活動
 A.取り込み─食作用と飲作用─
 B.分泌活動
 C.運動
3 細胞の一生
 A.細胞の分裂
  1.体細胞にみられる有糸分裂
  2.減数分裂
 B.細胞の寿命
 C.細胞死
第3章 上皮組織
1 上皮組織の一般的な特徴
  1.細胞間の接着装置
  2.基底膜
  3.細胞頂上部の特殊な構造
2 上皮組織の分類
  1.扁平上皮
  2.円柱上皮
  3.移行上皮
3 腺
 A.外分泌腺の一般構造
  1.終末部の構造
  2.腺細胞の構造
  3.分泌の様式
 B.内分泌腺の一般構造
第4章 支持組織
1 結合組織
 A.結合組織の構成要素
  1.細胞要素
  2.細胞間質
 B.結合組織の種類
  1.線維性結合組織
  2.脂肪組織
  3.弾性組織
  4.細網組織
  5.膠様組織
2 軟骨組織
  1.ガラス軟骨
  2.線維軟骨
  3.弾性軟骨
3 骨組織
 A.器官としての骨の構造
  1.緻密骨の構造
  2.海綿骨の構造
 B.骨組織の微細構造
  1.骨細胞と骨基質
  2.骨芽細胞
  3.破骨細胞
 C.骨の改築
 D.骨の発生
  1.膜性骨化
  2.軟骨性骨化
第5章 筋組織
1 骨格筋組織
 A.骨格筋線維の構造
 B.器官としての骨格筋の構造
 C.骨格筋の神経支配
2 心筋組織
 A.心筋線維の構造
3 平滑筋組織
 A.平滑筋線維の構造
第6章 神経組織
1 神経細胞
 A.神経細胞の分類
 B.神経細胞の構造
2 神経線維の構造
 A.有髄神経線維
 B.無髄神経線維
 C.末梢の神経線維の生理学的な分類
3 シナプス
4 中枢神経系の支持細胞─神経膠細胞
  1.星状膠細胞(アストログリア)
  2.希突起膠細胞(オリゴデンドログリア)
  3.小膠細胞(ミクログリア)
  4.上衣細胞
5 末梢神経系の支持細胞
  1.外套細胞
  2.シュワン細胞
6 末梢神経の構造
7 末梢神経の終末装置
  1.遠心性神経終末
  2.求心性神経終末
8 神経の変性と再生
第7章 脈管系
1 血管
  1.動脈
  2.毛細血管
  3.静脈
  4.動脈と静脈の吻合
2 心臓
 A.心臓の壁の構造
  1.心内膜
  2.心筋層
  3.心外膜
 B.刺激伝導系─特殊な心筋組織
  1.洞房結節(キース-フラックの結節)
  2.房室結節(田原の結節)
  3.ヒス束とプルキンエ線維
 C.心膜
3 リンパ管系
第8章 血液と骨髄
1 血液
 A.赤血球
 B.白血球
  1.好中球
  2.好酸球
  3.好塩基球
  4.リンパ球
  5.単球
 C.血小板
 D.血漿
2 骨髄
 A.赤血球の生成
 B.果粒白血球の生成
 C.血小板の形成
 D.リンパ球の形成
 E.単球の形成
第9章 リンパ性器官
1 中枢リンパ性器官
 A.胸腺
2 末梢リンパ性器官
 A.リンパ節
 B.扁桃
 C.脾臓
  1.脾臓の血管系
第10章 消化器系
1 消化管の一般的な構造
2 口腔
 A.口唇
 B.舌
 C.唾液腺
  1.耳下腺
  2.顎下腺
  3.舌下腺
3 歯と歯周組織
 A.象牙質
 B.エナメル質
 C.セメント質
 D.歯の発生
4 咽頭
5 食道
6 胃
 A.胃の粘膜
  1.胃底腺
  2.幽門腺
  3.噴門腺
 B.胃の筋層と漿膜
7 小腸
 A.粘膜
  1.腸絨毛
  2.腸陰窩または腸腺
  3.リンパ小節
  4.粘膜下組織と十二指腸腺
 B.筋層と漿膜
 C.小腸からの栄養の吸収
8 大腸
 A.粘膜
 B.筋層
 C.漿膜
 D.虫垂
 E.直腸と肛門の移行部
9 肝臓と胆路
 A.肝小葉
 B.洞様毛細血管とディッセ腔
 C.肝細胞とその機能
  1.代謝機能
  2.胆汁の分泌
  3.解毒機能
 D.胆道系と胆嚢
10 膵臓
 A.外分泌部
  1.腺房と腺房細胞
  2.介在部と導管
  3.膵外分泌の調節
 B.ランゲルハンス島
第11章 呼吸器系
1 鼻腔と副鼻腔
2 咽頭
3 喉頭
4 気管と主気管支
5 肺
 A.葉気管支から区域気管支の枝まで
 B.細気管支とその枝
 C.肺胞の構造
 D.肺の血管系
第12章 泌尿器系
第13章 男性生殖器
1 腎臓
 A.腎小体
 B.尿細管
  1.近位尿細管
  2.中間尿細管とヘンレのループ
  3.遠位尿細管
 C.集合管
 D.糸球体傍装置
 E.腎臓の血管系
2 腎杯、腎盤、尿管、膀胱
 A.尿管
 B.膀胱
3 尿道
1 精巣
 A.曲精細管
  1.セルトリ細胞
  2.精子発生細胞と精子発生
  3.精子形成
  4.精子とその構造
  5.精上皮の周期的変化
 B.間質とライディッヒ細胞
2 精巣上体と精管
 A.精巣上体
 B.精管
3 付属性腺と精液
 A.精嚢
 B.前立腺
 C.尿道球腺
 D.精液
4 陰茎
第14章 女性生殖器
1 卵巣
 A.卵胞とその発育
 B.排卵と卵子の成熟
 C.黄体
  1.月経黄体
  2.妊娠黄体
 D.卵胞の閉鎖
 E.卵巣の周期的変化
2 卵管
 A.卵管の構造
 B.卵子の輸送
3 子宮
 A.子宮体の構造
 B.月経と子宮内膜の周期的変化
  1.増殖期
  2.分泌期
  3.月経期
 C.子宮頚の構造
4 腟
5 外陰部
6 胎盤
 A.絨毛の構造
 B.脱落膜の構造
第15章 内分泌系
1 内分泌腺の一般的な構造
 A.ペプチド-アミン分泌系
 B.ステロイド分泌系
2 下垂体
 A.腺性下垂体
  1.前葉ホルモンと前葉細胞
  2.下垂体門脈系と調節ホルモン
 B.神経性下垂体
3 松果体
4 甲状腺
 A.濾胞上皮細胞と甲状腺ホルモン
 B.傍濾胞細胞とカルシトニン
5 上皮小体(副甲状腺)
6 副腎
 A.副腎皮質
 B.副腎髄質
7 消化管の内分泌と胃腸膵内分泌系
  1.EC細胞
  2.ガストリン分泌細胞(G細胞)
  3.ソマトスタチン分泌細胞(D細胞)
  4.セクレチン分泌細胞(S細胞)
  5.コレシストキニン-パンクレオザイミン(CCK-PZ)分泌細胞
第16章 皮膚
1 表皮
 A.表皮の一般的な構造
  1.基底層
  2.有棘層
  3.果粒層
  4.淡明層
  5.角質層
 B.表皮を構成する細胞
  1.ケラチノサイト
  2.メラノサイト
  3.ランゲルハンス細胞
  4.メルケル細胞
2 真皮
3 皮下組織
4 角質器─毛と爪
 A.毛
  1.毛の構造
  2.毛包の構造
  3.毛の成長と生えかわり
  4.毛の付属器官
 B.爪
5 皮膚腺
 A.脂腺(皮脂腺)
 B.汗腺
  1.エックリン汗腺
  2.アポクリン汗腺
 C.乳腺
6 皮膚の知覚装置
 A.マイスナーの触覚小体
 B.ファーター-パチニの層板小体
 C.メルケル細胞
 D.毛の柵状神経終末
第17章 感覚器系
1 視覚器
 A.眼球とその壁
  1.眼球線維膜
  2.眼球血管膜
  3.眼球内膜(網膜)〈網膜視部の特殊な部位〉
 B.眼球の内容物
  1.眼房水
  2.水晶体
  3.硝子体
 C.眼球の付属器
  1.眼瞼と結膜
  2.涙器
2 平衡聴覚器
 A.外耳
 B.中耳
  1.鼓膜
  2.鼓室
  3.耳管
 C.内耳
  1.前庭と卵形嚢・球形嚢
  2.骨半規管と半規管
  3.蝸牛と蝸牛管
 D.音の伝達と感受のまとめ
3 味覚器
4 嗅覚器

付1 光学顕微鏡のための組織標本の作り方
1 一般染色標本
  1.固定
  2.薄切
  3.染色
  4.永久標本と封入
2 組織化学と免疫組織化学
  1.組織化学
  2.免疫組織化学
3 in situハイブリダイゼーション法
付2 組織学に利用される顕微鏡の種類と特徴
1 光学顕微鏡
  1.試料とレンズの位置による分類
  2.照明法や光学系の違いによる分類
2 共焦点レーザー顕微鏡
3 電子顕微鏡
索引