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グローバル感染症マニュアル 改訂第2版
筆頭著者 国立国際医療研究センター国際感染症センター (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-27051-4
電子版発売日 2024年12月16日
ページ数 324
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-20445-8
印刷版発行年月 2024年12月
書籍・雑誌概要
輸入感染症や新興・再興感染症などのグローバル感染症について,診断・治療はもちろん渡航予定者への対応など臨床現場で必要な情報を,DCCが総力を挙げてまとめた好評書の改訂版.Mpoxをはじめ新たに課題となっている感染症への対応に加え,「予防」「院内感染対策」の内容を充実させた.直感的に把握しやすいよう,症候・感染症ごとの診療フローチャートや流行地のマップも掲載.国際的な人流が増加する現在,すべての臨床医にとって必携の書となっている.
目次
【内容目次】
グローバル感染症流行地・リスク地マップ集
Ⅰ章 グローバル感染症診療の実践
A 総論:グローバル感染症診療について留意する点
B 発熱
1 発熱患者へのアプローチ
2 マラリア
3 デング熱
4 チクングニア熱・ジカウイルス感染症
5 腸チフス・パラチフス
6 レプトスピラ症
7 リケッチア症
8 ライム病とその他のダニ媒介性感染症
9 急性肝炎(A型肝炎,E型肝炎)
10 Q熱・バルトネラ症・ブルセラ症
11 鼻疽および類鼻疽
DTMHで学べること
C 下痢
1 下痢症へのアプローチ
2 急性下痢症
3 慢性下痢症
4 赤痢アメーバ
D 皮疹
1 皮疹・発熱のある患者へのアプローチ
2 エムポックス
3 代表的な熱帯皮膚感染症
E 呼吸器症状
1 呼吸器症状へのアプローチ
2 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
3 中東呼吸器症候群(MERS)
F 好酸球増多症
1 好酸球増多症へのアプローチ
2 住血吸虫症
3 その他の主な寄生虫感染症①(吸虫・線虫)
4 その他の主な寄生虫感染症②(条虫)
G 性感染症(STI)
H 動物咬傷
1 動物咬傷のマネージメント
2 破傷風
3 狂犬病(曝露後予防を含む)
I 特殊な感染症
1 ウイルス性出血熱
2 渡航者の真菌感染症
3 その他のまれな輸入原虫感染症(トリパノソーマ症,リーシュマニア症など)
教授のぼやき
J 医療機関における海外からの薬剤耐性菌の持ち込み対策
数理モデルとは何か?
Ⅱ章 トラベルクリニックマニュアル
A 基本的な考え方
B 渡航先別の予防・対策
1 東南アジア・東アジア(中国,台湾,韓国など)
2 南アジア
3 中東
4 アフリカ
5 ヨーロッパ
6 パシフィックアイランズ(オセアニア)
7 ラテンアメリカ
C 相談の多い有名な渡航地・観光地
1 南アメリカ
1-1 ペルー・ボリビア
1-2 ブラジル
2 アフリカ
2-1 サファリ(ケニア,タンザニア)
2-2 キリマンジャロ
2-3 南部アフリカ
3 東南アジア
4 北インド(デリー,アグラ,バラナシ,コルカタ)
D 渡航者へのワクチン接種
1 渡航者へのワクチン接種概論
2 未承認ワクチンについて
3 小児への渡航前ワクチン接種
4 アナフィラキシーへの対応
国境なき医師団に参加してみた
E 各種ワクチンを押さえる
1 国際保健規則によって定められるワクチン(黄熱ワクチン)
2 予防接種法によって定められる(定期接種)ワクチン
2-1 破傷風トキソイド(ジフテリア,百日咳を含む)
2-2 ポリオワクチン
2-3 日本脳炎ワクチン
2-4 麻疹,ムンブス,風疹,水痘ワクチン
3 その他のワクチン(任意接種ワクチン)
3-1 A型肝炎ワクチン
3-2 B型肝炎ワクチン
3-3 狂犬病ワクチン
3-4 髄膜炎菌ワクチン
3-5 腸チフスワクチン
非処方抗菌薬とAMR
F 渡航前健康診断
G マラリア予防内服
H 防蚊対策
青年海外協力隊いってきました
I 高山病の予防・対処
International SOSと青年海外協力隊における経験
J 旅行者下痢症の対策
K 妊婦・授乳婦の渡航
IDES(感染症危機管理専門家養成プログラム)の経験から
Ⅲ章 グローバル感染症診療に役立つ!情報のまとめ
A 移民・難民に対する診療
B 海外からの転送・受け入れ
C 迅速診断検査の使い方
Gaviってなに?
D 感染症法・IHR届出疾患のまとめ
WHO協力センターの取り組み
E 渡航地域ごとの推奨トラベラーズワクチンのまとめ
F 関連する資格について
G 役立つウェブサイトのまとめ
熱帯病治療薬研究班
H 特殊な感染症が疑われる場合の検査機関一覧
臨床現場でのFETP-Jの活かし方
索引