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現場から伝える呼吸機能検査のコツ 基本のスパイロメトリーから精密検査まで

現場から伝える呼吸機能検査のコツ 基本のスパイロメトリーから精密検査まで
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筆頭著者 田坂 定智 横場 正典 (編)

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98570-7

電子版発売日 2025年3月3日

ページ数 184

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-525-21391-6

印刷版発行年月 2025年1月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525213916

書籍・雑誌概要

呼吸機能検査(スパイロメトリー)は,すべての医療従事者にとって基本の検査でありながら,苦手意識を持つ人がとても多い.用語の難解さや数式の多さがその一因ではあるが,それに加えて「患者の協力なしにはできない検査」だからでもある.検査が上手くいかなかったとき,患者には何と言ってあげるべきなのだろう? そのような現場の疑問に対する答えが,学会等が発行するガイドラインや教科書には書かれてこなかった.現場の視点で書かれた本書は,実際に検査し,患者に接する検査技師,看護師の悩みを解決してくれるだろう.

目次

0章 総論(塩田智美)
 1. 呼吸機能検査の意義
 2. 用語の定義/記号
 3. 呼吸機能検査の全体図
Column SpO2の正しい表記

1章 スパイロメトリー:検査の流れ(濱田恭)
 1. スパイロメトリーとは
 2. 検査前の準備
 3. 検査中
 4. 検査後

2章 肺気量分画(松岡志保,田邊晃子,山澤稚子)
 1. 肺気量分画とは
 2. 検査方法

3章 努力肺活量(田坂定智)
 1. はじめに
 2. 検査で得られる数値と意味するもの
 3. 検査開始前の準備と精度管理
 4. 検査方法
 5. 測定準備
 6. 基本的な手技
 7. 妥当性の確認
 8. 再現性の確認と結果の選択

4章 肺拡散能(佐藤理子,木村孔一)
 1. 肺拡散能とは
 2. DLCOとD’LCO
 3. 臨床における肺拡散能検査の意義
 4. 検査方法

5章 その他の検査
 1. 喘息の検査
  1)気管支拡張薬反応性検査(気道可逆性検査)(関谷潔史)
  2)気道過敏性検査(標準法,アストグラフ法)(関谷潔史)
  3)FENO検査(糸賀正道,田坂定智)
  4)呼吸抵抗(Rrs)(オシロメトリー法)(黒澤一)
  5)呼吸中枢機能検査(塩田智美)
 2. 心肺運動負荷試験(CPET)(古川雄一郎,浅井一久)
 3. 終夜睡眠検査(簡易検査,ポリソムノグラフィー)(塩田智美)

6章 呼吸機能検査によってわかる疾患
 1. COPD(小荒井晃)
 2. 気管支喘息(横場正典)
 3. 閉塞性細気管支炎(田坂定智)
 4. 特発性肺線維症(IPF)(横場正典)
 5. 肺高血圧症(笠原靖紀)
 6. 睡眠時無呼吸症候群(塩田智美)
 7. 神経筋疾患(田坂定智)

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