書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
薬局 Vol.75 No.6
腸内細菌となかよく
生きて腸までとどく薬学管理
南山堂
電子版ISBN
電子版発売日 2024年5月7日
ページ数 160
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-525-94004-1
印刷版発行年月 2024年5月
書籍・雑誌概要
腸内細菌となかよく
生きて腸までとどく薬学管理 整腸薬やプロバイオティクス食品の普及により,今や腸内細菌は一般の人々にとっても身近な存在です.整腸薬の使用だけでなく,食事指導や患者さんからのプロバイオティクスについての質問,薬剤との相互作用など,薬剤師に腸内細菌の知識を求められる場面は意外と多いのではないでしょうか.本特集では,それらの場面ですぐに活かせる実践的な知識と,あわせて腸内細菌について深く理解するために必要となる基礎知識から最新知見までを両輪として構成しました.腸内細菌を通じて患者さんの健康を支えるきっかけの一冊となれば幸いです.
目次
特集
腸内細菌となかよく
生きて腸までとどく薬学管理
■特集にあたって(金 倫基)
■薬剤業務に生きてはたらく! 腸内細菌Q&A
・腸内細菌とヒトとのかかわり篇(野本 康二)
・プロバイオティクス・プレバイオティクスのしくみ篇(伊藤 雅洋 ほか)
・整腸薬の使いかた篇(児島 悠史)
・食品・食事のすすめ篇(井上 亮 ほか)
■腸内細菌の生態,人体とのかかわりを探る!
・腸内細菌の暮らしをひもとく(小田巻 俊孝)
・腸内細菌の代謝産物のはたらき(池田 貴子 ほか)
・腸内細菌の免疫系へのかかわり(杉原 康平 ほか)
・腸内細菌の影響を受けるくすり ─腸内細菌と「くすりのかたち」の関係─(浅井 考介 ほか)
・コラム 免疫チェックポイント阻害薬と腸内細菌(倉増 敦朗 ほか)
・皮膚常在細菌叢のはなし(松岡 悠美)
・口腔常在細菌叢のはなし(多田 浩之)
■腸内細菌叢のバランスが変化するとき,くすりと治療
・腸内細菌叢に最も影響を与えるのはくすりです,影響度の高いくすりとは?(永田 尚義)
・薬剤師のためのClostridioides difficile感染症(CDI)のはなし(森永 芳智)
・腸内細菌と経腸・静脈栄養 ─救急・集中治療領域における腸内細菌叢と腸管内治療─(清水 健太郎)
■腸内細菌の知識を活かして,患者の健康を支える!
・整腸薬・プロバイオティクス食品を活用する(藤戸 淳夫)
・腸内環境を整える食事のはなし(金 倫基)
・腸内細菌叢検査のこれから(黒川 李奈 ほか)
シリーズ
■ガチではじめる マジでわかる 経口抗がん薬
ゼローダ(カペシタビン)のピリピリ感
(郷 真貴子)
■えびさんぽ
プロバイオティクスには,どのような効果が期待できますか?
(青島 周一)
■医薬品適正使用・育薬フラッシュニュース
・緑茶でラロキシフェンの⾎中濃度が低下
・薬局での運動の声かけでフレイル予防の可能性
(佐藤 宏樹 澤田 康文)
■飲み合わせ研究所 子どもの服薬Tips
〈第17回〉オラペネム小児用細粒10%
(小嶋 純 米子 真記)
■ぐっとよくなる! 漢方処方 快訣ビフォーアフター
〈第5回〉めまい・冷えに対する処方の使い分け
「実証」・「虚証」を生薬ベースで理解する
(津田 篤太郎)
■Gebaita?! 薬剤師の語ログ
〈第29回〉オンラインでの退院時共同指導
(中嶋 亜紀)
■現場で働く薬剤師のための 臨床薬学研究のオモテ・ウラ
〈第29回〉ベテラン薬剤師が研究を始めるためのオモテ・ウラ
(大井 一弥)
■薬剤師力の型 新たな思考と行動プランを手に入れろ!
〈弐拾玖ノ型〉高齢化により増加するcommon disease 心房細動を管理できる薬剤師を目指せ!
(相川 祐貴)