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薬局 Vol.75 No.11
西洋医学×東洋医学
解剖生理で学ぶ くすりの効きどころ
南山堂
電子版ISBN
電子版発売日 2024年9月30日
ページ数 272
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-525-94013-3
印刷版発行年月 2024年9月
書籍・雑誌概要
西洋医学×東洋医学
解剖生理で学ぶ くすりの効きどころ 漢方薬は身近にさまざまな診療科で処方され,西洋薬とあわせて処方される場合も少なくありません.しかし漢方薬は西洋薬と比べて,基礎薬学的な解説に馴染みがなく,作用のしくみを理解するのが難しいという印象をもっている方も多いのではないでしょうか.くすりの効果は,もともと身体が持ち合わせている生理的な作用に基づき,各病態で過剰になっているはたらきや不足しているはたらきを,抑えたり補ったりすることで発揮されています.そのコンセプトは,西洋医学でも東洋医学でも基本的には同じはずです.つまり,漢方薬でも西洋薬でも,キホンとなる解剖生理・病態生理や生命活動のとらえかたの概要をつかめば,くすりの利きどころ(標的,効果,副作用)が見えてくるということです.また,解剖生理・病態生理からくすりの作用を捉えることは,医療者がくすりの作用を具体的にイメージし,それを患者さんに伝えやすくなることにもつながるはずです.そこで本書では,西洋医学と東洋医学における身体の各部位の機能を,薬物療法と絡めてやさしくおさらいします.図やイラストも豊富で,解剖生理とくすりの作用を簡潔に理解できる内容となっています.西洋医学と東洋医学の垣根を越えて,より深く患者さんの薬物療法を支える一助となれば幸いです.
目次
第1部
くすりの効きどころがわかる
西洋医学の解剖・生理のとらえかた
(①〜⑩:松村讓兒)
①中枢神経系
②末梢神経系,自律神経系
③運動器(主に筋肉・骨)
④循環器
⑤消化器
⑥代謝系
⑦呼吸器
⑧腎・泌尿器
⑨内分泌系
⑩免疫系
第2部
くすりの効きどころがわかる
東洋医学の五臓・生命活動のとらえかた
(①〜④:千福貞博/⑤〜⑪:八幡曉直)
①弁証総論 漢方医学での病態生理のとらえかた
②八綱弁証
③六経弁証
④気血津液弁証
⑤臓腑弁証:総論
⑥臓腑弁証:肝
⑦臓腑弁証:心
⑧臓腑弁証:脾
⑨臓腑弁証:肺
⑩臓腑弁証:腎
⑪臓腑弁証 付録:「心包」と「三焦」