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治療 Vol.105 No.12
看取りについて考える
南山堂
電子版ISBN
電子版発売日 2023年12月1日
ページ数 120
判型 B5
印刷版ISSN 0022-5207
印刷版発行年月 2023年12月
書籍・雑誌概要
看取りについて考える 看取りという言葉を聞いたとき,苦手意識をもっている方も多いのではないでしょうか.終末期にどんなケアをしたらよいか,家族にどんな説明をするのか,患者や家族の苦しみにどう向き合うか,自分自身の精神的な負担も忘れてはいけません.本特集では,終末期の医療的な対応をまとめたほか,医療者としての死とのかかわり方について死生学のスペシャリストが解説しています.普段学べない内容盛りだくさんとなっており,あなたの心構えも変わるかもしれません.
目次
■看取りのための臨床スキル
終末期の患者にかかわる際の考え方(宇井睦人)
終末期の輸液管理,薬物療法のコツ(引野雅子)
在宅看取りの際に重視すべきポイント(石川美緒)
■意思決定について考える
ACP について(舛森 悠,川口篤也)
「意思決定支援」の手前で(足立大樹)
■看取りの諸相
看取りを考えた先の考えない看取り(名郷直樹)
看取りを現象学から考える(孫 大輔)
生き方をつかむ ─関係のなかで変わる生の在り様─(上田仁美)
■死生学の視点から
死生学とスピリチュアリティ(島薗 進)
良い死とは何か ─段階理論からスクリプト理論へ─(堀江宗正)
医療面接を超えて ─一人として話を聴く─(葛西賢太)
部屋の中の象? ─看取りの場における医療者の悲嘆─(鷹田佳典)
■死生学の実践
臨床宗教師として看取りにかかわる(井川裕覚)
医療機関で行うグリーフケアの実践(細田 亮)
「死」と「喪失」を共に受けとめ,助け合うコミュニティをつくる(竹之内裕文)
■連載
1問1答! 在宅報酬必須知識(11)
訪問看護指示と指示日(永井康徳)
えびさんぽ(24)
ランドマークスタディで振り返る2023年(青島周一)
─ ランドマークスタディと路地裏エビデンス
─ 臨床での使い方
総合診療 POEMs ─診療で使える! 旬なオススメ文献─(15)
状態が良好であるうつ病患者に対して抗うつ薬の継続は必要?(山下真稔,西村正大)
疲れた消化器をサポートする漢方処方プロセス(4)
胃腸炎(谷川聖明)